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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:四季のつれづれ
セリ(芹)、ナズナ(薺)、ゴギョウ(御形)、ハコベラ(繁縷)、ホトケノザ(仏の座)、スズナ(菘)、スズシロ(蘿蔔)、春の七草。
子どもの頃、母が歌うようにそう教えてくれたのを思い出します。 詠み人知らずの古歌では最後が「…これぞ七種」で終わりますが(『河海抄』、1362年)、母はただ伝え聞いて覚えていただけと思います。 方言で解釈をつける母の歌は、優雅でもなんでもありませんでした。 実家では七草粥の習慣はありませんでした。 私の両親は戦争中に子供時代を過ごしたので、お粥や雑炊を嫌っていました。病気の時でも滅多にお粥を食べることはありませんでした。ましてや正月気分の残るうちにお粥なんて。 しかも1月7日に誕生日を迎える家族がいるので、その日は肉料理とバースデーケーキが定番でした。 私はお粥、お雑炊は大好きです。 バンクーバーでは「七草セット」は買えないので、手に入る3種類で「三草粥」です。 スズナはカブ、スズシロは大根、セリは買えないのですが、三つ葉はセリ科だから勝手に代用しました。 ほんのちょっと塩味をつけて...。 「七草セット」がフリーズドライで手に入ればいいのだけれど。
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最終更新日
2012.01.09 06:21:15
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