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ママのCity Hall日記

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是々非々 リカーマン1号さん

2013.01.24
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テーマ:海外生活(7774)
 子どもを育てるということは、子供時代を再体験することだと常々思っています。

 遊園地に行ったり、スケートですっ転んだりという中年女の日常にはもはやないことを子どもといっしょに再体験するばかりではなく、子どもが何か「しまった」という失敗をやらかした時や、無理がある言い訳を捏ねくり回している時、デジャブというか、懐かしい思いに駆られて怒るのに一瞬ひるんでしまうことがあります。

 楽しいことを再体験するのもいいけれど、娘の失敗を私自身が再体験するのもけっこう好きです。
 もちろん実際の修羅場では怒ったり嘆いたりなのですが、夜、娘を寝かしつけてからひとり寝酒でも呑んでいると、つい笑ってしまいます。

 私の子供時代は、まあ、当時としてはいたって普通なのですが、3人姉妹の真ん中という立ち位置にいたので何かと屈託はありました。自立心旺盛だったし、あまりかまわれない子供だったのです。
 子供時代に親からあまり手を掛けてもらえなかったことについて不満は多くありますが、それを癒していくのは自分が娘にどう対応するのかにかかっていると思います。

 もちろん、子どもの思う通りの対応は親としてできない場合もあります。子どもの要求を100%聞くという意味ではありません。

 私たちの子供時代、子供は昨今ほど親にも社会にも大切にされる存在ではありませんでした。
 親に無視されたり、小さな不満を取り上げてもらえなかったり、八つ当たりされたり、子供心に感じた不満や理不尽さ・無力感などのネガティブな思いを、自分が自身の子どもにどう接するかで自分自身が癒されていくように思うのです。

 子供時代の親との関係がトラウマになり、子を持ちたくないという人の話もたくさん聞きますが、私のように親を反面教師として自分を癒していくという話もまたたくさん聞きます。
 子供時代の傷の浅さ深さもそれぞれ違いますから、どちらが正しいとも言いようがないです。

 もちろん、私の両親も含め、たいていの親たちは子どもに良かれと思うことをするわけですが、それが子どものニーズと合わないわけです。私とて自分が癒されても、現代の子どもにはまったくためにならないことをしているかもしれないです。
 結局、親が恨まれるのはいつの時代もあまり変わらないのかもしれませんが、娘も将来自分の子どもを持ち、癒されたり納得したりするのでしょう。それを繰り返すのが、愚かな人間の定めなのかもしれないです。

 娘が育ってきて、最近の私はティーンエイジャーをもう一度やり直しています。

 ティーンエイジャーの生活は、けっこう楽しいです。
 週末は門限までに帰って来なかったり、お小遣いを使いすぎてランチ代で化粧品を買ったりするの怒ったり、罰を与えたりするのですが、怒るに怒れなくて自分を叱咤激励しながら叱るようなこともあります。

 娘が怪我をしたのですが、それが剃刀の怪我です。
 いつの間にか脚の無駄毛などを手入れするようになっていたのですが、安全なはずのT字カミソリを使っていたのに、なぜかバランスを崩して転んでしまい、カミソリの刃の上に着地して踵の皮を深くえぐってしまったのです。

 娘がカミソリを使い始めた時にも、そういえば立ったまま剃らずにバスタブに座ってカミソリを使うようにというようなことも注意しなかったかもしれません。また、最近新しいメーカーに替えたのですが、刃先の状態がどうなのか確認していませんでした。
 私にとっては当たり前のことでも、娘にとっては当たり前ではないのです。

 娘の怪我は出血も多く、明日は学校には行けないと思います。多分、歩けません。
 傷の手当をしながら、これまたデジャブのように、いつか私にもこうしてウッカリ怪我をしたことがあったと思うのですが、それがいつの何だったのか思い出せません。
 怪我ではなかったけど何か「しまった」という事をやらかした時の、その気持ちだけを覚えているのかもしれないです。

 娘が怪我をしたことを叱らなければならないのには、理由があります。
 一つには、娘は毛深い子供ではなく、髪の毛も産毛も少ない方です。まだ剃るだけの無駄毛がありません。だから、「なぜ、できもしないのに必要もない場所を剃る?」ということ。

 もう一つは、私が日本製の安全なT字カミソリを買い与えていたのに、北米ブランドのCMで宣伝しているようなものを勝手に買ってきてしまったことで、これは刃に安全な加工が施していないものでした。

 怒るに怒れないのは、無駄毛がなくても無駄毛を剃りたいお年頃だということ。男の子のママにも聞いたことがありますが、男の子の場合はそれを髭剃りでやって傷だらけになるらしいです。
 大人気分を味わいたくてやっていることなのですが、大人じゃないので、怪我をしても手当もできないし、血だらけになった床やカーペット、タオル類を無言で洗ったりというようなこともできません。もちろん、血を見ては泣き、痛いと泣き...子供のように泣きます。
 子供なのか、大人なのか、まったく一貫しないわけです。

 さて、娘の怪我の手当てをした後、今度は洗濯です。出血量がけっこう多くて血だらけになったバスタオルを下洗いしてから、洗濯機に放り込みます。シンクで流していると、水が真っ赤になるほどです。「血のシミは、熱いお湯で洗ってはいけないよ」と娘にレクチャーを垂れながら洗濯。
 平日の夜なのに、仕事を増やさないでほしい...。

 ティーンエイジャーのちょっと困っちゃったという心理的デジャブを経験しつつ、現実の母親に戻って掃除洗濯をした夜でした。



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最終更新日  2013.01.27 20:11:00
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