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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ダイエット日記
先日の Sun Run で、私といっしょに走った(歩いた)同僚はいわゆる超肥満というカテゴリーに入る人でした。
日本人が白人の太った人を見て「アジア人だと、ああまでは太れない」と評するような、日本人の太った人とは桁違いの太り方をしている、そういう体型の人です。 10キロの行程を完走できるか疑問に思うような見掛けなのですが、この人がなかなか早いのです。 お相撲さんのような、筋肉の上に脂肪が乗った体型ではないので、走ると全身の脂肪がタプンタプン、テロンテロンと踊るのですが、それでも走る、走る。 褒めているのかけなしているのか自分でもわからなくなりそうですが、とにかく感歎しました。 何が健康なのかわからなくなりました。 見た目からすると彼女は不健康そうだけど、健康的な細身の日本女性は10キロの Sun Run どころか普段まったく運動しない人もいます。それと比べてどうなのかな、とふと、思ったのです。 私の思考が普段行きつ戻りつしているのもそこらへんで、40代も後半になってくれば20代の体重を維持する必要はまったくなく、健康であることと、楽しく幸せ(私の場合は、飲食も含む)であることを最優先すればいいように思います。 それでも時々脂肪が気になるから、その思考を行きつ戻りつするのですが。 同僚の彼女の場合は、美醜を問題にするよりも、健康上大丈夫かどうかが問題になるような肥満なのですが、中身は外見よりも健康なのかもしれません。 普通、肥満していると内臓系の疾患も問題ですが、膝や腰が体重を支えきれないために長距離を歩いたりすることは難しいです。彼女の場合は、関節はしっかりしているということです。 4キロ地点で彼女は一時私のペースに付いてこれなくなったのですが、7キロ地点で追いついてきました。バラード・ブリッジのあたりからの2キロをほとんど走ってきたとのことでした。 そのあたりは下り坂なので、私も小走りで通過したのですが、彼女はどれだけ走ったのだろうとちょっと寒くなりました。 私は若い頃はスタイルのいいのが自慢でしたが、運動音痴で運動はまったくしませんでした。今は太ったのなんのと騒いではいるけれど、10キロの Sun Run に出場できるだけ以前よりは健康的な生活をしている気がします。 運動する気持ちよさというのを知ったのも、40を過ぎてからでした。 体型を戻す努力をしようという煩悩を打ち切ろうとしてみたり、それはオンナを捨てるという事なのかと悩んでみたり、何度も自問自答を繰り返しても結局答えは出せずにいますが、その終わらない自問自答にどこかで区切りの線を引くとしたら、そろそろその時が来ているように思います。 同僚を見ていて、「タプンタプンと走っても、本人が楽しくて健康ならそれでいいのではないか」とちょっと吹っ切れたものがありました。 去年は、ランニングのウェアのカラフルなものや、スカート付きのものに興味を示した私ですが、かわいいカラフルなものを着なくても、着実に10キロを自分の楽しみだけのために走るというのもなかなかに意味のあることなんだと今回は思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.25 00:58:43
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