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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:インビザライン
予想外のことが起こっています。
味覚障害、塩辛い味がわからないのです。 始まりは数日前に中華のデリバリーを頼んだ時のこと。チャーハンの味がなかったのですが、調理する人が塩を入れ忘れたのだと思って特に気に留めませんでした。味覚障害だと気づいたのは昨夜。おせんべいを食べたら、味が感じられないのです。 どうかな?と思いつつ、今朝の朝食。やはり塩味がわかりませんでした。 汁物の味は感じられるので水分の少ないものに限られています。水分の多い食べ物は口全体で味覚を感じるので大丈夫ということなんでしょうか。 昨今の研究では、舌の味覚地図というのは当てにならないということになっていますが、味覚地図でいうと塩味を感じるという舌の横側の部分を何度かアライナー(樹脂製の矯正器具)で傷つけているのでそのせいではないかと思っています。カサブタになるような場所ではないけど、傷跡のような状態なのかな。 または、アライナーの消毒薬の副作用では?と思ってみたり。 気になっていろいろ調べたら、入れ歯の人も味覚障害が起こるとか。プラスチックの異物が口の中に入ることによる粘膜の抵抗とか、あるいは口の中の体積が変わり舌の運動量が減るからだとか、唾液が減り口中が乾くからだとか。 慣れで幾分かマシになるようですが。 若い娘ならそれもいいかも。一時的なことですし、アライナーを外さなければ飲食できず、食べても味がわからないのではダイエットをせずとも自然と体重が減っていきそうです。 中年女の私の場合、問題は料理です。 味見ができません。 普段よく作る料理は目分量で味付けし味見して微調整をするのですが、そういう料理方法はしばらくできなくなります。『クックパッド』などで評判がよいとされる料理を、味もわからずに作るしかないようですが、「これ、おいしくできたよ~」という実感が伴わない料理を並べるのはまったく楽しくなさそうです。 一時的なものならいいのですが、これがしばらく続くのでしょうか。 娘が昨夏に従来型のワイヤーの歯列矯正を始めてから、毎月の調整後数日は痛みを訴えますが、それ以外は口中が傷だらけになったとか、味がわからないというような不満は一切聞いていません。ワイヤーよりも異物感が少なさそうに見える樹脂性の矯正装置がこんなにいろいろな問題を引き起こし、ケアも大変とは思いもしませんでした。 私の年頃で矯正をしている人は皆無なので、周りからのアドバイスというのもありませんでした。 私の年頃では外観上の問題からワイヤー式はありえません。「何を今さら…」という奇異な感じを与えるからです。この年であからさまな歯列矯正は人目を引きすぎます。ワイヤー式は問題外と考えもしませんでしたが、味覚障害のことを知っていたらちょっと考えたかも。 10代では衛生を保ったり、ケアをするのが難しいのでインビザラインは向かないのではないかと思います。20代では友だちとの飲み歩き・食べ歩きなどの機会が多すぎてこれまた難しいと思います。30代での矯正でもワイヤー式のほうがおそらく実用的だと思います。 40代の私の年頃でも専業主婦などで人と会う頻度が少ない、公の場に出ることがほとんどないのなら目立ってもワイヤー式のほうがいいのでしょう。主婦が料理ができないのでは価値が半減してしまいますし、歯並びと「おいしいご飯」のどちらを優先させるかといえば言わずと知れています。家族の総意でワイヤー式になることでしょう。 インビザラインのような目立たない矯正も、万能というわけではありません。インビザラインがそんなにいいなら、ワイヤー式は廃れていくはずですが、歯科医も若い人にはワイヤー式を勧めています。 コンタクトレンズなども同様ですが、目立たないということは裏での苦労があるということなのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.05.14 16:44:32
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