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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:家族
海外生活をしている人で、日本の実家に頻繁に電話連絡を入れている人もたくさんいるでしょうが、私はそうではありません。
母はまだ現役で働いていて、しかもフリーで不規則な仕事なのでスケジュールがまったく読めません。それこそ週に何度も電話するような間柄でなければどこに出張しているのだかまったくわからないほど全国を飛び回っています。 父は寡黙な人で、母や妹の留守中に電話をすると、ひとことふたことの会話の後に「明日の夜には、お母さん家にいるから」などと早々に電話を切られてしまいます。 妹とは話したいけれど、フルタイムで仕事をしているので妹が帰ってくるのを待っているとカナダの時間で朝の3時、4時まで待たなければなりません。よって、ほとんど話すチャンスはありません。たまに話す機会があると2、3時間の長電話になります。 いつも電話するのはこちらの時間で午前2時ごろ、日本時間で夕方6時。 それより前だと帰宅していないし、それより遅いと私が起きて待っていられないというギリギリの時間なのですが、この時間もあまりよい時間帯ではありません。夕食の準備の真っ最中なのです。 帰宅していれば電話に出るのですが、「今忙しいから」と邪険にされます。せいぜい15分話せればいいほうで、何かの相談をしたり愚痴を言っている間はありません。 母は、私が何を考えてどんな暮らしをしているかなんてことは、この20年まったく知らないだろうな。 知らない方がいいようなことばかりですけれど。 先日電話した時もそうでした。 母の日用に贈ったギフトがだいぶ遅れて届き、多少おかんむりだったかもしれないし、仕事から帰ってきたばかりで「夕食の準備をしなきゃ」と焦っていたせいもあるのかもしれないけれど、10分で電話を切られました。 娘のアレルギーのこととか、私の近況とか話したいこともたくさんあったのに。 私の母は、ウチのダーリンが年明けからこっち、欝で仕事に行ったり行かなかったりという生活をしていることすら知りません。だから私がどんなに悩んでいるかも知りません。 私のことにあまり興味がないのかもしれないし、混み入った話は聞きたくないのかもしれないし、ただ単に時間がないのかもしれないです。よくわかりません。 でも、誰かに愚痴を言ったところで状況が変わるわけではなし、困ったことは自分の胸に納めておいたほうが年寄りを心配させなくていいかもしれない。 私も母と似たところがあって忙しいと自分の立てた段取りをこなしていくのにいっぱいいっぱいになります。感情的なフォローまで回らないことがあるのではないかと思うので、「娘の話はよく聞いてあげなきゃなー」っと、母が反面教師になっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.05.31 01:11:45
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