ママのCity Hall日記

　まつエクのコース２日目にして最終日です。

　３人きりの小さなクラスで、私のクラスメートはふたりともネイリストです。
　１人は不動産エージェントの副業に自宅サロンを経営していて、もう１人はネイルサロンにお勤めだそうです。

　不動産屋さんの方は、とにかく喋り、間違ったことでも堂々と大声で言うのには閉口します。
　間違ったことというのは、ネイルやまつエクの間違った知識です。まつエクの講習に来ているのに、「まつエクをすると自まつ毛が全部抜ける」などと言うのですが、そういうことにならないようにここで講習を受けているんですけど？
　この人の「まつ毛が全部抜ける」発言のせいでウチの娘は盛大に怯えました。

　口八丁手八丁の見本みたいで、実習もサクサクこなしています。なかなか速いです。明日にでも自宅サロンのメニューに加えるようなことを言っていました。

　インストラクターは、サロンではエクステンション１本あたり１ドルを目安にチャージするように言っているので、彼女のサロンでのお値段は１００ドルくらいになるわけです。たった２回の講習を受けただけでねぇ。
　まぁ、私もする気になればできるわけですけど。
　講習受けたてホヤホヤの人が、サービスをしているなんてお客さんにはわかりません。サロンによって技術に差があるのもうなづけます。

　もう１人のネイルサロンに勤めている人は英語があまり話せず、手先も不器用なようです。
　ネイリストはもちろん器用な人が多いのですが、この人はモデルさんの実習もまったく進みません。インストラクターがデモンストレーションを繰り返して、事実上実習させてもらえないような状態です。
　この人のモデルは学校側がアレンジしたモデルさんで、学校側としてもある程度の技術で施術をしなければ沽券に関わるからだと思います。インストラクターが私の隣のベッドでせっせと施術し、肝心の生徒はじっと見つめているような状態です。

　私はというと「筋がいい」というようなことは言われましたが、無我夢中。
　実は初日の月曜日の夜は頭痛に悩まされました。たぶんほんの鼻先にライトが照らされることと、眼精疲労だと思います。
　夜、まぶたが開けていられないほどで、なんでこんなに眠いんだろう？と思ったのですが、実は眠いのではなく目が疲れて開けていられなかったのです。気づいたのは翌朝でした。

　年齢的なこともあるかもしれないですが、これを仕事で８時間するというのは私には無理でしょう。
　技術的にはコツコツとやれば成果がでるので、細かいことを根をつめてするタイプの私にはネイルよりも向いていると思いますが、体力的には向いていないようです。

　私の場合はビジネスにするつもりはなく、ネイルコースの時と同様、娘や友達に施術してあげられるようにというのが目的なので、それでもいいのですけれど。
　とは言え、ある程度の数をこなさないとスピードも技術も上がっていきません。どうやってモデルを確保するかというのも今後の課題です。

　また、モデルも誰でもいいというものではありません。実習をしていて、まつエクに向いていない目というのがあるということにも気づきました。

　目の大きさが極端に小さいとそのサイズに合うエクステというのがありません。自まつげもある程度長さ・太さがないとエクステがのりません。
　施術がしにくいというのは慣れれば問題ないでしょうが、施術したその時だけのことではなく、数日数週間単位で考えると自まつげの負担になりすぎるのではないかと思います。
　エクステが日持ちしないだけならまだしも、自まつ毛が抜け落ちてしまったら元も子もありません。

　実習では１００本ほどのエクステをするのですが、半分の５０本くらいしか付けられないモデルさんもいました。そういう場合は、モデルさんの方も満足度は低いと思います。

　モデルさんとの相性の良し悪しは時間をアレンジするＥメールの時点で感じていたのですが、実際に会っても同じ印象だったのは面白いと思いました。今回のコースは、人との出会いとしてもなかなか意味のあることでした。
　



　娘のパッチリおめめです。
　月曜日に娘の施術をしましたが、目の外側のエクステがチクチクするということで、両目の外側１本ずつだけリムーバーで落としました。人口毛なのでやはりゴワゴワ感があります。