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カテゴリ:2013 Japan
私の母は、私たちが里帰りしてきた2日後から入院しています。全身にいろいろな症状があり弱っているのですが、検査でも原因がわかりません。
帰国した翌日から、私が炊事・洗濯・掃除などの家事をすることになり、それはいいのですが、冷蔵庫にある食材の古くなったものを処分し、自分が作りやすい食材を揃えたり、掃除道具や洗剤を揃えるのに数日を要しました。 その間は家にあるものを使い回し、1品、2品と買い足して遣り繰りしましたが、やっと本格的に家事ができる体制になってきました。 炊事は、母の買い置きでは私が普段作るような料理は作れず、山ほどの賞味期限切れや期限が迫った食材を捨てたり調理したりして、冷蔵庫にモノを入れるスペースを作ることから始めなければなりませんでした。 調味料も、お玉も、何もかもが使い勝手が違います。 洗濯は私と娘を含む家族の分、6人分。猛暑なので着替えの回数も多く、またプールに遊びに行けば洗濯物は倍に増えます。カナダと違い、乾燥機がないので干すのもまたひと手間です。 掃除も、老人には手が回らない水回りなど、他所から来た者には汚らしく見える部分も多く、日常の掃除よりも手間がかかります。 母はもともと清潔好きで、テキパキした人なのですが、冷蔵庫の中や水回りまで手が回らなかったということはやはり老いのせいでしょう。 そうそう、お皿を洗うのも食器洗い機ではなく手仕事です。 日本も(というか、わが実家も)もっと電化が進むべきなのですが、実は食器洗い機はフルサイズのがあるのです。 台所を改築した時に(母の話では)最高のものを取り付けたのですが、「電気代がもったいないから」とか「ちょっとだから手でも洗えるし…」という理由で使われていません。使わないなら、食材や鍋の保管用の戸棚としてでも使えばいいものを「もしかして使うかもしれないから」という理由で何も入れず、完全なデッドスペースになっています。 わけがわかりません。 夏休みでバケーションに来たはずが、「病人のいる実家の家事手伝いに来た娘」という状況になってしまいました。 実家に両親と住んでいる妹はフルタイムの職を持つ1児の母でもあるので、たまたまですが私が帰っていてよかったです。 母が病院にいると母の心配はせずにその点はラクですが、洗濯物を引取りに行ったり、主治医から呼び出されたりと毎日、病院を往復しています。 洗濯物の引取りと、届け物は父ですが、ちょっと込み入ったことになると姉か妹が行かなければなりません。 妹はこのところ何日も全休、半休を取っていて、まともに仕事をした日は何日もありません。家の事情で急な休暇を取るのがどんなにストレスになるか、仕事をしている私にはよくわかっています。 そうして休んでも、あっちへこっちへと雑多な用事に追われ、消耗しています。 「しなければならない」という用事がないのが私で、私が家事一切をすればいいのですが、妹はたまに帰ってきた私にも気を遣います。 私が家事をするにしても足がないので、買物などは結局1人では行けません。夏休み中の姪と、日本語が理解できない娘の世話もあり、バリバリ家事をこなすという雰囲気でもありません。 私が一生懸命にやっていても、正直な話、妹からすれば「あまり迷惑にならない居候」程度の価値にしかならないでしょう。 気になるのは、母を見舞いに行っても母が「ありがとう」とか「ごめんね」と言うのは私に対してのみで、妹がすることは当たり前のようなつもりでいることです。悪い意味で、同居の妹は家族で、私は「お客さん」なのです。 姉も時々母を諌めてくれるのですが、身近にいて日常の細々したことをしているというのはなかなか目につかないものなのですね。 私は誰かが病院に行くたびに付いて行くし、病院の手続き関係のことはノータッチなのでまったく戦力外なのですが、母に見えるのは私がウロウロしていることだけです。裏で、妹がどれだけ小さな雑多なことをしているのかというのは見えていません。 母は、今週中に退院するとも、2ヶ月くらい先とも言われているのですが、いずれ家庭内での問題が噴き出してきそうです。 最高気温: 39.1度 最低気温: 25.2度 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.08.14 08:22:31
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