2nd Day(前半) 水とともに生きる
早朝に起きて、まだひっそり静かな村をお散歩。寒いくらいにひんやりした空気、朝露を乗せた花や、太陽の光でうぶ毛がふわふわした草、田んぼの鮮やかな緑に、山の深い緑・・高台から見下ろすと、昔話の世界みたい!裏山でとれた野菜づくしの朝ごはんをいただいて、おばあちゃんと、もう一組のご夫婦といろりを囲んでのんびりしたひと時。このまま一日だらだらとしてたいくらいだったけど・・お別れして、一路、岐阜へと向かった。岐阜を走っているとき、寄り添うみたいに流れていた長良川は「豊かな場所」という印象。時の流れも、恵みも、なにもかも。目当ての町は郡上八幡という城下町。7月から9月まで、延べ30日以上も踊りのイベントがある「踊りのまち」、同時に、「水のまち」とも呼ばれてるそう。たしかに、どこを歩いていても水の音が聞こえる。湧き水の水のみ場がいたるところにあって、洗濯ものをすすいだり、お野菜を洗ったりする用水路が流れ、川には魚釣りをする人や、川遊びをする男の子たち!まさに、川とともに生活があるんだな。夏になると飛び込む人が続出するという橋。覗き込むとこわい!でも、楽しいんだって~☆遅いお昼ごはんにでかけた、おばあちゃんのお店は川にせりだしたおんぼろ家屋!ネズミ捕りが床に転がって、天井からはハエ捕りのガムテープ、そこらじゅう空き箱やらチラシやらでいっぱい・・衛生的とは程遠いけど、しゃべり続けるおばあちゃんの話に必死に耳を傾けて、山でおじいさんがとってきた草を煮付けたものまでいただいて、ヒアリングにくたびれたけど、すごく楽しい時間だった!富山のおばあちゃんといっしょ、どんなに大きいおうちに息子が呼んでくれても、この家を離れたくないって言ってた。いいな、そういう自分の暮らしへの愛着って。踊りをならったり、町をのんびり散策したり、お城まで見にのぼって、あっという間に過ぎてく時間。