文鮮明先生御言選集 19920411 - 完成と解放
「完成と解放」1992年4月11日 一九九二年四月十一日、ソウルのリトル・エンジェルス芸術会館で行われた日本食口の特別集会で、日本語で語られた御言の後半部分の要旨。 決死的な覚悟を持っての渡米 日本の国に対して、何故先生は日本人が信じられないようなことをするや。堕落したエバが信じられるようになったとするならば、その行くべき目的が堕落世界と通ずるか、神の世界と通ずるか。(「神の国です。」)反対のことをやれば、その国は神のエバ国になる。 日本のすべてを代表して、サタンの代表たる、神に対抗した罪は、サタン世界に相応するすべてを拒否する極寒の果ての方に打ち込まなければならない。ケープ・ケネディから初めて人工衛星に乗って空を飛ぶ宇宙飛行士と考えてみなさい。安心して飛ぶだろうか、胸がどきどきするだろうか? 「ああ、気持ちいい」と言うの? 考えてみなさい。それが一回、二回、三回と、こういうふうに慣れてきたから、常識的に、全部が習慣性になるぐらいにまでなっているから問題ないのであって、一番最初は死ぬか生きるかの境地で、恐怖を抱きつつ潜り込まなければならない。それを考えれば、先生は、宇宙世界を開発するのに如何ばかり冒険したか。 さあ、先生が「やれ」と言ったらやりたい者、手を挙げてみなさい。(「はい。」)信頼できるや。(笑い)先生はアメリカに行った時、一人ぼっちで誰も知らなかった。先生の抱く決意は誰も知らなかった。無知な韓国の食口達を置いて、それは太平洋の怒涛のように吹き寄せるその潮を引き寄せながら一人で行くのです。その先を誰が保証してくれるか、誰も知らない。アメリカに宣教師を送ったのに皆だめになった。それで、一人ですべて収拾して、その行く方向をまとめなければならなかった。神山もそうだろう? 名古屋の教会を作るのに苦労したりして、いいことやったのだからアメリカに連れて行った。最初は喜んだが、三週間を越えてもまだ帰す様子も見せないので、「いつ帰りますか」と聞いたりして、何回も「日本に帰りたい」と言う。しかし、帰るために行ったのではない。 アメリカに来て見ても何もない。それこそ野原だ。何もない。英語も分からない。それでもアメリカ人を指導しなければならない。その命令、使命に対しては絶対的である。弁明ができません。三年半でアメリカを転換する。三年半でアメリカを引っ繰り返さなければ摂理が進まない。そういう決意をした男一人の心情を誰が知ろう。神様しか分からない。「文先生は地獄の王者。自分達は天使であり、神の王者」というように一体全体、一番悪い者の立場に立つようになっていた。そういう作戦を組んだ。打て! わしは神の側に立つ。如何にアメリカの力や軍事力、政治力や経済力、それに知識が多くあっても、それは私には関係ない。 迫害を越えてアメリカに基盤造成 彼等の訓練は、下に向けて銃を打つようには練習していない。そんな者がいますか? 四五度以下に向けて射撃の練習をするだろうか。皆平気で四五度以上九〇度以上やるんだね。四五度以下を撃て、そういう練習。先生は垂直下射撃を知っておる あーと上に上がって行った場合、しーっと下がっていく。しーっと上がって行くこともできる。そういう作戦である。だから、無いことを、宣伝してあるようにして打ちかかったものは、最後にはコーナーで砕かれる。三年後に砕かれてしまう。それは作戦の通りになってしまった。 先生の第一回目の講演会において「アメリカの二世を先生に任せよ。アメリカは火事になっておる。火を消すには消防隊長を呼ばなければならない。又、アメリカは病気にかかっている。病気を治すためには、ドクターを呼ばなければならない。消防隊長とドクターは家の中にいるのではない。外から来なければならない。それはアメリカの国内ではない。その消防隊長、ドクターの長がレバレンド・ムーンである」と言った場合に、高慢なアメリカ人、狡猾なアングロサクソンの歴史的根性が如何ばかり昴じることだろう。「この野郎。アメリカにお世話になり、助けを被りながら」、と言って、そこに来た人が正面から攻撃する。十四年以降にはアメリカは滅ぶ。先生は堂々と唱える。悔い改めよ。先生の話を聞けば、アメリカの青年は生き残れる。七年の二倍、十四年以降には滅んでいく。 今になって、皆そのことを知識人は言っている。あの時はあんなことを言っていたから、何故、文先生はあのようにして、政府に対して正面から衝突して戦うのか。政府に反対して生き残った者がいないのに。それを知っているよ。結局は自分達の総力を投入して先生に打ち掛かって、何の讒訴条件もない先生をダンベリーの獄中に投じた。結局は、今になってそれを解く道がありません。完全に文先生の思想は世界的になった。 西洋文明の潮流とアジア文明の潮流が交換される。誰によって? 日本によってではありません。先生によって。二世を中心として完全にアメリカに基盤を作って、今はUSA作戦といって、キリスト教団体を中心とした再復興、四月までに二千五百の場所を中心として地震が起こるんだね。アメリカが覚醒して、レバレンド・ムーンの指示する方向に向かう。 それから、キリスト教も世界的最高の神学者達を中心として、レバレンド・ムーンの原理神学でなければ、キリスト教は未来がないという方向にまとめています。アメリカには「連合宗教議会」がありますが、そこに、毎年五千名以上の神学者が集まります。今から十年前には、ベリータウンの神学校の教授がそこに入ることもできなかったのですが、今は完全にその理事会を先生が掌握しているのです。 そういう面では悪らつな偉い男。神学界、思想界、政治界、科学技術界、言論界、持っていないところがない。世界最高の位置。芸術界、あなた達皆、リトル・エンジェルスを見ましたね。それは有名よ。テネシーワルツを見たでしょう? アメリカの有名なピアニスト、ビボラースという人が、リトル・エンジェルスの招待公演の時の援助というか、もうピアノだけでは駄目だから、踊ったり、そういう背後の援護隊がタイアップしてやってきたのです。どこにでもあるものではありません。 昨夜の公演はどうでしたか。面白かった?(「はい。」)一九六二年、今から三十年前、韓国の政府が、民族を代表している芸術団を、統一教会の文先生が中核になって皆料理して権限を振るっているというので、激しく迫害してきました。あまり有名になってどうにもならない。キーロフバレエの世界最高の頂上まで上がって行く。日本人! 芸術の方面には先生の指揮下にも入らないような日本の現状。それを知っていますか。世界的な最高の者達を先生の指揮下において使っているのです。気持ちいい、悪い? 気持ち悪いじゃないの。日本の持っていないところを砕いてしまって、すぐ「いい」というように言えませんよ。(笑い)日本でどんなことにおいても御旨の道だったら間違いなくいきますね。(「はい。」)間違いなくね。(「はい。」) 今から日本の立場を話します。日本はエバ国家。先生は男としては、個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙まで、すべてを蕩減復帰した。先生の前に、共産主義も民主アメリカも中国もロシア、日本も、いずれも怨讐ではありません。日本が一番奥になっている。見てみなさい。ソビエトにも自由に行けるし、中国にも自由に行けるし、北韓までも自由に行けるにもかかわらず、日本の国は文先生が入るとどうなるかと心配している。そんなことで世界国家として面子が立ちますか。世界の大国で、日本の大使は世界各国に散らばっているから、「あなたの方で文先生を招聘してますか。」と聞いて、「ああ、そういう悪らつな者は招聘できません。」と言えば蹴飛ばしてしまう。そうしなければ面子が立ちません。そんなに有名です。今、日本人を立たせて、「日本の大使館に毎日デモをやれ」と言えば、日本大使館は「止めなさい」と言うが、日本のメンバーで世界宣教に行っている者が、毎日その国の者を連れて行って「日本大使館にデモをやれ」と言えば、デモをやりますか、やりません? (「やります。」) 日本大使が、「どうぞ、国のためにそういうことを止めてください」と言えば、「あなたは日本の国のために言うけれど、神は世界のために言っておる。あなたは日本の利益を言うけれども、神の方は世界の利益のためにやっている。どう思います?」筋が通りません。世界のために「日本人の言葉を聞け」と言うのは、誰の方に立つや。朝か昼かに帰ってきます。いくら弁明しても、それを知らなければならない。 韓国の指導者もそれを聞かなければなりません。文先生の目的は韓国ではありません。アジア、世界。韓国の青年達に教える時、「韓国だけ話し合え。アジアはどうでもいい。」と言えば、そんな馬鹿な話は誰も聞きません。理論的にかないません。常識的にもかないません。 相対のために投入して忘れるのが真なる主体者 きょうの題目は何ですか。「完成と解放」。日本人として、日本完成を願いますか、韓国完成を願いますか。(「韓国完成。」)そうじゃないよ。日本を考えながら、仕方なしに「韓国完成。」(笑い)それは悪いのではありません。先生はちゃんと分かっていますよ。(笑い)しかし、日本がいくら完成したとしても、将来に世界が完成する希望がなく、道がないという場合には、その完成は世界に通じません。だから、日本の完成は、世界を代表した完成を持たなければならない。又、世界がいくら完成しても、天宙に通ずる道がなければおしまいです。天宙に通ずる完成路程が、理論的に必要となるのです。 日本はエバ国家。エバ国家が嫌? 韓国ではエバは「●●」と言う。「●●」という言葉では、「仕事をやって来い■■●●」という意味がある。「蕩減復帰して来い。」アーダムと言えば「▲▲」。「垣根が作られてしまった。それを崩して来い。」日本の言葉と韓国の言葉では、部落の男が、お嫁に行かない娘とすうっと愛の関係を持てば、「それを取って食べた」というのだね。つまみ食い。それは聖書の善悪の木の実を取って食べたのと同じことです。そのように色々な啓示に合う聖書の内容に通ずる。 エバ国家がいいの、アダム国家がいいの。(「アダム国家がいい。」)何故? 「アダムがいい」と言ったら、そのいい内容がなければならないじゃないの。(「主体性があるからです。」)主体だったら何がいいの? 主体は相対のために責任を持つ。それから保護しなければならない。また足りないところにいつも投入しなければならない。神様と同じだから、投入して忘れなければならない。奥さんに指輪を一つ買って、手帳に「何月何日にいくら使った」と書いておく、そういう男を女は嫌ですか、好きですか? (笑い)手帳に自分の手拭い一つ買ったことまで書く者が、何で責任を持つ? (笑い)何カラットもの大きなダイヤモンドを買ってやっても手帳にも何も記録を残さない。忘れてしまったとすれば、女としては喜ばしい旦那さんと思うことでしょう。だから投入しなければならない。そうしたからといって何か得になることはありません。しかし、唯一つ、それは男として、中心者として、神としての一つの希望は、愛を得るためです。愛は相対から来るのだから、頭を下げなければならない。 日本人は女には強いね。(笑い)二階の小窓をすっと開けながら、「お帰りなさい」(笑い)そうしないと男の気持ちは治まらないね。先生は学生時代、今でも忘れられない下宿生活をした。その家の旦那さんは、酒を飲んでは、遅くなって帰ってきて奥さんを毎日叩く。それに、奥さんも性格や気質がそう従順でない。もう神経質で、ちょっとのことで「あーっ!」先生が聞いていれば大変だ。夜中に飛び起きるようなことが何回もある。それで、旦那さんが出勤した時、「そんなに叩かれながら、何の趣味があって、この家に止まっていますか。若いうちに早く処理した方がいいですよ」と言うと、「あなたは結婚していないのに、どうして夫婦関係が分かりますか」と答えたのです。いやぁ、それで驚きました。 家族は天国へ行くための訓練所 男は何物かを持っているのですね。そんなに叩かれても夫の下から逃げようとしないのは、何がそうさせるか。それは愛の力故であるということが今になって分かります。叩かれるその痛さよりも、全力を尽くして愛する力の方が強かった場合には、その女は永遠に逃げる道はありません。お祖父さん、お祖母さんもそれに首を掛ける。父母もそれに首を掛ける。愛に首を掛ける。夫婦共に愛を中心として首を掛ける。後孫、万年の後孫、人類いずこまでもそれに引っ掛かってしまう。それが崩れた場合には一家が動揺する。お祖父さん、お父さんが一人になってもそうだし、自分の夫婦がそうなった場合、子供がそうなった場合にも一家がめちゃくちゃになる。 しかし、それが治まった場合、天下に何も欲しいものがない。すべてが無事通行。子供、孫とでも誇る気持ちで堂々と、どこにでも行くことができる。自分よりも年長の人を見れば、自分の父母と同じである。もっと年長の人は、お祖父さん・お祖母さんと同じだ。そういうようにして、同じ家庭内で心情を表現することにおいて、もっと多く適応する存在となった場合には信仰も要りません。そのまま天国に通ずる。だから、家族というものは天国に行く訓練所である。だから、自分のお父さんよりも年配の人に対して、尊敬し、愛することのできる人は、天下いかなる法にも引っ掛からないのです。自分の奥さんよりも美人がいた場合、あれを何とか引っ掛けて乗っ取ろうとか考えたら駄目です。自分の奥さんの兄さんや、姉さん、あるいは、奥さんの妹のように思い、かわいがる兄さんの立場に立つその男は天下いずこにも通ずる。 そのような若い男女が結婚して、二人でずっと公園を歩いた場合には、その周辺に立った人々は、「世界のために清く、正しく、今の状況を続けてちょうだい」と言って拍手しなければならない。それは如何ばかり美しいことでしょう。自分の兄さん、姉さんの前で敬うような、そういう弟の立場は如何ばかり美しいことか。堕落したサタン的淫行心を持っては駄目です! そういうふうに生きれば宗教も何も要りません。 だから、イギリスとかアメリカを訪れた日本人やドイツ人を敵国の人と思ったらいけない。敵国の人でも、自分の家族の延長と思う。それ以上何段階も国を越えたところのお婆さんとすれば、自分のお祖母さんを敬ったより以上に敬う。その高い所が天に近い。天国に近いお婆さんだから、それを敬う関係になった場合に、アメリカのお婆さんも、日本の子供が孫みたいに非常にかわいい。自分の孫がいた場合には、国を越えて結婚させてやりたい、そうなるのです。心情とか愛というものは偉大なものである。環境を自由自在に乗り越えて、自分の一番近い所においておきたいのが愛の世界である。家族は天国世界において生活する最初の訓練場。これを拡大した世界が地上天国、天上天国である。 だから、先生もアメリカに行って非常に心配したのは、こういう心情で行かなければならないのに、黒人の者達に合ったらどうなるや。先生から言えば、真のお母様として黒人の女性を神が決めた場合にはどうするかと、自問自答しながら考えたのですが、問題ありません。それでもいい。イギリスがエバ国家になって、先生が英語を自由に話すことができれば、イギリスの女性と結婚して、イギリス人をお母様に迎えたかもしれませんね。そうでしょう? 愛の世界は国境を越え、人種と歴史を越える。それで、そういう内容を考えている統一教会の先生は国際結婚を打ち出した。 渡り鳥を知っているでしょう? 虫を食べても、暑いところの虫ばかり食べていると退化していく。温帯性の虫を食べた鳥は寒帯の虫を食べないかというと、これはもう分からない。下がっていくものを捕まえることができない。だから、渡り鳥もそのようにして寒い所から暑い所へと行ったり来たりする。南から来た燕が皆、何故何千マイルという距離を飛んでここに来るのか。それは食べ物を選択して食べることによって、強い子孫を繁殖するためである。 先生は世界人類の中心根・中心幹・中心穂先 では、日本の使命について話します。何故先生は日本をエバ国にしたのでしょうか。前にも話したように、サタンが皆取ってしまったので、先生の相対圏は一つもない。そして、エバ国のイギリスとアメリカとフランスが皆反対するようになった。アダムをサタンが取ったのだから、その尻尾は二つに分けなければならない。だから、アメリカを取った場合には日本が尻尾になる。世界を支配するその国において、イギリスを取った場合には、イギリスの代わりに日本は尻尾になる。それから、アメリカと相対するドイツが尻尾になる。サタン世界の長子圏の権限をアメリカが取ってしまったのだからドイツになる。フランスも取ってしまうからイタリアはサタン的である。 そうなるべきなのに、何故アメリカを再び選択したか。これは問題である。これは摂理的意味においてではなくて、先生の権限でもって再び選択したのです。神を中心としてイギリスを選択して世界勝利をなしえたのだから、再びそれを奪われた以上は、神はそれを放棄しなければならない。そうかといって、日本を取ることはできない。しかし、アメリカ、イギリス、フランスが全てサタン世界に行ってしまったからといって、それらを放棄して何も無くなってしまうことは許されません。半分は来るのだから神の方はアメリカをアベルの立場に再び立たせる。何故かというと、蘇生選民血統旧約時代、長成選民血統新約時代というように、蘇生と長成の上に立つべき成約時代だから、そうしないというと先生の歴史的基盤が無くなってしまう。仕方なしに再び責任をもってアベルの立場に立たせたのです。 その一方で、怨讐の立場に立った日本をエバ国家、アベルの立場をアメリカ、それからドイツはカインの立場というように組んだのです。今でも反対するその国に先生が行って正しているのだから、日本とアメリカとドイツが一つにならなければならない。アメリカは日本の怨讐であり、ドイツの怨讐である。日本も先生と怨讐である。全部怨讐圏になっている。堕落のためにアダム・エバが怨讐になり、カイン・アベルが怨讐になったのと同じ形である。神を否定することによって、堕落する立場に立ったのと同じように、アダム・エバ怨讐、それから父母・子供怨讐、それから兄弟怨讐圏になる。そこで第二次の蕩減基盤としてアメリカを立たせることによって、怨讐圏が再び先生によって立てられ、失われた四千年の歴史の伝統全てを再建することにより、アメリカを中心としてキリスト教を再び復帰しなければならない。それが二十年の路程であったのです。 先生から見た場合に、それは皆復帰した。個人復帰、家庭・氏族・民族・国家・世界を復帰して、キリスト教文化圏を選択した責任をもって、神に放棄されてもいいような基準を再び復帰して、神の方に先生と共に帰って来ることのできる道を作って、今帰って来る途中である。アメリカは新しい世界に向け、神の方に帰る新しい道、キリスト教が再臨の主、妻が夫を迎えるような環境を中心として復活して、それからアメリカ自身が独立して一人立ちしていくように、韓国人と日本人とドイツ人が行って、アメリカ人がアメリカに対して忠誠を尽くすより以上尽くさなければ、神の方に帰る道がありません。これは重要なことです。 怨讐国家を再び独立させて、怨讐国家にならなかった摂理圏に戻さなければ、キリスト教文化圏をそのまま繋ぐことはできないし、アメリカを中心として西洋文明圏を神の方向に整えることができない。こういう歴史の伝統を立たせる、そういうような歴史はサタン世界には絶対にない。怨讐の中心国家に行って、怨讐国家の人達が、その国の国民が忠誠を尽くす以上の犠牲を払って、独立させるための伝統を作ることによって、そこから初めて、地上天国出帆がなされる。 サタン世界にはそういう歴史がない。怨讐国家を砕いてしまい、滅亡させるべきなのに、神はまるっきり反対である。先生を牢獄に突っ込んだり、今まで二十年間叩いた怨讐。アメリカも怨讐、日本も怨讐、ドイツも怨讐、ヨーロッパも怨讐。その怨讐国家が、第二イスラエルが堕落せず、失敗しなかった元の立場に立つには、アメリカ人ではできません。新しい世界の人々が国民の代わりをして、忠誠心を作った伝統により、アメリカは再び出帆が可能である。そういう伝統を先生は二十一年間に作ったのです。 それで、帰って来る時には、サタンは付いて来ることができるでしょうか、付いてくることはできないでしょうか。(「できない。」)何故? アメリカをして、サタンとは逆の天的伝統に歩調を合わせるように先生がなした基準は、今までの歴史にはありません。だから、ここから天国が出帆する。先生は個人・家庭・氏族・民族・国家・世界まで、第二次大戦後の全ての失敗を蕩減し、全ての完成基準を立てて、これに合わせて右翼左翼を全てまとめました。アメリカを動員して、ソビエトに影響を及ぼして、皆一つにして、それから偽りの王様である金日成を、正義の愛によって包括して余りある条件的な基盤を作ったのだから、全て成し得たのです。 それを成し得た先生。日本の国を乗り越えさせなければならない。神様はそれくらい日本を愛している。今度これ(注・前日に行われた、「世界既成家庭祝福式」)がなかった場合には、すぐに英国を呼びつけることもできるのです。エバ国家をどこからか持ってこなければならない。南米のどこかにお呼びがかかるかもしれない。ブラジルも、日本人が繋がっている。それから東洋のシンガポールでもいいし、どこでもいい。 先生としては、なすべき蕩減は全部なした。個人から家庭・氏族・民族・国家、それに左翼右翼全部である。イエス様が死ぬことによって、右の強盗と左の強盗、それからバラバの流れを汲む回教圏の三つが生まれてきた。イエス様が死なないで統一して一八〇度回れ右して、天国に入るべきであったのに、イエス様が死ぬようになったのだから、蒔かれた種が世界的に実を結ばなければならない。世界的に結実したその三つともに怨讐である。ゴルゴダの峠を死んで越えて行かれたイエス様の道を、生きて越えて来なければ、再臨主は来られません。 再臨主は復活したイエス様と同じ立場だから、死ぬ時生まれたその道を、ユダヤの国のためにのみ生きるのでなくして、世界的基準の上でそれらを一つにしなければならない立場に立つために、再臨の主は民主主義世界を収拾しなければならない。アメリカを中心として、右翼、左翼、共産主義収拾、それからバラバ圏収拾。それで、昨日、中近東の四十二双の祝福を条件として完全に結んだ。今まではサタンが引っ張っていた全てのことを一つにして回るようにする。ユダヤの国で死ぬ時に生まれたものが、復活の時に、世界統合のその内容を一八〇度転換して、神の国、世界的、外的国家連合を作って、内的に見たら宗教統合、間違いない方向をして神に直ちに帰るようにした。 先生は個人から世界まで勝利したその穂先。根から幹から穂先がざあっと伸びている。サタン世界より根も深いし、幹も穂先も高いのだね。だから、統一教会は根本がはっきりしている。それから結末がはっきりしている。一般の堕落した世界の宗教は根底がはっきりしていません。終末以降の世界がどうなるのか、はっきりしていません。だから、神は世界人類の中心根、中心幹、中心穂先として先生を立たせたのです。 統一教会に訪れた春 今、春である。そして、統一教会の春が訪れたのです。春になった場合には、竹がいっぺんに育つのと同じように、そこに枝をずっと結び付けなければならない。それで、中心から枝を作るために、全世界の二万五千双以上の祝福家庭が氏族メシアとして派遣された。第三次アダムが完成したら、第二次アダムのイエス様が完成し、第一次アダムも完成する。完成アダムの中には勝利したイエス様が入っているし、初めのアダムも入っている。祝福家庭は、イエス様の時代に、イエス様が氏族復帰を成せずに失敗したのを蕩減復帰しなければならない。氏族を中心として何を蕩減すればいいか。アダム・エバの家庭の失敗によって全て失ってしまったのだから、この時期において、氏族メシアにおいて、自分の一家を中心として復帰しなければならない。 君たちの父母は勝手に結婚したアダム・エバとそっくりである。統一教会に反対して、いろんなことをやっている。「親泣かせの原理運動」と言って反対する。日本に「反対父母の会」があるだろう? サタンもよく知っている。日本がエバ国家として将来勝利して、父母を訪ねてくる近道になっているから、日本に「反対父母の会」がある。アメリカで始まったのではない。日本で始まっている。一番悪いことも日本。一番いいことも日本。日本のいいことは、統一教会の群れを中心として言うのであって、外的な日本人を言うのではありません。統一教会はもう世界的基盤になっている。日本は日本的基盤である。アメリカもヨーロッパも全部繋がって、南米に入れば堂々とばく進的前進を命令しなければならない、そのような時が訪れてきた。 春の陽気になって種を蒔け! 昨日のようにあんなに雨が降るのは、田植に一番適している。(笑い)降れ、降れ、降れ、皆種として日本と世界にばらまくのである。口を開いてラッパを吹け。ラッパを吹けなければビデオテープで、録音しても吹け。それこそ放送で二十四時間放送できるでしょう。そうなれば、天宙復帰は時間の問題である。 エバがいいの、アダムがいいの? 両方いいよ。どっちがもっといいの?(「アダム」)何故? アダムが何故主体か。子供の種を持っている。神様の下に立っている。中心者である。だから、踊る時に女を中心として回りながら踊るの? 男を中心として回るの? 男はセンターだから、男をこう持ち上げるのを見たことありますか。(笑い)男が持ち上げますね、遊び半分にね。夫婦が何年も別れていて、プラットホームとか飛行場などで再会する時、旦那さんがさっと現れた場合には、奇麗に装ったその夫人は、汚いも何もあったものではない。旦那さんが軍服を着ていても、ほこりが付いていても、もうどうでもいい。走り寄ってキスして、首に抱えて両足を上げて。(笑い)それ以上の幸福はありません。何故女はハイヒールを必要とするか。西洋では毎晩毎晩キスをする。そのような西洋風俗に適しているから西洋でハイヒールが生まれてきた。(笑い)それ以外にどう説明するの? あんな危険な、針みたいに立っている、いかに危険なことか。西洋では毎日キスする。旦那さんがいた場合、奥から走って行ってキスするには背が小さいので、こういうようにかかとが上がるのが映画などで分かるだろう?だから、解決するための方便としてのハイヒールだ。それは理にかなっているから、笑いながらもどうにもならない。認めないといけない。 統一国実現の時 このように話をすることによって、君達は知らないうちに、春の雨のように、嫌にも思わないで、深く浸透して根がはびこっていく。今は、そういういい時期だ。旦那さんの前には、アダムの前にはエバ以外にありません。アダムにとって神様が近いだろうか、エバが近いだろうか。エバは泣きながら、あのみっともない男の許に行かざるをえない。走るにしても乱暴走りで追い付けない。それから野原や川、どこでも走ったり泳いだりして、蛇でも何でも捕って冒険する。驚いたことは何十回もある。妹が付いて行けば、蛇なんか捕って「わあっ」と驚かす。しかし、大きくなってみれば、アダムが帰るところはエバしかないのです。思春期になった場合には、目を合わせ、口を合わせ、胸を合わせ全部合わせてすべてオーケー。 故に、女の祝福がなければ男の祝福はありません。その愛によって引っ張られる所なら、どこにでも行きます。自分の主張が完全に無くなってしまう。それが理想的な夫婦の行くべき道ではありませんか。そういうふうに生きるのが幸福な夫婦だというのです。自分が無い。イエス様が上下に自分が無いような立場に立ったのと同じように、愛の前には、男も女も無い。子も無い、親父も無い、兄弟までも無い。全部否定してそれでも自分の存在を、絶対的最高の基準に立つような自覚をしてくるのは、愛という偉大なものによってである。愛に向けて万歳! やってみなさい! (笑い)愛に向けて万歳!(「万歳!」)万歳!(「万歳!」)万歳!(「万歳!」)忘れられません。話の最中に万歳したことは初めてである。 重要なことを教えます。先生が全てを完成した。左翼と右翼、回教、金日成。男として威張る者を全て平定した。アメリカの男共は先生に反対することができない。ソビエトのサタン、ソビエトの男は全部先生に負ける。世界の偉大な七、八万人の学者が先生と関係を持っている。毎日原稿を出す者が百五十から三百。ああいうような雑誌を堂々と続けていけるのは、背後の知識人や学者世界を持っているからです。サタンはよく知っております。先生が二十年前に大学を建てた場合には、世界一の大学になっただろう。 先生は全てに勝ったのです。お母様はどうですか。お母様は先生の前に行かず、先生の後ろについて、歩くのも先生の歩調に合わせて、同じように付いて来なければならない。横になったら大変である。お母様は顔も奇麗だし、アブラハムの妻サラと同じで(拍手)サタンの世界が見たら大変。先生の後ろに、先生の陰みたいに付いてこなければならない。それは復帰です。君達の夫婦はそうはいきませんね。(笑い)お母様として復帰していく。だから「父母の日」、「子女の日」、「万物の日」、「神の日」をつくることによって一つの家庭的基盤をなした。その間、七年間の十字架の道があったのです。アダム・エバは長成期の完成基準で堕落したから、その基準に復活した基準から七年路程を通過しなくてはいけなかった。 それで、一九六八年一月一日に神の日を決定した。それまでの七年間を通じて原理結果主管圏を直接連結する。五パーセントの責任分担を成しえなかったことを復帰しなければならない。それで、地上の真の父母と真の子女と万物共に一体となって、神と一体となる心情を中心として、本然のアダム家庭基盤を復帰する条件になるのです。 その条件を立てたとしてもそこから全てが完成するのではありません。地上には堕落した後孫が残っている。そのようなカイン的子供を消化しなければならない。そこにおいて、家庭的迫害、氏族的迫害、民族的迫害、世界的迫害の道が残っている。全世界は、個人ではなく、家庭を中心として先生に向かって総攻撃。そこに家庭をはらんでいる氏族圏が統一教会である。統一教会は統一家庭を中心として世界的迫害を受けてきたのです。 世界的迫害を受けながら、個人的家庭基盤を持つ氏族復帰世界編成、それが合同結婚式である。人種を越えて、十二か月、正月から春夏秋冬、それは地球全体を象徴します。全人類を中心として、国際的祝福の因縁を結んで、統一国のために統一氏族を編成して発展する。先生が家庭を率いて、氏族を率いて、国編成の基盤を造る時、世界的迫害を受けるのです。 しかし、今になって韓国も先生を歓迎する。南北統一をするには文先生以外にはないと北韓も思うのですよ。国を求めて帰る時期になってきたからです。北韓自体、南韓自体では統一できない。先生は世界を背景にして勝利した理想的価値観を持っているし、更に、宗教を統一し、思想を統一する価値観を持っているから、文先生以外には南北統一を最終的になせる人はいないというのが、韓国知識人としての常識である。常識以下の者もそう考えている。だから、国が一つになるような段階になっている。 柳寛順の精神をエバ国のエバの魂として 全てを勝利し、国定着のために、南北統一のために先生が来た。このような立場で見た場合には、エバ国家の蕩減は誰が成すことができるだろうか。エバ国家自体が自分なりに、できません。先生の行く方向に歩調を合わせること以外にありません。それを先生が救ってやらなければならない。分かりました?(「はい。」)お母様は今、世界的基準のエバの代表としてサタンの前に勝利圏を取ったのだけれども、直接、家庭から、氏族、民族的なエバ国家基準は持っていません。条件的で、実体的にはまだ持っていません。先生も条件的で実体的基準はまだ持っていません。霊的勝利の基準を、実体を求めて定着する時期になったのだから、先生は韓国に帰ると共に、日本を中心としてこれを準備しなければならない。 そうすると、韓国の女性はどういう立場に立つでしょうか。日本がエバ国家とすれば日本の女性と韓国の女性はどうなるか、答えてみなさい。如何に連結するか。韓国はもちろんアベルの立場に立つ。日本はカイン。だから、アベルの伝統的精神を日本に植え付けなければならない。 エバは満十六歳の時に堕落した。だから韓国の愛国心を持った乙女で、国を愛して一身全てを捧げて惜しまないような、伝統精神を持った女性が必要である。その精神を日本に持っていって、日本の女性に接ぎ木しなければならない。そうでなければ、日本は進む道がありません。柳寛順(● ●■)の伝統的精神を日本の女性の精神として再び接ぎ木せよ。この命令を成し得るのは先生でなければなりません。 その思想を日本の女性の思想として持って来なければ、韓国へ帰る道はありません。それをしながら、今から六か月前にお母様を日本に送って、日本の上下内外共、統一教会の「世界統一教会女性連合」を日本につくった。見てみなさい。日本帝国時代に柳寛順を殺して、六つに切ってしまった。本当に悪らつな悪魔である。そういうふうにされながらも、国のために全てを捧げて消えていったその純情なエバ、その代表的勝利的な天的娘がいたということは、アジアにおいて誇るべきである。「柳寛順精神高揚大会」をせよ! それをやらなかったら繋げません。日本にとって身が震えるほどの嫌なことである。 エバ国の中には双子をはらんでいる。ペレヅとゼラ、ヤコブとエサウと同様に民団と朝総連が戦っている。これを日本の政府はコントロールして、もっと火をかけようとしている。エバはこれを消化しなければならない。これは先生の話ではありません。神はアジアを救うために、誰も思いもよらないような歴史を通して、これを準備したということを考える時に、原理の道を準備したことがはっきり分かる。故に神様はいないとは言えない。北韓では、皆部下同士で戦っている。統一教会を中心として、エバ国家が消化して、戦わないように一つにしなければ大変なことになる。 これらを日本政府が一つにした場合には、南韓との統一に繋がる。帝政時代に南北を二つに分けたのは韓国ではなく、日本です。だから日本に使命がある。エバ国としての面子を天の前に立たせるのは、南北統一の運勢をまとめることである。先生がすることではありません。日本人である。これは先生の話ではなくて、原理の話である。そうすれば、全てが解決される。 金日成は日本を操って韓国と文先生を奪い取ろうとしている。堕落したアダムとそっくりである。天使長の立場で、なんとか日本政府に引っ掛けて南北統一を防備しようとしている。そこに歩調を合わせて、日本は二国間の貿易で金儲けしようとする。君達に心情があった場合に、それを中心として教育しなければならない。四千名が立てば、日本は神の方にいっぺんに復帰される。先生みたいに腹を持ちなさい。 先生の勝利の運勢を日本に受け継ぐために、お母様の昨年の九月十七日の大会があった。これは九月から四月まで七か月内に全てを完了しなければならない。七千年の歴史。七十二歳の先生の基準を七か月以内に収拾する。そして日本と連結しなければならない。それで、日本を中心としてお母様の大会である。蘇生、長成、完成は、統一教会、「アジア平和女性連合」と「世界平和女性連合」、これを成し得て先生の行く方向に一家共に歩調を合わせた場合には、「世界家族連合」が生まれてくる。 エデンの園で家族を失った。真の縦的創造主の神様、横的真の父母、真の愛、真の生命、真の血統を連結して、一点にまとめる宇宙の中心点が、家庭を中心として着地しなかった。その全てを先生が家庭に伴って、東西南北に定着地を定める。サタンはこのような原理原則に手を付けることができません。地上において風呂敷を包んで離別しなければならない運命です。 今から、あなた達の家の中にはご父母様の写真も必要ですが、柳寛順の伝統的精神を敬う写真を祭るのです。それを抱きながら、その精神に徹する女性にならなければ、神の国に忠誠を尽くす娘になれません。その娘は一家を率いることは問題ではありません。 重要な「エバ」の行動 急がなければならない問題は子供である。日本の青少年は皆地獄のどん底に落ちつつある。大変なことである。誰が守るか。エバが守らなければならない。自分の一家を守れない者は一国の母として立つことができない。今度祝福を受けて帰る者達は、一家どころか一国を治めなければならない使命がある。故に、韓国と繋がって、韓国の女性を姉さんとして祭り、命令に絶対的に一致する伝統的精神を受け継ぐことによって、エバが行動し始める。行動する基盤をもたなければ、伝統だけでは何の援助も効果も得る道はありません。だから、今度の「柳寛順精神高揚大会」において、日本の統一教会と民団と朝総連が一つになった。これは、日本の地に不思議な事件が起こる。 皆嫌がる事を、一人でもしなければならない。先生と同じように命令してそれをやりなさい。一番下に降りてから上がって来なければならない。統一教会のメンバーの下から上がって来て伝統的精神を受け継ぐ。日本の統一教会を中心として、今度の先生の日本訪問のときに、韓国から、アメリカから、頂上クラスの家庭の代表、日本語を話すものを連れて行った。それは先生の願いではありません。運命付けられた解決方法は先生しか知らないから、こういうことをやって、腹の中から復帰する。国復帰、それから頂上の父母権、サタン世界。金日成は世界的である。アメリカも世界的。先生が金日成に会って、世界的に大変ね。まさしくアジアの情勢は原理にそっくりな現状を否定できない。こういう現状を見ながら、それを否認する者があれば、これは天罰にやられる。これは脅迫ではありません。おじいさん達、分かりましたか?六十歳以上の男性、手を挙げなさい。先生の話、分かりましたか?(「はい。」)「韓国の先生が、日本の年取った有名人のおじいさん達に対して命令するとは何事か。日本人の気持ちに逆らう。ああ気持ち悪い」と思う者、手を挙げなさい。(笑い)どうせ行くところの道は永遠の世界です。霊界に行った場合には、日本人の誰よりも、「お父様」と呼ぶようになる。先生の命令する方向に努力して、一致して、その実績の価値を抱えて帰って来れば、先生は聞きます。年寄りが中間に立ちふさがって若者に影響を及ぼすことがあってはなりません。だから、エバを擁護しなさい。 大会の勝利により先生と同位置に立ったお母様 今度の大会以降、あなた達が努力して、日本自体の全てを考えながら、悔い改めの心でもって、自分の財産どころか、全てを投入して、エバ国の使命が早くなされるような環境を整えなければならない。北韓と南韓を前にして、帰らなければならない日本の立場です。そうしなければ、お父様のところには帰れません。お父様の国が分かれたのはエバの責任である。北韓の地は、金を投入してでも先生と共同作戦を組まなければならない。そういう使命を日本政府は分からない。その膨大な金を日本に溜めたのは、先生を中心としてアジアのために使うためである。それで先生は警告をした。 アジアの満州は怨讐国家であった。かつて満州に侵略した日本としては、今アジアに着陸できる何物も持っていない。四十年前に侵略国家として圧政を敷いた。その証拠を、皆生きた目で、頭で記憶しているから、アジア人は日本人の協力を嫌がる。しかし、エバは、先生と統一教会を前にしたら、アジアのいずこにも通じます。それが日本の将来生きるべき道であって、それ以外にどこにもありません。アメリカの背後で日本叩きの政策を君達は知らないが、先生はよく知っている。全体の方向からみて、今はこういう緊急時において、アジアの平和郷を求める神の摂理観からみて、韓日一体化時代に入りました。昔は韓国が東方遥拝をした。しかし、今はあなた達は、父母様のいらっしゃる韓国に対して西方遥拝をしなければならない。日本人に対して気持ち悪いことを言うけれど、蕩減復帰の立場から、一八〇度反対の道を行かなければならない。 血統転換と所有権転換。サタンの所有権を受け継いだ日本である。サタンが主人になる前に、アダムがなるべきである。アダムが所有者になる前に、神様がなるべきである。それなのに、神様はまだ所有者になっていません。又、アダムが所有者になっていません。エバが失ったものを総まとめにして、今、所有権を返還するために直接先生の所に持って来られません。先生の子供を通して、お母様を通してである。エバが後ろになったら駄目です。エバを横にするのです。だから、お母様を先生の横に立たせ、男性は先生の後ろ、女性はお母様の後ろに仕える。そのようにして夫婦が一つになれるような基盤を決定的に宣布した大会が昨日の大会である。 先生が蘇生、長成、完成と三段階の援助をすることによって、お母様は先生と同位置に立つようになった。だから、堕落しなかった完成基準の世界において、子女を求めるような時期になったのだから、「真の父は文鮮明であり、真の母は韓鶴子」と、はっきり宣布しました。それをしないというと、霊界が歩調を合わせることができない。こういうことを堂々と世界に向けて発表しても、誰一人反対する者はない! それは父母様の勝利によるからです。 急がれる「所有権返還」 これから日本に帰って、蕩減復帰路程を重視して、エバ国家の使命を中心として、柳寛順精神を接ぎ木すると共に、南北統一の運勢を巻き込んで、アジアの平和運動のために日本がエバ国家として援助するように。後に立っている男達は皆、堕落したアダムと同じである。そのような者達に、エバの代身として相対者を授けられた。もらった栄光のためには、全てを犠牲にしても、感謝をして行かなければならないのが、日本の男達の立つところであります。年取った皆さんがそうなれば、中年はもちろんそうなるべきであり、その下の青少年はもちろんそうなる。六十歳以上の者、皆立って。神と先生の前に宣誓してくれることを願いますから、両手を挙げて誓いましょう! 誓わない者は挙げなくてもいい。皆誓いましたね。 日本のエバ国で勝利したとしても、完成はアジア統一までです。イエス様が十字架につけられることによって、アジア諸国を統一できなかったのです。体を失ったものを、今復帰するためにアジア文明圏が立って、真の父母を中心としてアジア統一圏をなすために、エバ国家日本はお乳を飲ませなければならない! それに相応する金を蓄えている。一億二千万の日本人のために、日本人を祭物にしても、三十二億のアジア人民を救済したいのが、神の心です。日本の豪華な住宅や環境を見たときに、アジア諸国をこういうふうに救ってやった後に、初めて日本が外的に大きくなるべきなのに……。それが神の観点です。それをそのまま続けて行った場合は、子供達が目茶苦茶になってしまいます。はっきり分かって、帰りましたら、祝福を受けた家庭の主として、堂々と、日本が早くアジアのためのエバ国の使命を果たせるように。本当は、日本の年寄りから若い祝福家庭まで全部犠牲にして、天使長の立場で、エバを神の方に帰るように押し出すのが、原理観であり、摂理観です。それは先生の話ではありません。 皆さんは蘇生兄弟、金日成は長成兄弟、韓国民団は完成兄弟。三者は天使長圏の共同兄弟です。彼等が三位一体圏を作ることによってアジア統一への道が開かれるのです。あなた達を蘇生として、朝総連は長成、民団は完成。それは堕落圏と同じである。日本の男性と韓国の男性と徹底的に一つになるべきである! アジアは一つになる。それは理論的である。血統転換しないといけない。そうすれば統一される。 神様が所有主になっていないのに、堕落した者達が所有するという話はありません。世界的に問題になるのです。今から五十年前は、「文先生は悪らつな者だ。悪魔よりも悪い、手もつけられない男だ。飲み込もうという理論を持っている」と言われてきた。しかし、そうではありません。だから、自分の個人の所有は、今は相続権等も九五パーセントは国家が税で取っていくでしょう。しかし、その権限はありません。個人所有時代、家庭所有時代を越えて、氏族所有、民族所有時代になったからです。 それ故に、日本自体が今は社会主義圏内に入っている。社会主義や共産主義は絶対的一つの国を目指しているのです。神の理想に帰る所有権復帰の時代に来ているから、サタンはよくも共産主義をつくって、世界的に復帰される神の所有権をつぶそうと計画している。だから、サタンとしてはやるだけのことを全部やった。それにもかかわらず文先生の方に手を挙げている。それで、文先生と神の前には反対する何者もいない。そういう意味で、所有権返還をしなければならない。だから金持ちは入れません。アジアに一晩で自動的に返納しなければならない時が来ますよ。神の御旨がそうなっている。 今からあなた達祝福家庭は、女性が三年間中心になるというのだから、貯金通帳も妻が主管するのですよ。旦那さんに聞く必要はありません。御旨のためには使ってから報告していい。夫がそれに文句を言うようだったら先生の所に連れて来なさい。先生は一文も自分のために使いません。アメリカの国税庁もそれを知っているので「いやぁ、文先生は正しいお方です。二十年間、公的な金は一銭も使っていません」と言う。だから、先生が御旨のために使った方が良いのです。あなた達が百年以上使うよりは先生が三年間使う方がもっと価値があります。 所有権返還を早くしなければならない。そうは言っても、先生の所有権は一つもありません。全国に、全世界に、先生の名前で何か所有権持っていますか。みんな天に譲与してしまえ。国を神様にあげてから所有権を再びもらう。そうしなければ、アダム・エバの本来の所有権は生まれてきません。この二点があるから、世界は統一されなければならない。血統転換と物権転換。それは国が一つ立ったら、日本は一日で転換します。復帰できますよ。接ぎ木するのは七か月もかからない。君達の子供に優秀な者が出れば首相をさせよ。そのようにして日本を救ってやるのが愛国者だ。こういうふうにして先生と直接向き合って話すと、みんな名残となり、次の因縁になるというのです。 このお祖父さんたちの血統的行動の後に付けばよろしい。そういう者がいた場合に、女達はどこに紹介するかというと、先生を通して神の国の方向に紹介しなければならない。先生を紹介するのに直接できません。献金も、先生のところに持ってくるのではありません。神山会長を中心として、教会長を通して、お母様を通して、先生の子供を通して持ってこなければならない。 本当の自分の財産を復帰して、天に再び返してから、もらわなければならない。多く捧げたのだから、自分達にはもっと大きく返してもらえるというようなことを考えてはなりません。「十分の一もらう」と思いなさい。今までは「十分の一条」を天に捧げたでしょう? 今は反対です。十の一条をもらって「有り難うございます」。そうすれば、神の運勢に乗って、日本の財産をアジア・世界のために使うことができる。今、一年に二千万人が餓死している。真の父母とすれば、これを素通りすることはできません。何とかして早く手を差し延べたい。これを救ってやらなければならない。 それで、今、水産業をやるのもそのためである。海は資源が無限である。海で獲れる小さい魚を、人工的に育てれば九〇パーセントまでは皆蘇る。そこには無限の資源がある。未来の食糧問題は魚の養殖しかない。 日本人ははっきり分かりましたね。(「はい。」)それは日本を代表しているのではありません。天宙を代表するものです。そうすれば、エバとして完成される立場に立つだろう。そうすることによって、四十年前にはアジアの侵略国家として烙印された日本の全てが解放される! (拍手)だから、夫婦共々、この目的のために代表となった者としての自覚を失わないように、また、その目的に向かう道を損なわないように、各自努力すべきである。 自分の故郷を天の国の故郷に繋げる道は氏族メシア これから氏族メシアを早くしなければならない。氏族メシアの使命を果たさないというと、自分の故郷が天国の故郷に繋がる道がありません。君達の故郷がどこかというと、先生の生まれた定州と言えますか。そこから日本まで行くのに、何千年、数百代が繋がっているのです。それをジャンピングして、お父様の故郷が自分の故郷と言うことはできません。それで、国と世界レベルでの勝利圏は、もう先生を中心として立っている。それに接ぎ木して、イエス様の失敗を現実的に取り返さなければならない。だから、氏族を中心として一つにする。 あなた達のお母さんは自分勝手に結婚したね。堕落したアダム・エバとそっくり同じである。あなた達の父母は皆、統一教会に来るのに反対しただろう? サタンの道具となって反対したのとそっくり同じである。しかし、神は敵愾心を持たないから、それらの人々にも救済を願えば、神の愛を中心として許さざるを得ない。文先生もそういう思想を率直に相続した中心者として、イエス様の失敗を取り返さなければならない。 それ故に、世界的氏族復帰をなす。二千年前にユダヤ教がイエス様を信じたとすれば、世界はもう一つの国になってしまっている。それができなかったために、この時代において、完成圏としてイエス様の失敗を蕩減復帰する。祝福された家庭は、故郷に帰って何をするかというと、祖父母、父母、自分、自分の子供と三段階を中心として、レベルは四階級を中心として一体化した基盤を造らなければならない。「お祖父さんが孫になる」という話を知っていますか。正に天地開闢である。内容は、「お父さんが子供になる」という話である。正反対になる。だから、君達は氏族メシアとして氏族の先祖となる。先祖として接ぎ木してあげる。その代表的お祖父さん、父母、兄さんの三代が、自分を中心として、イエス様の三弟子と同じ立場に立つとともに、アダムと一体化しなければならなかった三天使長と同じ立場に立つ。祝福を受けて氏族メシアの使命を持って帰ったその者に、「今から私達の一家は、あなたを中心として、永遠に神の氏族として入籍します」と言うようにならなければなりません。 今は、統一教会に反対する何者もおりません。文先生は偉い人として知られているのです。昔は「文先生の奴」と言った。日本においてこの頃は、朝日新聞でも「文師」と書くようになってきた。文先生を目茶苦茶に扱ったら言論界は大変なことが起こる。アメリカから日本の言論界に働きかければ、明らかに発表した場合には、すぐぺちゃんこになる。先生に反抗して迫害した場合には、誰も何も残らない。そのような背後の力を持っている先生を中心として見た場合に、今から将来、世界に通ずる二世の道は無限に発展していく。 今は辛かろう、苦しいだろう。しかし、三年後、十年後、二十年後を見なさい。打て、既成教会。第二次大戦後反対するアメリカは四十年後を見てみなさい。先生の言うことは、素通りする話ではありません。はっきり知って、帰って行った場合には、この伝統的訓示を、各心身に秘め、骨髄に銘記されるように、全国に分配しなければならない。 エバ国家として完成する道 それで、エバ国家として完成する道が何なのか分かりましたね。祝福された女性達を中心として、又、妻を持った男性としては、今から、金日成と韓国僑胞・民団、そうして、「柳寛順精神高揚大会」を全面的に応援するのです。そこに金を惜しむようなことがあってはなりません。自分の後孫のために惜しむようなことがあってはなりません! アジアの後孫のために投資する。世界の後孫のために投資する。それが、神の喜ぶ道であるということを考えて、日本にある全ての物を一か所に集めて、アジアで使わなければならない。統一教会だけでもそれをしなければ日本の将来はありません。皆その金を持っていれば、それが毒薬と同じようになって、後孫を滅亡させることになるだろう。真剣な話である。 そういうような天的威信を立てることなく、自分の一身の財産を抱えてこそこそする。そういう日本人になってはなりません。天的エバ国家としてお嫁に行くのだから、どうせ、旦那さんのために持っていく資金と思った場合には、その旦那さんの弟、妹が来た場合には、金を使った方が利口なのですよ。「天的アダム国家のために使いなさい」と言っているのです。そうして、アジアに日本人を迎える基盤を早く作らなければならない。エバ国家の人々は、大陸に上陸しなければなりません。将来は、北極の氷なども自動的に溶かすこともできるし、人工的に何でもできます。雨を降らすこともできるし、何でもできる時代が来ます。だから、エバ国家は、アダム国家と共に、日本の科学技術を投入して開発するようにしなければなりません。 日本人はどこに行っても、女同士がこそこそ言うのと同じである。韓国人はそうはいきません。十名いたら、十名絶対に合いません。(笑い)絶対、人に頼ることはしない。それは不思議な民族である。韓大使がコロンビアにいた時、日本人が、コロンビアに来れば、皆日本の大使館に訪問して挨拶しながら、「ここに来ましたから助けてください」と言うのです。しかし、韓国人は、たくさんの人がコロンビアに来るけれども、大使館に殆ど一人も行きません。それを見て日本の大使は「韓国人は将来世界をリードする」と言うのです。日本人は皆大使館に行って「よろしくお願いします」と。それで大使館は助けるようなことがあるだろうけれども、韓国人は絶対に助けを受けない。先生などもそうです。そういう伝統的性格を持っている。男として命令されるような惨めなことをするのだったら、絶対死んでしまうよ。絶対たまり切れない。(笑い) 日本に行っても、先生は外国人だから、日本語を早口に語る競争をした。それで先生に皆負けてしまった。それを勉強したからです。老人だったら、自分の母国語もどもって仕方ないのに、今、老年になっても、日本語を自国語よりももっと早くしゃべっている。先生はそういう準備をした。日本語で世界を旅行したこともある。 そのように徹底して訓練されるムーニーとして、又、自覚したエバ国家の国民として、堂々と世界を代表して、天下全てを代表して、自分の手によって、自分の金でもって、アジアのため、世界のために投入する。乞食になってもいい。杖を引きずりながらでもいい。先生はお金が無くても、どこへ行っても、食べることは心配ありません。あなた達、先生が訪ねて来たとすれば門前払いしますか? いい邸宅や奥の間があった場合、先生を他の小さい四畳半の畳の部屋に泊めるか、自分の奥間を貸してくれますか。 考えてみなさい。先生たるものは、世界的に前にもなければ後にもありません。永遠に、この時しかいないのです。真の父母が二つもいるべきですか。(「絶対に一つです。」)絶対に一つである。先生が亡くなったらもうおしまいである。永遠に無い。そうなれば、この思想が消えていくか。そうではありません。天下の真理として永遠に残る。 韓国語を早く語るようになった場合に、あなた達も韓国に自由自在に来られるようになります。将来、韓国語を語れない者は上陸できません。先生が真の父母であって、天下全ての者が、韓国故郷の地に帰るようになった場合どうなるか。韓半島全体が飛行場になると考えてみなさい。その時に、[韓国語が語れない人は上陸できません]というようになったらどうしますか? これは脅迫のようであるけれども、やらなければならない! 韓国語を語る者でなければ、先生の一族と結婚する道は生まれてきません。先生の後孫がどんどん増えてみなさい。今、家族は四十一名だ。孫も百人くらいになるかも知れない。それが何千万になる。その先生の一族と自分の一族とが結婚して血統を結ぶということは人間として最高の望みだということを知っていますか。何故? それは主流だから。若い人は早く韓国語で教育せよ。 真の愛によるアダム・エバ心情一体化理想の完成 エバ国家とアダム国家が完成しようとするとき、何を中心として結束するかというと、真の愛において一つになること、それは全てが同じである。そこには左右も何もありません。一つである。その抱えるカイン・アベルも同じようになる。それで、先生は、國進様の相対者は四三〇双の家庭から選び、祝福した。そのようにしてどんどん地上に広げなければならない。愛を中心として、一族を、一国を、一天宙をつくっていかなければならない。神の理想に近い、神の理想からしても完成は自動的に可能になる。私は代表して存在するのだから、どこに行っても責任を持って関係を結ぶ。どこでも平等な価値を教えるのだから、その国は私の国である。その相対圏は神の相対圏であるから、全てが完成解放圏になる。 先生は時間がありません。今からたくさんやることがあるからね。たくさんのことを語ったけれども、結局は、内容は簡単である。日本エバ国家の使命は、代表した心情的拡張運動。同じ分母的民族を越え、国を越え、世界的に、真の愛を中心とすれば、どこに行っても完成圏として立つ。故に霊界のどこに行っても招聘する。そういう立場に立って生涯かけて来た者達は、霊界に先生が入った場合には、「先生!」と言った場合にはすぐ会えるのです。もう心配することはありません。心情に焦がれてなしえたそのことを感謝しつつ、全てに感謝する。天宙に感謝する。因縁を持ったことに感謝する、愛の心情にあふれた場合には、全てが同化圏、同位、同居、というようになっている。だから、先生を呼べばすぐに会える。先生が先に行った場合には、霊界を案内します。そこには、前にも言ったように、ダイヤモンド星、黄金の星もあるだろう。先生の特権でもって、金の星を一つか二つあげるかもしれません。(笑い)先生はそういう特権があるのですよ。「完成と解放」。その心情圏の統一基台をなしえて、アダム・エバ心情一体理想を完成することによって、完成と解放圏は、この地球上、あるいは天宙上いずこにもなし得る。それに向けて万歳。その希望に向けて、日本の地に喊声とのろしが上がるように。眠っている韓国の女性、韓国の人々が、日本ののろしを見て覚醒して、エバが準備して先生を迎えるようなことをなすように、よろしくお願いします。 家庭生活の中心的責任を担う女性 きょうの題目は「女性解放」です。このような内容でお話してみましょう。 今日、歴史を通じて苦労してきた人々がいるとするならば、もちろん、男性もいるけれども、女性達がたくさん苦労してきたのではないかと思います。歴史もそうだけれども、一つの家庭においても、生活に直接責任持っている人が誰かと言うと男性達ではありません。女性達です。衣食住を中心として生活して行く中心的すべての責任を持つ人は女性達です。男性と女性が異なる点は、男性は外的活動をし、女性は家庭において、内的な家庭の責任をもって子女達を教育することにおいて、重要な責任を持っていることです。 このように見る時、男性も女性も、生涯を共にすることは簡単ではありません。一家庭が、社会やある国家に属して、その国家と共に、その社会の複雑多端な環境を乗り越えて、その社会において、同じ歩調を合わせながら生活をしていくのは簡単ではありません。どんなに家庭が内的に平和であっても、社会が外的に混乱すれば、必ず家庭にその影響を及ぼすのです。また国家が外的に混乱すれば、やはり家庭もそこに動揺するのです。もっと拡大して言えば、一つの世界を中心として見る時、世界の外的な面が大きく動揺すれば、動揺するすべても、家庭に波及するのです。又摂理史においても、摂理史が平坦な道を行かないで、蕩減の道を行くようになれば、その蕩減の道は家庭にまでも影響を及ぼすのです。 このように、家庭というもの自体は、分立されているのではなく、社会の中に在るし、国家の中に在るし、世界の中に在るし、天と地の中に在るのです。では、家庭において生活の中心は誰かと言えば、もちろん、男性達もいるけれども、主に女性達が家庭の中ですべての責任を持って生活しているのです。まず、衣食住を中心とした生活の前線で直接責任を持っているのが女性達です。そして、家庭に困難があるとすれば、困難を直接最初に感じるのは、もちろん男性もいるけれども、女性達が直接感じることでしょう。 男性よりも多くの涙を流してきた女性 今日までの人類歴史を探ってみると、人類歴史は戦争史でした。歴史時代を経て多くの戦争があったけれども、その戦争の中で、より難しい戦争が何かと言うのです。国の中で色々な戦争があるでしょうし、アジアの中で色々な戦争があるでしょうし、世界的にも一次、二次、三次大戦など色々あるけれども、そういう戦争よりも、一番難しいのが何かと言うのです。それは家庭において夫婦同士が不和になること、父母を中心として、子女が不和になることなのです。問題は、男女を中心として、最初に生活の基盤となる家庭において、分裂、闘争、あるいは紛争というような問題が、外的な世界のすべての問題よりも難しいというのです。そのように、各家庭の人々の心に大きな傷を与えるのは夫婦の不和であり、父母を中心とする子女関係の不和であります。 故に、女性達が生活しながら、歴史を経て生活する中で多くの涙を流しました。もちろん男性も涙を流したけれども、涙を流した大多数の人々は女性達です。また、女性達は、大体お祖母さんやお母さんや自分の妻や、この女性達は根が一つではありません。この歴史的女性世界が、男性と一体となったその家庭の背後を見ると、お祖母さんの根も異なるし、自分の母の根も異なるし、自分の相対の根も異なっています。故に、お祖母さん、お母さん、自分の妻と、このように結ばれているけれども、横的な面においては、血統的な関係は連結されていません。故に、どんなに立派な女性であっても、離婚すれば、その家とは関係がなくなり、分かれるのです。お祖母さんもそうだし、母も、自分の妻も同じです。このように見る時、涙をたくさん流す人が誰かと言うと、男性よりも女性です。女性達が涙を流す動機の根本が何かというと、男女関係です。愛の問題のために女性達が涙をたくさん流すのです。故に、女性は歴史以来、愛を中心としてたくさん悩んできたのです。しかし、それで終わるのではありません。 男性達は、社会の環境の中で自由に活動できるけれども、女性達は、制限された家庭の垣根から脱することが簡単ではありません。何か困難があれば、男性達は母(妻)に任せて自由に活動できるのですが、女性達は、難しい環境の中でも、自分の家族や子供達を中心としてそこで自由になることは難しいのです。 故に、男性と女性を比較してみると、人類歴史を通じて、誰がたくさん涙を流したかと言うと、これは男性ではなく、女性であることは間違いありません。 蕩減の責任を持つが故に流された女性の涙 では、これらを総轄的に見る時、人間世界で、このような生活をしている女性達を認めてくれるある団体がありましたか。今までありませんでした。女性としての自分の苦しみや、悲しみを解放できる国や団体がありませんでした。責任的立場で見ると、女性が重要な責任を持っているけれども、その家庭でも、それを保護できる体制がないし、社会や国家にも体制ができていません。これは何故ですか。蕩減時代を経て来たので、女性達の蕩減の道が、東西南北、上下左右に全部連結されているのです。一つの四方、即ち、前後、左右、上下の全体、球形的な面において、女性が蕩減の道を責任を持ってきたので、女性を保護することができる体制がなかったのが、今までの歴史だったのです。 このように見るとき、男性達と離れることのできない相対関係を持ちながら、苦しい立場で涙を流す人は、男性より女性達です。悲しみのシンボルとして表すのが涙であり、苦しみのシンボルとして表すのが涙であるとしたら、これは、女性達が、今まで歴史時代を経ながら残した遺物、即ち特権的な遺物だったのです。そのために、お祖母さんの涙、母の涙、妻の涙、姉の涙、このように見ることができます。一家族は、大体、四代まで、お祖母さんとお祖父さん、母と父、自分、息子・娘の四段階と三段階に連結されているのです。四数、三数で連結されているのです。 このように、一生涯の暮らしの中で平面的に見ると、女性達がたくさん涙を流してきたのは何故でしょうか。人間は知らなかったけれども、神の摂理から見れば、歴史の発展過程において蕩減の責任を持っていたので、涙をたくさん流したのです。また、宗教的な面で見ると、宗教を信じる人と信じない人を見ると、宗教を信じる人は、普通宗教を信じない人よりも多くの涙を流さなければなりませんでした。 洗礼ヨハネが現れて、イエス様の降臨を証す時、「悔い改めよ。天国は近づいた」と言いましたが、「天国が近づいたので解放される」と言ったのではなく、「悔い改めよ」と、言ったのです。悔い改めは、涙を流さなければなりません。故に、一般社会の男性世界と比べて、宗教界の男性は涙をたくさん流さなければなりません。それは何故ですか。蕩減があるからです。 では、男性達が宗教的な面で責任をもって蕩減することと、女性達が家庭の中で責任をもって蕩減することを見ると、摂理史的な立場において、男性達が涙を流すのは、男性の解放のためです。今までの歴史は、男性解放圏に向かって前進してきたのです。その解放圏は、外的な苦しみや内的な苦しみを克服して、人間は家庭を越えて、氏族、民族、国家を越えて、世界まで越えて、理想郷を目指して、世界を越えて行くのです。外的な世界の男性と、宗教圏の男性と比べてみると、宗教圏の男性の方がもっとたくさん涙を流さなければなりません。故に、真なる宗教指導者は、涙の生活をしなければなりません。何故ですか。蕩減があるためです。この二つの面を見る時、女性達は、家庭で涙をたくさん流し、宗教を指導するすべての男性達は、その教会を中心として、対社会で涙をたくさん流します。 メシアこそ男性・女性解放の総責任者 このように見る時、宗教を中心として、男性達が涙を流し、女性達は家庭や、様々な生活の中で涙を流す立場で見ると、悲しい人は誰かと言うと、もちろん男性も対社会で競争する中で、悲しいけれども、それより、女性達の方がもっと悲しい立場に立っているのです。宗教の内的な面を見ると、男性・女性ですが、歴史的にすべて宗教を頼って、その外的な面までも広げることのできる動機となったのは男性であるとしても、宗教を中心として悲しい涙を流した男性達と、もっと悲しい涙を流した女性達が一緒になって今まで宗教を形成してきたし、引っ張ってきたのです。その代表的な宗教がキリスト教です。キリスト教は何の宗教ですか。新婦宗教です。又、それは誰のための新婦ですか。新郎のための新婦です。では、今日のキリスト教において、新郎を迎えるための新婦達が、今まで涙を流しながら蕩減の道を経てきた一つの目的は何でしょうか。それは真なる新郎に出会うためです。 では、新郎が現れる時はいつですか。一時です。新郎に出会う目的は何であるかというと、解放されるためであり、蕩減の道を切り抜けるためです。それは、女性一人では切り抜けることはできません。何故、女性一人では解放されることができませんか。お金がないので解放できないのではないし、知識がないのでできないのではなく、権力がないためにできないのではありません。真の愛と、真の愛の因縁を持たないためです。真の愛によって解放されるため、新郎を待ち望むのです。真の愛の新郎に出会うことによって、そこで解放される時が始まるので、男性自体も宗教から解放されなければなりません。宗教の悲しい環境から解放されると同時に、女性も一緒に解放されなければなりません。その総責任者であるメシアが来なければなりません。 メシアが誰かというと、神の真の愛を持ってきて、神の真の愛を中心として、男性も、女性も、解放しなければなりません。男性達は、宗教から解放されなければなりません。今までの宗教の歴史において、女性達が主導してきた宗教はありません。たいてい男性達です。男性達が悪なる世界と闘争してきたのです。故に、宗教指導者達の殆どは、大抵受難の道で犠牲になったのです。その代表的な人がイエス様です。その時、政治の環境を開拓しなければなりませんでした。男性を代表した宗教指導者は、いつもその国の主権者と闘争してきたのです。また、宗教は、より大きい国の主権者と闘争し、家庭においても女性達は男性達と闘争したのです。歴史を見ると、女性達は、愛を中心として男性達と闘争したのです。故に、家庭では、女性達が男性を中心として愛の解放を追求してきたのです。また、男性達は、対社会の悪魔、即ち、愛を破綻させる悪魔と闘ってきたのです。数千年の歴史を経ながら、その闘いに勝利した版図をもったことがありましたか。どんなに涙を流しても、女性が解放され、男性達が真なる愛の主人の立場に立つために、悪魔から愛を取り戻すための蕩減の道から解放されたかというと、今まで解放されずに、戦争を続けて今日まで来たのです。 宗教の目的は真の愛の理想的家庭を探すこと 宗教とは、また、家庭とは何を探すためですか。真の愛の理想的家庭を探すためです。真の愛の理想的家庭は宗教の終わりであり、女性達の涙の終わりです。故に、その時が、終末の時です。終末になればなるほど、どんな現象が起きるかというと、すべてが混乱します。男性が先か、女性が先か分からないのです。女性だけが涙を流すのではなく、男性も涙を流すのです。何故ですか。行くべき道が漠然としているからです。分かろうとしても分かりません。宗教自体も、宗教を指導する人だけが涙するのではなく、社会の中で住んでいる男性達も涙を流すのです。ですから全部が同じ立場に立っているのです。そのような時が混乱期です。宗教が宗教の立場を守ることができず、対社会のすべての歴史的な流れの、疲弊した風潮が教会を襲い、教会の疲弊したすべての流れが家庭を襲うのです。家庭の基盤も、宗教の基盤も自らの自律的な立場で、愛を中心として解放圏を持ったことは一度もありません。 では、過去から今日まで、数千年の歴史を経ながら、すべての人々が理想と平和を探し求めて来ましたが、その理想と平和を一致させて解放の門を開けるものは何でしょうか。お金でもないし、知識でもないし、権力でもありません。内的な家庭においても、すべての宗教においても、真なる愛だけが、宗教圏を克服できるし、家庭圏を克服できるのです。宗教とは、家庭を抱いていかなければなりません。男性を代表した宗教とは、家庭を抱いて行かなければなりません。宗教圏には数多くの家庭があります。ここに来た男性・女性の背後には、皆家庭があります。家庭を、いかに平和な状態にするかという宗教的な責任から見る時、仏教や儒教や回教やキリスト教など、その使命を完結した宗教がありませんでした。キリスト教は、男性宗教ではありません。新婦宗教です。 東西を中心として、西欧文明が今、アジアを探し求めてくるのです。アジアは男性的大陸地帯であり、アメリカ大陸は女性的大陸です。何故女性ですか。宗教と思想が、新婦宗教であるキリスト教文化圏であるからです。それで、どこを探し求めてくるかというと、男性的アジアを探し求めてくるのです。イエス様もアジアを訪ねて来るはずでした。しかし、アジアにおいて体を失ってしまったのです。これを蕩減復帰するために西欧文明が反対に回っていくのです。 本来、イエス様が十字架で死ななかったら、インドの宗教圏、仏教圏、儒教圏を、キリスト教を中心として統一していました。統一圏が最初に成されるのは宗教圏です。宗教圏の最高の指導者は霊界と通じて未来の天の行く方向を知るので、イエス様が国を収拾してローマから独立して、イスラエルの十二支派がカナンの福地に帰って、分配された土地が統一された時は、確かに、アジアが吸収されるのです。 どのように吸収されるかは、霊界で教えてくれるのです。霊界に行くと、宗教とは男性・女性を解放するためであることが分かります。何故かといえば、堕落したためです。宗教とは、男性・女性の解放です。総轄的な生活の舞台において男性・女性達が解放されて、天の愛と共に新しい出発をする時が終末です。故に、男性・女性が解放されなければなりません。何によって解放されるかというと愛によってです。どんなに生活が苦しくとも、どんなに難しいことがあっても、愛があれば克服できるし、愛するところに、被造万物すべては愛の本質の要素に吸収されるのです。故に、イエス様は、「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、主なるあなたの神を愛せよ」(マタイによる福音書二十二章三十七節)と言われたのです。何故、愛さなければならないのかというと、神は、本質的愛の主体なので、愛を中心として万物を主管することは神の愛の相対的立場に立つからです。愛する心を持つと、プラスとマイナスが一つになるように一つになるのです。故に、愛が問題です。「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」(マタイによる福音書二十二章三十九節)と言われたイエス様のように、自分を愛する以上に愛することのできる立場を越えないと、神の愛の圏内に入ることができません。歴史上あらゆる戦争や戦いが起きてきたのは、愛を探すことができなかったためです。このことをみても、堕落論を中心として、人間が堕落したという事実を否定することができないのです。それで、人間は愛を探し求めて喘ぎながら、今まで疲れ果て、飢えてきました。 今日、社会において、青少年問題の混乱の根本を探ってみると、お金でもないし、知識でもないし、力でもありません。愛の問題です。しかし一時的な愛は必要ありません。春夏秋冬、四季が異なっても、冬は寒いけれども寒い冬が愛を支配することはできません。寒い冬でも、愛をもう一度輝かすことができます。冬は縮むし、夏は拡張します。故に、季節の変化によって愛の本質を変質させることができません。このように世界全体を解放させることのできる主流の宗教があるとするならば、その宗教は、必ず、愛を本質とする内容をもった宗教でなければなりません。 すべてのものを一つに結ぶ力は真の愛 このように見るとき、キリスト教は、神と人との関係を父子関係としてとらえると共に、イエス様は、信徒との関係を新郎・新婦の関係としてとらえました。その教えの核心は何かと言うと、国ではなく、父子関係、夫婦関係であり、兄弟関係です。これを見ると、すべての教えの核心は、「家庭解放」です。イエス様は、どこから生活を出発したかったでしょうか。新郎である方は、どこから生活を出発したいかというと、世界からではなく、第一に家庭から生活しなければなりません。その家庭生活はどこへと連結しなければならないかというと、教会と連結しなければなりません。では、世界はどう連結するのでしょうか。統一原理を見ると、長子権を勝利することによって、神が自由に主管できる時代が訪れ、そのことによって、外的な世界も、国家形態の生活圏を愛を中心として連結させようとするのが、一つの御旨の完成であり、、家庭の完成が成されるのです。何を中心としてですか。お金でもないし、知識や権力でもありません。愛を中心としてです。 きょうの御言は、「女性解放」です。女性を解放するのは、家庭から解放するためですか、教会から解放するためですか、世界から解放するためですか、天地から解放するためですか? 家庭だけでは、女性解放は成されません。家庭解放圏があったとしても、教会解放圏が成されません。また、教会を越えて、国家解放、世界解放、霊界、即ち統一教会の用語でいうと天宙解放圏が残っているのです。今、先生が言うのは、この解放圏をどこに設定するか。国を越えて、世界を越えて、天地を越えた立場で設定することによって解放の世界が来るのです。 では、メシアはどんなお方ですか。メシアが来られて、新婦であるすべてのキリスト教徒をどこへ引っ張っていくかというと、もちろん、家庭定着のためであり、定着して暮らしても、その場所が自分達が留まる所ではありません。定着する所は、家庭を持って、国を越え、世界を越え、天地を越えたところで定着しなければなりません。堕落がなかったら、アダム・エバ自体が一代で完成した時は、それは天地の代表です。人間としてたった二人しかいません。国もありません。神が宇宙を代表して、中心的人間を創造されたとき、すべての人類を代表した根です。この根一つは、すべての人類を代表した根です。この根一つは、すべての枝と幹と実を全部持っているのです。故に、アダム・エバが、神を中心として愛の理想を完成すれば、それは家庭完成の基盤になるし、社会完成の基盤にもなるのです。社会完成の基盤になると同時に、その伝統に基づいて国ができるし、その伝統に基づいて世界ができるし、その伝統に基づいて膨大な天の国の民ができるのです。その基本は真の愛です。真の愛とは、男性と女性を中心として成されることであって、一人ではできません。男性と女性を永遠に引っ張って行くことのできる力が真の愛です。男性と女性が永遠に喧嘩しないで、家庭に苦難があっても、無事に乗り越えることができる、男性と女性が一つになる愛、そのような愛があったならば、その愛を中心として、社会に困難があっても問題はありません。世界の環境がどんなに混乱しても、天地がどんなに騒いでも、これは分立されません。変わりなく愛の目的地に行くことのできる道、個人的な道、家庭的な道、氏族的な道、民族、国家、世界的な道へと直行して来れたでしょう。 男性解放に先立つ女性の解放 しかし、このようにできなかったのが堕落です。如何に堕落しましたか。動機は何ですか。もちろん、サタンが誘引して堕落したので、サタンが最初に責任を負わなければなりません。 その次は女性であり、第三が男性です。サタンはエバと一つになりましたが、結局自らを神と同じ立場でその愛を蒔いたので、今日、人類の世界の愛の根が、神ではなく、悪魔になったのです。ヨハネによる福音書第八章四十四節を見ると、「あなたがたは、自分の父、すなわち、悪魔から出てきた者である」という言葉があります。人類の祖先は悪魔です。この根が誤ったのです。 ですから、根を裏返さなければなりません。では、根を裏返す張本人は誰ですか。男性ですか、女性ですか? 女性です。その根となる人間の出発は家庭です。それ故に、女性達は、今まで家庭から解放されることができませんでした。その家庭は、そのまま世界を越えて、天の国に通じることができません。女性達が愛を中心として堕落したので問題となったのです。「善悪の果を取って食べた」ということは象徴的な言葉です。善悪の果を取って食べて、このように悲惨になったとすれば、全知全能で、全てをご存じの神様が、何故このようなものを創造され、このようになったでしょうか。キリスト教は盲目的に信じているのです。そのようになったので、信じればできると思っています。そんなことはありません。「私はテストを受けなくてもよいのです。信じれば良い」。それが通じますか。蕩減の道があることを知らなければなりません。誰が最初に蕩減しなければならないかといえば、女性です。女性は男性の三倍以上の涙を流さなければなりません。何故ですか。サタンは蕩減することを嫌がるのです。 また、サタン世界の男性達は、蕩減することを嫌がるのです。宗教を信じることを皆嫌がるのです。宗教を信じることを許す男性を見ましたか。仕方なく信じるのであって、男性というものは宗教が好きではありません。何故ですか。サタンの直系であるからです。故に、蕩減復帰するために、女性達が涙をたくさん流すのです。ですから女性は、息子のためにも涙を流し、夫のためにも涙を流します。 家庭に問題が起きた時は、最初に男性が涙を流しますか、女性が涙を流しますか。女性が涙を流します。夫のために涙を流し、子供のためにも、父母のためにも涙を流します。家庭に何か苦難があれば責任を持つのです。故に、女性は、この世の誰よりも多くの蕩減の十字架を背負って来たのです。それで、神がかわいそうな人を解放する時、女性を先に解放しなければなりません。女性を解放しなければ、男性の解放はできません。 キリスト教は新婦宗教です。教会を中心として、キリスト教文化圏が世界を支配したことは驚くべき事実です。キリスト教は新婦宗教です。新郎を何人待ち望んでいますか。一人ですか、三人ですか。一人です。では、お祖母さんの新郎ですか。お母さんの新郎ですか。私の新郎ですか。お祖母さん、母、私、娘、四人で新郎を捜し求めるのですが、新郎は何人ですか。一人です。故に、その中で一番立派な新婦は、顔がきれいな人でしょうか、それとも涙をたくさん流した人でしょうか。(「涙を流した人です。」)お祖母さんよりも、母よりも、妻よりも、姉が涙をたくさん流したならば、その姉の後に従わなければなりません。涙を中心として、何のためですか。自分が福を受けるためですか。解放するためです。自分の息子・娘を解放するためであり、夫の解放のためです。 自分のために涙を流すことは必要ありません。何故ですか。女性の堕落のために、夫を苦しませ、息子・娘にその影響を及ぼしたのです。故に、息子・娘のために涙を流さなければならないし、夫のために涙を流さなければなりません。その一家のすべての先祖の伝統をもう一度立たせるために、涙の谷に立っている人が誰ですか。女性です。故に、女性は、かわいそうですか、かわいそうではありませんか? 今日の女性解放は、家庭から、教会から、世界から、天の国から、神の愛以上の愛を持たなければならないという結論です。 堕落故にサタンに囚われてきた人類 神の愛以上の愛を持っている息子・娘がいるとすれば、私の奥の間に入って来てもO・K、私の背中に登って、「おんぶしてほしい」と言ったら、おんぶしてあげるし、神様の頭の上に上がって、おしっこをしても、神様は喜ばれることでしょう。私がお祖父さんになって見たら、孫や孫娘がどんなにかわいいか分かりません。私は息子・娘をたくさん育てて見たけれども、その時はあまりにも忙しいし、又悪口を言われながら、暇が無くて、息子や娘を愛することができませんでした。今は、どんなに忙しくても十二時に寝床につくのです。子供達が十二歳になる時まではキスをしてあげました。他の父母のようにしてあげられないので、すまないと思ったのです。この子供達がサタンに奪われないようにと。このように子供達を愛することができなかったのです。でも、今はやや峠を越えて、孫達を見ると、どんなにかわいいか分かりません。昔、そのような喜びを味わっていたとすれば御旨も全部捨ててしまったかも知れません。 孫達が挨拶に来て、すばやくキスしてから何かもらいたくて待っているのです。お菓子をあげるとすぐ無くなります。「お姉さんにも皆にもあげました」と言うのです。あげるということは悪いことではありません。孫達を見ると、いかに自分の所有欲が強く、自分を中心として、全てに関心を持ってほしいと願うのか分かります。 皆さんもそうでしょう? 女性に生まれて来て、立派な男性と結婚して、東西四方に自慢したいでしょう? 一生の間離れることのできない夫婦の愛を持って愛される妻の誇りが、天地に染みるでしょうか、染みないでしょうか? また、夫も、そのような妻を自慢するでしょうか、しないでしょうか? 神様は王の王です。知識の大王様であり、権力の大王様であり、お金の大王様です。ダイヤモンドなど、万物を創造された大王様です。では、愛することにも大王様でしょうか。勝つでしょうか、負けるでしょうか。神様が愛する時には、静かに愛するでしょうか、天地が揺れる程愛するでしょうか。雷が落ちる音以上にもっと大きいことでしょう。そのような立場で神様が愛することのできる息子・娘を、この地上で迎えましたか、迎えませんでしたか? 何故ですか。堕落したからです。全知全能の神様は、堕落した人間は皆捨てて、もう一度創造されれば良いのですが、それはできないというのです。絶対的な神様が、人間をすべての代表として創造されたという原理原則があるために、永遠の標準として創造されたのを、もう一度創造することはできません。故に、仕方なく、故障を起こしたものとして扱って、修理して、一番目の代表者として立つのがメシアです。アダムとエバを失ったこの地上には、完成したアダム・エバはいません。完成したアダム・エバの愛がこの地上に着陸できませんでした。それが神様の恨みであり、人類の恨みなのです。その恨みの圏を越える立場に立っているのが人間です。この恨みを誰が生じさせたのですか。もちろん悪魔が主動しましたが、張本人は女性なのです。故に、女性が恨みの圏を越えなければなりません。愛の道、愛する人が恋しくて、身悶えして、個人から、歴史と共に、数多くの女性達が男性達に犠牲にされ、悪魔に犠牲にされて来ました。戦争で夫を失い、息子を失うなどの妻の悲しみは、普通の人の悲しみとは比べものになりません。 では、神の立場から見ると、神様は、世界を失い、国を失い、夫と妻、息子・娘も失ってしまいました。一家の真のお祖父さん、お祖母さんの立場を失ってしまいました。そして、真なる父母の立場を失い、真なる夫婦の立場を失い、真なる兄弟の立場を失ってしまいました。そのような理想的な家庭の環境を備えて、天上天下において一族が皇族圏を成して、天上世界と地上世界に王権出現を宣布すべき神の愛の心情の前に、すべてを失ってしまいました。それだけでなく、創造された全世界をサタンに奪われてしまいました。まるで両班家の一人娘が、あした結婚しなければならないのに、悪魔が奪って結婚して子供を産んでから、前の夫に帰ろうとしたら、その前の夫が迎えるでしょうか。それと同じ立場です。僕に奪われてしまったのです。この内容を知っている人は文総裁しかいません。それで十字架を背負って、今まで歩んで来ました。統一教会の女性達は、自分の夫を捨てた人が多いでしょう? お婆さんから十二歳の娘まで、皆先生を慕いました。何故ですか。アダム・エバが堕落したために、女性は三大心情を失ってしまいました。父の心情を蹂躙したし、夫の心情を蹂躙したし、兄の心情を蹂躙しました。このような事は、善悪の果を取って食べた結果として起こりました。悪魔と愛の因縁を結ぶことによって、父母を騙し、夫を騙し、兄を騙したのです。この罪を歴史を通じて晴らさなければなりません。故に、女性達が死ぬ時、安楽に死んだ女性はいませんでした。逆さまになって死ぬとか、様々な悲しみの曲折を経て来ました。そのような事に対して誰が責任を負わなければなりませんか。 エバを保護・育成する責任を負うアダム アダムが、アダムとしての本分を果たすことができませんでした。アダムがエバをリードしなければなりませんでした。中心存在のアダムは、責任を負わなければなりません。保護、育成しなければなりません。責任者とは、統一教会に対する責任を持たなければなりません。苦難があっても全部責任を負わなければなりません。故に、統一教会の人々が誤ったら、文先生のせいにしていましたね。アメリカでは、統一教会に来て原理講義を一週間聞いて入会もしなかった人が、帰りに車の事故で死んだ事件がありました。それを、[文先生が死なせた]と言って叩かれたことがあります。そのような事件がたくさんありました。統一教会の悪い事は全部先生にかぶせたのです。私が、女性のいない男性だけの世界に生まれたら、何故苦労しますか。女性達のためです。アダムが女性の前に責任を果たせなかったので、責任を復帰しなければなりません。個人的女性問題、家庭的女性問題、社会的女性問題、国家、世界的女性問題、このようなサタンの金網を切ってしまわなければなりません。 そのためにはどうすべきか。アダムが創造されてからエバが創造されたので、アダムが完成した後、初めてエバが完成するようになっています。それで救援摂理は、復帰摂理であり、復帰摂理は再創造摂理です。もう一度修理工場に入って、再生品を作るのが宗教です。手と足のような数多くの宗教を組み立てなければなりません。その組み立ての宗教が統一教会です。故に、頭とか腕がどこにつくかは、専門家でないと分からないのです。 罪悪の根本は何であるか、全部解剖して、癌を取り除くように除去しなければなりません。癌の根本となるサタンを追放しなければなりません。文総裁の使命は、サタン追放と、血統転換です。サタンの血統を受け継いで来たので、野のオリーブの畑になってしまったのです。それを、元のオリーブの畑に転換しなければなりません。元のオリーブに接がれることによって、三代を経て、その種を取り入れて、三代後に、その種が元のオリーブの種と同じように認められて、堕落したけれども堕落しない元のオリーブの実を取り入れて、天の国へ再び取り入れようとするのが復帰です。故に、真理を知ることによって、血統転換問題、所有権転換をしなければなりません。 神は全宇宙の主人であり、人間の主人であり、全被造物の主人です。この全ては、愛のために、アダム・エバのために創造されました。またアダム・エバが結婚する時、贈り物として創造されましたが、アダム・エバが、結婚する前に死んだとしたら、父母である神が、その創造物を見ると、どれほど悲しまれることでしょう。ちょうどそれと同じです。それで、堕落によって、アダムの所有権とアダムの主人の立場が、全部サタンに奪われてしまいました。神は、天地創造をなさった主人として、王権とすべての外的世界を失ってしまいました。それらを神が所有することができませんでした。この世界の主人はサタンだと言いましたね! 歴史過程に、個人所有、家庭所有、氏族所有、民族所有、それから更に社会主義の所有権・国家所有権を経て共産主義という独自的な体裁を作ってしまったのです。 故に、世の中の所有権は神に帰さなければなりません。これからの神の所有権を妨げるためのサタン側の世界的覇権を、文総裁が首を切ってしまいました。共産党を誰が亡ぼしたか分かりますか。アメリカの放送局で、共産党を亡ぼしたのは文総裁であり、レーガン大統領とブッシュ大統領を立たせたのは文総裁であるということが、アメリカの歴史に残っています。先生はよく嘘を言いますか? 嘘をついたらどんなに良いでしょう。私は楽だったでしょう。しかし、私は苦難の人生の道を歩んで来たのです。今は、アメリカ朝野のどんなに偉い人でも、世界的に偉い人や、学界の有名なノーベル賞受賞者も、私が「来い!」と言うと来るし、「行け!」と言うと行くのです。それで世界の学者達を動かす大物になりました。 怨讐は、皆その家が亡びるように、その家の息子・娘の悪口を言い、うわさをするのです。統一教会の怨讐達は、文先生を偉い人だと言うでしょうか、愚かな人だと言うでしょうか? キリスト教の人々は、いつ私に会ったことがありますか。私に訪ねて来て御言を聞いたことがありますか。皆気の小さい男達です。しかし私は違います。金日成に対しても攻撃したのです。悪口を言われる文総裁がこのように腹が大きいのに、キリスト教とは戦わないで、彼等に攻撃を仕掛けられているのです。偉い息子・娘は、家中で喧嘩するのではありません。キリスト教も身内ではありませんか。親等で見れば、私の兄の立場です。兄と喧嘩すれば父母の体面はどうなりますか。良いことではありません。故に、父母である神は、将来、一家の祝福を誰に与えたいでしょうか。キリスト教の牧師に与えたいでしょうか、悪口を言われても、その兄を大事にする統一教会の文先生に与えたいでしょうか。言ってみてください。私はもらおうと思いません。皆さんに与えたいのです。では、皆さんはキリスト教を消化する能力がありますか。 世界的長子権復帰の戦いに勝利された文総裁 結論を付けましょう。きょうの題目は、「女性解放」です。文総裁が宗教の世界で責任を負って迫害を受けて来ました。牧師達以上に涙を流し、誰よりも涙をたくさん流したのです。何故ですか。真理を悟ったからです。十七時間ひれ伏して祈祷しました。十二時間は普通です。十年の年月をこのように送ったのです。真理を分らないと胸苦しくて生きることができません。それは神に与えられた心です。霊界から、すべての真理の根本を取り出して根を抜かなければなりません。神の心中の根本内容を取り出さなければならないし、悪魔の心の中に隠れている、罪を犯した根を抜かなければなりません。神の根、悪魔の根を私の手で抜いてしまうのです。悪魔はそれを知っているので、全世界の個人、家庭、氏族、民族、国家を動員して、私の首を切ろうとしたのです。それが四十年間でした。 今は、個人的時代が過ぎ、国家的な時代が過ぎ、世界的な時代が過ぎました。私の首を切ろうとした人々は皆倒れてしまいました。アメリカ自体も亡びるようになりました。ソ連も同じです。金日成も、四十年間赤い王として統一教会の文総裁を殺そうとしたのです。それで、一九八七年、暗殺団の赤軍派二十五名を送って直接処分しようとしました。一九八七年六月に金日成とゴルバチョフが会って計画を立てたのです。「ローマ教皇とレーガン、その中でも一番の首魁はレバレンド・ムーンだ」といって、赤軍派をアメリカに送って、真昼に爆弾を動かしている途中、デパートで買物している人のバッグをたまたま警察官が捜索してみると爆弾だったのです。神は皆役事しておられるのです。十二階の建物を一発で吹き飛ばす威力を持つ爆弾だったのです。文総裁を踏みつぶそうとしたのです。このように死の境地を越えて、ここまで来たのです。その犯人がつかまって裁判の途中、モスクワへ、怨讐のゴルバチョフに会いに行ったのです。共産党が背後で指令した全ての証拠物が残っています。 また、金日成も同じです。全部残っています。生命を押して、危険を押して談判しなければなりません。彼と私と男らしく結末をつけなければなりません。「北韓へ行くので許諾しなさい」と言って行くのです。レバレンド・ムーンの名ではなく、神の名で歴史をかけて押して行くのです。モスクワへ行って、ソ連のゴルバチョフを一度も誉めてはいません。引っ繰り返さなければなりません。金日成も同じです。万寿台国会議事堂へ行って、叩いてしまうのです。もし金日成を賛美したら、政府はどれほど私を民族反逆者だと宣伝したことでしょうか。文総裁は一生の間戦って来ました。だから法に対しては詳しいのです。私は法に引っ掛かることはしません。万国を代表して歓迎されて来ました。 今は南北会談の峠も全部越えたと見ています。私が約束をして来ました。文総裁を支持し、協助できる南韓になったならば、確かに文総裁の願う通りになります。文総裁を除け者にし、馬鹿にするのでこのような状態になりました。政府は分からないけれども、私はそのような記録を持っています。私は愚かな者ではありません。最高の理論家として私に会いに来たけれども、「そのような内容では北韓も治めることもできないのに世界は何ですか。世界は放っておいて私の言うことを聞きなさい」と言うと三十分で目がこのようになりました。故に、そこに集まった人々の中で、理論的に筋が通った偉い人達が衝撃を受けたのです。今も、数日前に行ってきた人々の報告の中で、「誰よりも文総裁が健康でなければなりません」。このような報告を受けました。さて、アメリカを相手として、アメリカは私に屈伏しました。今まで先生がやった事は、個人的な男性、家庭的な男性、氏族的な男性、国家的な男性、世界的な男性、その次は、世界的な男性を代表した天・地の悪魔、今は全部道を切り開いておきました。 宗教は、勝利者を立たせるために否定の道を通過しなければなりません。サタン世界から否定の立場です。一八〇度の否定の立場に立とうとするので、全世界から私を攻撃するのです。迫害されることによって、私は個人から世界を代身して全部切ってしまって、私は私なりに別の方向に向かったのです。それで全世界が私の後に従って来ることによって、世界の勝利的版図を築いたのです。故に迫害は、自分を迫害した人の所有権を譲ってもらうための神の第二の戦法です。迫害されたレバレンド・ムーンが、天の公的な立場でどんなに価値的基準に立っていることでしょうか。もし王であれば、王に反対したならば、それに適する元利金と、利子まで請求して取り戻して来るのです。悪魔は打って失うけれども、神の作戦は打たれて奪って来るということを知らなかったのです。何故統一教会が迫害されたかというのです。それは神の戦略であって、神は打たれて損害賠償を請求できるのです。アメリカが私を打つことによって亡びました。ソ連が私を打つことによって亡び、キリスト教が私を打つことによって滅亡の危機に陥っているのです。解放以後に全世界のキリスト教を代表したアメリカが統一圏世界を成すことができなかったのは、文総裁に反対したからです。それで、完全に亡んでしまいました。キリスト教は天の国に行って立つ立場がないのです。 今は反対がありません。これからは私が反対します。清算する時が来ました。エデンの園でアダムとエバが一緒に堕落したので、清算する時も一人ではできません。エバと共に清算しますが、誰から清算するかというと、悪魔からです。悪魔の主権世界を全部解決し、清算しなければなりません。サタンの血族である野生のオリーブの畑を一つも残さず全部切ってしまったのを、元のオリーブの木に接ぎ木して、神が管理できる世界に取り戻す時に、天の国の出発が始まるのです。 共産世界は行く道を知らず、民主世界も行く道を知らないけれど、文総裁は平和の世界を明らかに見出しています。イエス様が死ぬことによって、右側の強盗と左の強盗とバラバが出て来ました。本来は生きて統一して、生きてイエスに従ったならば、三者は一つになったはずです。堕落することによって、カインとアベルが戦い、右側と左側が分かれました。堕落によって、神が左側へ、サタンが右側へ行ったことを再び取り戻さなければなりません。故に次子を中心として、摂理して来たのです。これが、今回お母様の演説内容の要点であり、摂理の骨子です。 解放と完成の時代の到来 今、キリスト教は大変なことになりました。聖書を解明できる理論がありません。文総裁は、神の国の男性を代表して来たのです。原理を知ったならば、牧師達は皆逃げることでしょう。民主世界の後孫達が被害を受けて、今日、麻薬とフリーセックスによって全部亡びるようになったのは、文総裁を迫害したキリスト教が亡びるようになったためです。何故ですか。神が打ったのです。彼等はサタン側に立って神側を打ったので、二千年間復興したキリスト教が、二次大戦後の四十年間で完全に亡んでしまいました。年寄りだけが残って、青年達は皆統一教会へ来ました。荒野で一世達は倒れたのです。二世がカナンに復帰したように、今日の二世達は統一教会の側です。統一教会の人々は青年が多いのです。 日本の民団と朝総連は文総裁によらないと統一はできないというのです。金日成の主体思想ではできません。理論的に不当です。統一教会の文総裁は彼等の知識では評価することはできません。次元が高いのです。私が世界の神学者を主管して、七九年度に世界七〇か国の神学者達を全部整理してしまいました。アメリカの神学界を動かす著名人達の中の三分の二は、我々のグループです。私は賢いのです。私の目を見なさい。遠い所が見えるようになっています。私は八歳の頃、親戚や近所の人々が乙女と青年の写真を持って来て聞いたとき、私が「駄目だ」と言ったものはうまくいかないのです。そのような知恵があるので、世界の数多くの青少年達を連れて来て、今回も八月に数万双の合同結婚式を行うことになりました。このような知恵をもたなければ、泥棒中の泥棒です。責任を持つことができますか? 故に天の秘密を探ることができたのです。 男性的世界において、反対した全ての悪魔の系列にいる人達を、個人的に屈伏させ、家庭的、氏族的、民族、国家、世界的に屈伏させることによって安全地帯が来たのです。私が完成したアダムであれば、お母様は完成したエバの立場に立つために、お母様の道を築いて来たのです。今まで、お母様は、攻撃されるので私の後に付いて来ました。表に現れたら大変なことになります。お母様はどこにいますか。下で聞いていることでしょう。私が道を築くので、私に従って来るように、前でやって来ました。お母様があのように素晴らしく講演をなさるとは、思ってもみなかったでしょう? 三十年の年月をかけて教育して来たのです。お母様が偉くなったのは、先生の教育が良かったためです。自分の家内を天下の大物にさせた男性が世の中のどこにいますか。歴史以来、文総裁以外にはいません。罪を犯したエバの根を取ってしまわなければなりません。 今はソ連も私を無視できません。日本も同じです。数多くの国会議員が私に従っています。韓国は身内なので手をつけていません。故にまだ幼いのです。偉い人は自分の家で威張るのではありません。外に出て帰って来る時は、以前の弟の立場、兄の立場にそのまま帰って来るのが家庭を愛する道理だったのです。私は韓国を愛することができませんでした。私の行く道を全部整備したので、私に反対する人はいなくなりました。 文総裁の解放の時代を迎えました。女性ではなく、男性の解放を願った神の願いが、文総裁によって完成しました。神の名でこのように戦って勝利した人は私しかいません。イエス様も亡くなりました。孔子も当時には有名でしたが、何もありません。私は一代に数千年の宗教の宗主達を率いています。それで、「世界平和宗教連合」を作りました。誰が長ですか。私は「やらない」と言っても立たされました。U・Nが責任を果たさなかったので、世界の元首相を中心として、「世界平和連合」を創設したのです。今まで政治家と宗教家の道が異なったために戦いました。心と体が二つに分かれたのを、文総裁によって世界的版図で実を結びました。宗教の左右、思想的世界において共産世界と民主世界は左右です。左右を私の手で一つにして、サタン世界を一八〇度転換して帰って来なければなりません。故に、統一教会の還故郷の論理が成り立つのです。 還故郷と氏族メシア 故郷に帰らなければなりません。故郷に帰らなければ、故郷の地が神の国と連結できません。私が愛する故郷の地は、悪魔の血統に連結された神の怨讐の版図だったのです。その故郷を自慢すれば、神様はそれを聞いて、胸に釘を打たれるようになるのです。 世界的版図を築いて、その故郷が神の国の故郷として連結できるようにしなければなりません。それをアダムが失敗し、イエスが失敗しました。アダムは家庭的に失敗し、イエス様は国家的に失敗しました。再臨主は三次アダムです。一次アダムが失敗したのを、二次アダムが復帰しようとしましたが、二人とも失敗しました。三次アダムである再臨時代に来て、イエス完成の歴史を残さなければなりません。三次アダムはイエス完成の立場でもあり、アダム完成の立場でもあります。文総裁によってサタン世界の根と幹を切ってしまいました。竹は幹がありません。真っ直ぐ出て来ます。イエス様の失敗を、祝福家庭を通じて復帰します。イエス様の責任は、アダム家庭の失敗を復帰することでした。それを復帰することができなかったので、それを延長して、イエス責任完成の立場に立って自分の家庭に入るのです。自分の父と母が完成したアダム・エバの立場に立つことによって、初めてエデンの園で失われた本然の故郷の地を取り戻すことができるのです。 故に、平面的に見ると、自分の父母が統一教会に反対し、自分の息子・娘を殺そうとした、その父母を復帰しなければなりません。祖父母を始め、四代を中心として家庭の全体が完全に一つになり、統一教会員たる自らは氏族のメシアの立場に立って、祖父母、父母、兄・姉を屈伏させて、三代が敬礼をするようにならなければなりません。天地開闢です。お祖父さんが孫になり、父が息子になる逆さまの時代が来たのです。 歴史以来、文総裁によって、真なる完成的愛を中心として、初めて人類の先祖の立場に接ぎ木しました。アダムの完成した立場、イエスの完成した立場を平面的になしたアダム家庭の蕩減復帰型、イエスの蕩減復帰型は、文総裁によって、横的な幹がそこから出て来るのです。自分の父母が天の前に屈伏することによって、旧約時代、新約時代、成約時代の全てを蕩減するのです。歴史以来、人類は本来ならばアダムの後孫、イエス様の後孫にならなければなりませんでした。しかし、イエス様を不信したためイエス様は亡くなり、世界は全部サタンの後孫になってしまいました。これを世界的版図で再び戦って整備しました。今は統一教会に反対する怨讐は無くなりました。キリスト教と統一教会はどちらが本物か、解剖して見れば分かります。男性世界のサタン圏が支配した全てを、個人的反対圏、家庭反対圏、国家反対圏、世界反対圏、悪魔反対圏を文総裁の一代に、四千年の間イスラエルが失敗したのを完全に整備しました。それでお母様がここまで来ました。 南北統一の責任を担う人 韓国はアダム国家であり、日本はエバ国家です。個人的に蒔いたので国家的に取り入れなければなりません。アダム国家の型が再臨のイエス、相対的国家の型がエバ国家である日本です。このような話は説教集に全部出ていますので、説明する必要はありません。そのように四大国家に蒔いたのを、全世界を代表して実を結ばなければならないのが韓国なのです。それで韓国には父が二人います。神側の再臨主と、サタン側の金日成がいます。また、教会も、サタン側のキリスト教会と、第二次世界大戦後責任を果たさなかったキリスト教を代身した統一教会があります。アメリカの代わりに訪れてくる韓国の政治情勢、これは、解放以後の四十年前と同じです。 今、大統領選挙に向かって何人かが戦って、お互いに大統領になろうとしていますが、誰でも大統領になることはできません。誤ったら一家が皆殺しにされてしまいます。先生は「党をつくるな」と言いました。統一教会が党を作ったら党争しなければなりません。 統一教会は全体を抱いて天の方向に導かなければなりません。党派を越えて南北を統一しなければなりません。それで、「南北統一のための指導者総連盟」を北韓とアメリカと共に作らなければなりません。北韓の金日成よりも、中国とソ連に圧力を加えなければなりません。文総裁が金日成の背後に連絡したのは十四年前からです。ソ連は二十四年前からです。中国は三十一年になりました。統一教会員が皆入ったのです。金日成は、北韓の地に、私によってキリスト教会が建てられたことを知りませんでした。それで今回、行って彼等に二千ドルを献金しました。また、カトリック教会もかわいそうです。カトリック教会も訪問してお祈りしました。「神様、ここが悪魔の魔手に倒れないように」と私が宣言して、「新しい世界の潮が北韓の地に入って来るように」と祈りました。一週間どれ程サタンと戦ったことでしょうか。その戦いをしなければなりません。完全に霊的に収拾して、実体的に蕩減条件となります。私は北韓に対して責任を果たしました。南韓は既に果たしました。南北統一する人は、文総裁以外にはいないということが一般国民の評判ですね! (「はい。」)キリスト教会の人も、自分達の牧師の力では南北統一はできないということを知っています。何故ですか。サタンが知っているからです。 日本と韓国は一つです。昔は「日韓合併」と言いましたが、今は韓国と日本は一国です。昔は先生の話が遥か遠い夢のように聞こえましたが、今は実体的に目の前に現れる時代となりました。皆見ましたね! 力が出てきますか、出てきませんか? 走りますか、走りませんか? それが分かったので、土砂降りの雨が降っても、四月十日の大会は超満員にならざるをえません。キリスト教は、雨が降るようにと、どれ程祈ったことでしょう。キリスト教会と統一教会の両方とも、雨が降ることによって解怨成就をしてくださったのです。同じ時代圏に来たので、あの祈祷も聞いてあげなければならなかったのです。統一教会は雨が降るとは夢にも思いませんでした。今まで、どんな大会も、雨が降っても時間になったらちょうど晴れて来て勝利したという伝統があるのに、雨が降ると思った人は手を挙げなさい。私だけが、「雨が降るかも知れない」と言いました。故に、キリスト教の解怨成就、統一教会の心配も成就されました。心配することなく大会は成就できません。雨に濡れてぶるぶる震えましたね! 縮小されたので、拡張するための試練です。 怨讐の子供と自分の子供が喧嘩をする時、親が入ると共に亡びます。故に賢い人は、その怨讐の前に「私の子供が悪かったのです」と言って頭を下げるのです。キリスト教の祈祷通りに雨が降ったので、[神様有り難うございます]と、私はそう思いました。神様がご覧になる時、キリスト教は喜んだのに、私は「申し訳ありません」と言う時、神様はどう思われるでしょうか。雨が何ですか。爆弾が落ちても行くのです。神様が守ってくださったため、病気になって下痢した人はいないでしょう! 真の父母様の勝利により迎えた統一教会の春 統一教会の歴史以来、初めて統一教会の春が来ました。今年の春は統一教会の春です。先生が立って、お母様は付いて来ました。アダムがエバに付いて行って亡びましたが、アダムが蕩減復帰するには、エバがアダムに付いて来ることによってなされます。今は世界において還故郷して定着することのできる時が来たので、今までは一人で戦ってきたけれども、故郷の門前に来たので、自分の相対者と共に行進する準備を整えて、お母様を中心として世界女性解放を宣布したのです。 それで、このことによって、皆さんは各道の女性警察署の代身をしなければなりません。何故ならば、自分達の夫が酒を飲んで浮気をしたとすれば、その妻はじっとしていても、その組織を通じて、その夫を女性の群れが包囲して罰を与えるのです。「この野郎! 以前と同じように悪党の後継者の立場に立っているのか! 再び神側の春の季節を迎えて女性解放の時代が来たので、毒の針を刺しますよ!」と、そのように女性達が囲んで、いっせいに戦うのです。女性の権限を獲得しますか、しませんか? このようにして家庭で母として、妻として、お姉さんとして、お祖母さんとして、恨みの多い歴史を解放して、四代の全ての女性と男性が一つとなって愛を賛美することのできる、愛の怨みの中で生まれた全ての万民が、愛を中心として解放される場において、千年万年踊りながら生きて死ぬのです。 我が民族は啓示的民族であり、両親を慕わしく思う民族です。「青空銀河水」(半月)という歌は、人工衛星を歌う歌です。私達の第二の故郷の歌です。素晴らしい民族です。春香は烈女であり、沈清は孝女です。このように、理想を持った民族です。故に、五千年の歴史を通して滅びませんでした。苦難があれば、山を越え、野原を越えるのに有名な民族でした。ソ連の領土や国境地帯の寒い山脈地帯が嫌だからその山脈を囲んで戦うのです。白頭山を越え、平野に定着し、ここから新しい文化の創建がなされるのです。世界の万民が慕う国の旗を掲げて、万国の長孫国家、選民権を受け継ぐことのできる長孫国家として永遠に継承するでしょう。これが結論です。 お父さんとお母さんが解放される時が来たので、それに付いて行く息子・娘も、解放される時には自然に成されるのです。今回の大会はそれの宣布式です。宣布しなければなりません。今は天と地を統一したのです。先生は今までこういうことを成し遂げたのです。これからは統一教会を信じなければ、霊界がそのままではおかないのです。南北が統一されれば伝道する必要はありません。世界の全ての宗教の教主が集まって来るのです。それで万国が貢物を捧げる時が来るのです。誰の前にですか。真の父母は長子です。真の父母様は、真なる父母なので、人類の先祖の中の先祖であり、又真の父母様は真の王権です。真の王権が始まるのです。真の王権が成り立ったために、地上に真なる王族が設定されるのです。キリスト教の十四万四千人の群れは王族権を言うのです。そのことが進行しているのです。でも、キリスト教では、雲に乗って天使長がラッパを吹いて再臨主が来ると信じた人々は、太平洋に飛び込む人が多いでしょう? 統一教会が四十年間迫害され、殺されかけた文総裁が、天下の第一の立場に立つようになれば、自殺する人も出てくるかもしれません。その時は自殺しないように言いなさい。 文総裁は生かそうとするのです。これが兄弟愛です。そうではありませんか。今は良い時が来たのです。春が来ましたね。これからは統一教会の春です。春を迎えるために雨が降り、芽が出て、根が深く下りて、雨が降ることによって新しい枝が伸びるのです。故に、四月十日は、神様が全世界を祝福する象徴として雨がたくさん降ったのです。台風が来て、演説する原稿用紙が飛んで行ったら良かったのに、そのようにはなりませんでした。もし、そのようになれば、キリスト教会はどんなに悪宣伝したことでしょうか。キリスト教会がどんなに悪宣伝しても、統一教会は、花が咲く時は花を咲かせ、実を結ぶ時には実が結ばれるのです。実のない青い葉は呪われるのです。実のない教会は名も残さず遠からず消えてしまうことでしょう。はっきり知らなければなりません。先生の話が正しいか祈ってみなさい。女性解放は家庭からです。お母様が代表です。 柳寛順の精神を相続すべき日本の女性達 日本はどういう立場ですか。カインとアベル、エサウとヤコブ、ゼラとペレツのように、日本の中には、韓国の民団と朝総連が、ペレツとゼラのように争っています。これを日本政府が一つにする責任があることを今回伝えました。それで、柳寛順精神を日本の女性達が引き継がなければなりません。エバは十六歳に堕落しました。故に、韓国の女性を代表した十六歳の柳寛順は独立運動のために体を六か所も切られてしまいました。その独立運動の期間の一九二〇年の正月に、先生はお母さんの腹から誕生しました。日本がエバ国家として登場するためには、柳寛順のような、アダム国家のエバの責任的使命を成就できる代表的な犠牲者が出ることによって、その伝統を日本に接ぎ木しなければなりません。このことが今、成されようとしています。統一教会、民団、朝総連が一つにならなければなりません。日本政府を中心として一つになれば南北統一は成されるのです。金日成は堕落したアダムの立場にいるので、日本を倒そうとしているのです。 文総裁の言うことを聞かなければなりません。ブッシュ政権も同じです。それを知っているので、彼等は私の言うことを何でも聞こうとしています。そのようにして山を越えて、川を渡って、野原を通って来ている間に共産世界は夜になり、こちらは朝の日が射して来るのです。それによって、知らざるを得ない平和な自由天地の世界が訪れてくるのです。それで、日本を生かすのも文総裁であり、中国、ソ連、アメリカを生かすのも文総裁です。 アダム・エバを中心とした三天使長と神様で六数です。これは国家的実です。アダム国家・エバ国家、そして三天使長は中国・ソ連・アメリカ。アメリカは神側の天使長です。堕落して世界的に実を結んだ悪い物は全部取り除いて、善なる物は天国の倉庫に刈り入れる時が来るのです。 蕩減復帰です。四大国家は文総裁の思想圏内に既に入ってきました。道は二つではありません。一つしかありません。希望を持って、自信を持って平和の目的地に向かって直行してください。(「アーメン。」)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓