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奇   知   外   記

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2021.11.19
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​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​「真の父母に侍ることの意味」

1984年4月1日
(父母の日)


 皆さんは、このような手紙の内容を聞いて参考になると思いますが、霊界から示されたその内容がどれほど具体的なものであるかがわかったでしょう。皆さんは先生が今までなして来たことについて、先生の話を聞くことによって「そうなのだろう」と思ってきたでしょうが、霊界においては、すでにそれを知って、決定的なページをめくったその後を地上がついて行っているということを知らなければなりません。

 本来、堕落していなかったならば、地上で先になされてから、それが霊界に反映されるのが本然の公式なのです。しかし、これが逆になってしまっているのです。では、この場がどれほど重要な場であるか? 皆さんは、この世で生活していた習慣とか風俗とか、自分が知っている今までの伝統的知識とかそういった基準や、観念を持って今までみ旨に接して来たということ自体、どれほど申し訳ないことであったかということをこのような場において感じなければなりません。歴史始まって以来数千年間、神様のみ旨と、それに応える人間との間には距離があったのです。

 霊界に霊人となって行ったとしても、直接神様の前に出ることができないのであります。再び地上人を通して行かなければならないため、それがどれほど困難で、恨みであるかを皆さんは知らなければなりません。そのような霊人体が神の前に行くには、地上において真の父母に侍ることなくしては、神に侍ることができないということを霊人たちは知っています。そのような道を経なければならないことを考えるとき、この地上にその霊人たちが復活して、皆さんのような肉身を持った人となったなら、どれほど努力することでしょう。どれほど父母様と一つとなるために苦労するか、それを知らなければなりません。

 その霊人が復活するために、父母様と一つになることができる道があるとしたら、いかなることをしてでも、冒険、冒険、冒険を経てでも自ら進んでその道を行こうとするでしょう。その霊人たちは、地上世界で父母に侍っている統一教会の信者はそのようにならなければならないと見るのです。

 数千万回死んだとしても、自分という意識があってはならないのです。天のみ旨、自分が行かなければならないその目的のためには、自分の意志、自分の観念、自分の主観を持つことはできないのです。それが何の話かわかりますか? キリスト教は今日の再臨時代を迎えるまでにどれほど犠牲の代価を払ってきたことでしょう。

 み旨を中心として見る時、統一教会の信者たちには、自分を中心とした考えを持つ者と、み旨を中心とした考えを持つ者との二つのタイプがあります。それは本来ありえないことです。それで(今の手紙で)神は統一教会においてこのような二つの種類の人間がいることを警告しているのであります。

 これらを考えるとき、我々の立場がどれほど重大な立場であるかを皆さんは知らなければなりません。

  サタン世界と神の世界が交叉する時

 きょうは二十四周目の父母の日ですから、しばらくこのことについて話をしてみようと思います。回数としては二十五回、満二十四周期です。また今年の五月一日になれば、統一教会は創立三十周年を迎えることになります。

 東洋には十二カ月、二十四の節気(注)があります。一カ月に二つの節気があって、一年に二十四節気があるということを西洋は知らないでしょう。それをみると、霊界も十二支派を中心として二十四数が重要です。これは十二数、二代に該当するのです。三段階の二段階目に該当するのです。年を基準とするならば節気は二次的段階なのです。一年には十二カ月があり、二十四節気があり、三百六十日(韓国では三百六十日、陽暦では三百六十五日)があるとみるのです。このように見ると、三十六数は三段階の完成数です。このことを復帰原理を通してみると、アダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭の三十六数もこのような内容に該当するのです。これはサタン世界で言えば、サタン数が六数で、四をかけると二十四、サタン世界の数を清算する、全体を総合した全体の理想数にもなるのです。

 このような摂理史の観点から見るとき、現在はすべてのサタン世界と神の世界が最後に交叉する時期になっているといえるのです。このような峠を越えていく今、サタン世界を代表した共産世界、自由世界を代表した民主世界、統一教会に代表される神の世界が現在登場しているのです。民主世界はアベル世界。これは神側の天使長世界であり、共産世界は堕落した天使長世界であり、統一教会は父母の世界を表わすのです。何の話かわかりますか? カイン、アベルに分立されたこの基準を作らなければ、全世界を一つにすることのできる基盤、動機が設定されないために、自由世界、共産世界に分立されたのであり、そうしなければ結果が一つとなることはできないのです。

 では、これまでの宗教の歴史において、宗教史を代表するユダヤ教からキリスト教、さらに統一教会までの歴史が何をなして来たかといえば、アベル世界の完成のためになして来たということを皆さんは知らなければなりません。そのアベルの世界とは、堕落していない天使長の世界のことです。そして外的世界、共産世界とは何か。今までのサタンの歴史・世界、宗教を代表した世界に反対したそのようなサタン世界、これがカインの世界であると同時に、堕落した天使世界が結実して共産世界にまで至ったのです。これが反対の立場となっているのです。

  復帰路程の最終責任は“私”にある

 では、いかにして一つになるか? 頂上で一つとなることはできません。これが一つとなることのできる歴史性を持たなければならないのです。カイン側の個人から家庭、氏族、民族、国家、世界。この世界に対処するためにアベルが出て来て闘わなければなりません。アベルが出て、カイン世界に勝利して、長子権を復帰しなければ、前進する道がないのです。長子権を復帰しなければなりません。そうしなくては神の国の個人、家庭、氏族、民族、国家となることはできないのです。堕落したために、これを捜し求めて来なければならないのです。

 では、いかにして捜し戻して来るかといえば、これはアダムが堕落する前の、神様が立てた原理原則を中心として捜し戻して来なければなりません。それには絶対的信仰と絶対的愛、絶対的責任を持たなければなりません。堕落が何であるかといえば、絶対的信仰がなかった、信ずることができなかったことです。責任分担を成せなかった、絶対的責任を果たせなかったのです。絶対的愛を持てなかったそれが堕落であります。堕落という結果になったのです。

 それゆえ、復帰路程においては神が責任を持つのではありません。絶対に自分が責任を持たなければならないのです。そのような観点からは、祈りをもすることができないということを皆さんは知らなければなりません。祈りをするのは天使の協助を受けるためであって、神の協助を受けるための祈りはできないのです。今までの祈りのすべては、天使たちの協助を受けるための祈りをして来たという事実を知らなければなりません。

  二重責任をもつイエス

 それで、イエスが霊界に行かれてどのようなことが起きたかといえば、神の息子の立場において天使長の仕事をしているということを知らなければなりません。イエスは神の息子の立場で来られたが、霊界に行って最高の天使長の仕事をしているので、地上のキリスト教徒たちは、イエスを中心として祈れば、祈りを通して、天使長格におられるイエスの協助を受けて、本然の息子の立場に出ることができるのです。そのような二重責任を持っている方がイエスであります。イエスは霊的基準において霊的救援をすることができますが、本来は息子の責任を持っていたため、天使長の立場にあっても息子の内容を持っているので、イエスと一つになることによって、祈ることによって、神に内的に通ずる道が開かれたのです。それ以前は、祈りは天使世界、各々善なる霊を中心としたもので、直接的に神と関係を結ぶことができなかったという事実を知らなければなりません。

 それではキリスト教や宗教は何をなすべきでしょうか? 堕落した天使長であるサタンと、サタン世界の息子を消化して収拾するための運動が、宗教のなさなければならない責任であり、アベルが行くべき道であり、イエスがなさなければならない使命であるということを知らなければなりません。

 それはどういうことかといえば、人間的観点から見るとき、蘇生的アダム時代、長成的アダム時代、完成的アダム時代に分けられるのです。蘇生的アダム時代とは何か? それは天使長(僕)であり、長成的アダム時代は養子であり、完成的アダム時代は実子であります。それでキリスト教の最後の日に誰が来るかといえば息子が来るのです。実子(メシヤ)が来るのです。神の息子が来ることによって何がなされるのでしょうか? 本然のアダム、エバを中心として、エデンの園でなさなければならない創造理想の実現がなされるのです。

 では再臨主が来るとき、終末の世界はいかなる世界なのでしょうか? キリスト教を中心として再臨主が来るとしたら、キリスト教文化圏は世界を支配しなければなりません。サタン圏を完全に除去した立場に立つことのできる、特権的な時代にならなければならないということを、皆さんは原理観から知ることができます。

 新しい統一文化圏世界

 それがいつか? 歴史上、宗教文化圏を中心として世界を支配することのできるたった一回の統一圏時代がいつかといえば、第二次大戦直後であったのです。では統一教会はいつ現れたか? 一九四五年、解放直後にこのようなみ旨を中心として現れるようになったのです。

 それで韓国で生まれた、今日レバレンド・ムーンを中心とした統一教会の運動が出発するときの基準は、世界を統合することのできるキリスト教文化圏を中心としなければならなかったのです。国家基準を越えていなければならないのです。その当時、韓国には主権がありませんでした。キリスト教文化圏を中心として米国が、アベル歴史であるキリスト教を中心とした霊的勝利圏の上に、養子基盤を受け継いだのです。この土台の上に世界的版図基盤を中心として、天使世界の完成と養子世界の完成がなされて、直系の子女を迎えることのできる世界文化圏時代に入って行くのです。縦的な歴史が横的に一つになることのできる時代です。これを統一しなければサタンの基点を除去することができません。

 しかし、統一教会を中心としてキリスト教会が一つになることができなかった、そのことが世界のキリスト教文化圏、米国を初めとした第二次大戦の勝利国家全体が一つになることのできない動機となってしまったのです。キリスト教会が不信してサタン世界に行ってしまったので、これを再びサタン世界から取り戻して来なければなりませんが、誰がそれをやるのでしょうか? 取り戻して来る人がいないのです。

 神が僕の世界を取り戻し、養子の世界を取り戻し、実子の世界を取り戻してきた縦的な歴史の上に、神の代身、真の父母の立場で来られる再臨主が天使世界の復帰、養子復帰、実子復帰の基盤を再びつくらなければならないというのです。今までの縦的な歴史を横的に、再び蕩減して立てなければならないのです。

 このようにして、三次の七年路程は二千年のキリスト教歴史を蕩減するのであり、四十年期間は四千年を蕩減するのです。それはイスラエルという名前が生じた時からの全歴史であり、世界人類が含まれるのです。アラブ圏も入るし、世界全体が入るのです。反対するアラブ圏、全世界圏をここにおいて復活させなければならない運動として展開し、新しい統一文化圏の世界として発展させてこなければならないのです。

 それで、四十年間において先生がやることは何かといえば、学者運動だとか、サミットクラブ、全宗教協議会、神様会議等々の運動をなしているのです。そうして今は何をしているかといえば、神主義という内容を中心として、世界の最高リーダーたちを結びつけようとしているのです。外的な面において世界的なトップ、宗教的な面において、今現在、原理を中心としてキリスト教なら、キリスト教を中心とした世界的な神学者糾合運動を内外共にやっているのです。

  父母が干渉できる時代圏

 今がどのような時かといえば、父母も復活できていないし、アベルも復活していない。アベルも勝利していないし、カインもアベルを殺すことができず勝利することができない。すべてが未勝利の段階で、世界的版図を三つのグループが眺めている、そのような時代であるということを知らなければなりません。

 では神はどこにおられるのでしょうか。共産世界にはもちろんおられないし、民主世界にもいないし、どこにおられるか? これから現れる統一教会にしかおられないのです。自由世界(米国)に先生が来て、今十一年目になりますが、満十二年までにいかなることが起きるかといえば、キリスト教文化圏がこれまで失敗したことを、反対していたことを蕩減復帰することのできる時代に入って行くのです。

 カインが打ち殺そうとしているさなかに、誰が仲裁に入ってくれるのか? エデンの園では仲裁に入ってくれる人がいなかった。アダム・エバも見ているだけで手をつける術がなかったのです。アダム・エバはどうしてそうだったのでしょうか? 責任分担を完成した立場に立っていなかったため干渉することができなかったのです。つまり人間が責任分担を果たしていない圏内に留まっていたから神も父母もどうすることもできないのです。どうしてこのようなお話をするかと言えば、今の時代がどういう時代であるかをはっきりと知らなければ、皆さんは復帰摂理がどのように進むかわからないからです。

 しかし今は異なるのです。今の時はどうなっているか。父母様が蕩減復帰の路程を経てきておられるのです。サタン世界において、原理主管圏を中心とした、神の愛を中心とした心情の因縁を、蘇生、長成、完成圏まで連絡させて、世界的蕩減条件を立てられました。そのことによって、今やアベルを打つカインに対してアベルを保護してあげることもでき、これに対して干渉することのできる時代圏に入ってきたことを知らなければなりません。それは父母様によって蕩減が払われたからです。天使長圏、アベル圏、養子圏、実子圏のすべての蕩減内容を、世界的版図の家庭基盤を中心としてなしたのです。

 サタン世界に家庭があるのと同様に、神の世界の天使長圏を中心として、養子圏、実子圏の家庭基盤が世界に設定されたのです。これはサタン世界にあるものを奪ってきて接木したのです。血統を転換して、この接木された世界の国家基準を代表することのできる群れが残るようになっているのです。

  すべてが一つの運動圏へ

 このような統一教会に対し、共産党も反対し、ユダヤ教も反対し、キリスト教も反対し、全体が反対して完全にサタン側になってしまった中で、文先生は一人で七六年までこれらと闘ってきたのです。こうしながら共産党によって滅びると思っていたアベル圏のアメリカが、誰によって生き返るかといえば、統一教会の神主義、レバレンド・ムーンによって生き返る道しかありません。これがたった一つの道であるといえる世界的時点に至ったことを知らなければなりません。

 法廷闘争というのは、イエスがユダヤにおいて十字架につけられたと同じように、民主世界において世界キリスト教文化圏が十字架につけられたのと同じです。イエスが十字架につけられた時は、ユダヤ教とローマが分裂し、弟子たちすべてを失ったのですが、この度の法廷闘争を中心としてすべてが一つに合わされるのです。反対をしていたすべてのキリスト教が一つとなり、全米国と民主世界が一つとなれる運動圏へと向かってくるのが、丁度この時点であることを知らなければなりません。

 そして四十の団体が先生を支持する立場にあります。言論機関などすべてが、米国の政府も今や統一教会を必要とする段階に入ってきたのであります。一つになれる運勢に入ってきたのです。

 では、私たち自体内でなさなければならないことは何であるかといえば、サタンは個人の根と国の根を持っているのです。個人と国が、サタンが相対する根拠地であることを知らなければなりません。今までサタン世界が神を攻撃することにおいて、反対することにおいて、いつも自分の利益、国家の利益を中心としてサタンはふるまってきたということを知らなければなりません。個人がサタン侵入の根拠地となっているし、国家が根拠となっているのです。その根拠をもって個人を怨讐視する運動、国を怨讐視する運動が、サタンの活用する方法なのであります。

  四大怨讐が一つに

 それで、統一教会においてこの問題をいかに克服するかということが、これから世界へと向かって越えていかなければならない、この時代における最も重要な使命、責任なのであります。ここにおいて何を中心として収拾すべきでしょうか? 何を中心としてその一つの主体思想を立てるかということが問題なのです。

 神を中心とした一つの国、神を中心とした一つの国に属する私、これを知らなければなりません。神を中心とした一つの国家に属する私という観念を持たなければなりません。それは何かといえば、私というのは神を代表した私であり、私というのは世界の国々を代表した私である、そのような私とならなければならないのです。そのような私の中には神が根底となっており、私の中には世界が根底となって、その上に立っている私なのです。これがはっきりわかりますか?

 このような伝統を立てるためにこの三年間を中心として、韓国人、日本人、アベル国家であるアメリカ人、カイン国家であるドイツ人を合わせて、すべてが一つにならなければなりません。ドイツ人とか、日本人とかいったものは何もないのです。神を中心として一つになりなさい。これらはそれぞれ怨讐同士であります。四大怨讐なのです。アダムとエバが怨讐で、アダムとアベルが怨讐で、アベルとカインが怨讐で、兄弟と父母が怨讐であったことのすべての根を根絶するための統合の起源をつくっておかずには、神の国へと越えて行くことができません。サタンが言うには、「地上において敵国がある限りそれはサタンのものである」と言うのです。「自分を中心とした人がいれば、これは私の人である」と言うのです。

 では、このような国々は、誰によって一つとなれるのでしょうか。神と堕落していない真なる父母が設定されなければ一つにする道がないのです。何でもって? 神の愛と真の父母の愛でもって。皆さんは神の愛を誇り、真の父母の愛を、自分のもの、自分の国、世界の何よりも誇り讃えなければならないのです。この神の愛と父母の愛は一つのものです。直接主管圏というこの愛の名を中心として、家庭という土台の上に、一つとなりうる出発を地上で実現したのが統一教会であります。それは父母様が行かれる足台であり、橋であり、版図なのです。父母様の版図は神様の版図となります。天上の、神のすべてのみ旨が地上に再実現したのが今日の統一教会の運動です。地上天国理想を捜し求めて行くのです。これを支配することのできるサタンの力はありません。

 今日この四大国家が米国を中心として皆一つとなっています。家庭という土台でもって日本人、ドイツ人、米国人がみな混ぜ合わさったのです。完全に一つとなりました。それで、今の時においては韓国人の幹部、日本人の幹部、ドイツ人の幹部、米国人の幹部は苦労をしなければなりません。自分を中心としたみ旨で一つとなるのではありません。このような運動を通して神主義を中心として、統一教会の運勢を中心として、世論と国家、民主世界の方向が統一教会の方向へだんだんと糾合されてくるのです。

  実現化する天国理想

 共産世界は世界的な版図をもって家庭的基盤を中心として、自分を中心として連結されたその基盤を誇っています。ところが、統一教会は世界的版図を持つ真の家庭を中心として、個人を中心とした世界的家庭の代表、世界的個人の代表の基準に連結された世界的版図を形成しています。そして、それが真であると主張できる原理的内容、真理的内容として提示することのできるものを整えているという事実は共産世界にとって驚くべきことなのです。

 今や、統一教会を中心として個人的にも完成していくのです。この完成していく人格観というのは統一教会にしかありません。人々を見ても統一教会の人たちが一番です。社会が揺れ動いて家庭が多く破綻している中で、家庭的にみても世界第一なのです。また統一教会の氏族をみても、自分の氏族同士、民族同士のみでなく、他の氏族とも一つとなり、世界民族同士が一つとなっている。これも素晴らしいことです。彼らが主張するところの一つの理想的世界である統一世界もとても素晴らしい。あらゆるものと比較してみるとき、すべての点で優れています。こうしたことを提示できる版図をすでにもっているのが統一教会の立場です。

 サタンがみても素晴らしい。世界的であります。黒人、白人の差別がなく、黄色人と白人が一つになっているのです。また国家的に見るとき、怨讐の国家同士が一つとなったそのような理想の立場に立ったのです。その理想がすばらしい。だから世界的理想をもっている共産主義や、民主世界が持っていない理想天国理念がぴったり合うのです。

 今までは反対しても良いと思っていたが、これからは統一教会が一番であるというようになったらどうなるでしょうか。四月を中心としてこれが向かい合う時なのです。

 先生のお話が正しいかどうか? それで共産主義が滅びるということは、共産主義を復活させなければならないということです。復活とは何かというと、父母が来られて父母が解放してあげることです。アベルを誰が解放してあげるか? アベルがカインに打ち殺されるその場を誰が守って解放してあげるか? 神と父母以外にはないのです。これを知らなければなりません。サタンと兄と天使が一つとなって殺そうとするのに、これを助けてあげられる人は、真の父母と神しか将来においてもいないということは、原理的観点から間違いのない結論なのです。神と真の父母だけをはっきりわかればすべて解放されるのです。生きることができるのです。あなた方が神と真の父母を見せてあげなければなりません。あなた方が神と真の父母を見せてあげる実体の証拠となれば、すべての解放がなされるのです。

 それで、その人をつかまえさえすれば、真の父母をつかまえることができ、神をつかまえるようになり、本心は知っているのですべてが順調になっていきます。わかりますか、何の話か。これをはっきり知らなければなりません。どうしてこのような話をしているのかといえば、きょうがそのような転換の時期を考える一つの宣布の日であるからお話をするのであります。

 霊界と肉界を連結した家庭基盤

 それで、今回興進様が行くことによって、霊界がどうなったかといえば、地上と天上に分かれていたアベルとカインが双子のように一つに結ばれたのです。この一つとなった基盤の上に父母が現われるのです。これが原理観です。カイン・アベルが一つとなって接木する時代が来たことを知らなければなりません。

 興進様は天使の立場ではなく、息子格アベルの立場なのです。その息子は真の父母の愛の土台のもとに、原理結果主管圏版図を越える蕩減条件を立てた基盤の上で行かれたのであります。この事実を知らなければなりません。

 サタンが支配していた原理結果主管圏を、蕩減する条件を立て、勝利した基盤の上で直接主管圏と一つとなった立場において、霊界に行かれたのであります。そのために、堕落以後に天上世界に行った息子として、はじめて完成した資格を整えて行かれた条件を持っているのです。

 本来、霊界に行ったすべての人々は、堕落していなかったなら、真の父母の心情圏を中心として、原理結果主管圏と直接主管圏が一つとなって、家庭的土台の上に、愛を中心とした主人とか実子の資格を持たなければ行くことができないようになっています。それが原理なのです。

 イエス以後において、イエスや今までのキリスト教徒たちは、そのような立場を通過していないのでみな中間にいるのです。興進様が行くことによって、一つの接木できる中心が定まったのです。

 そして、祝福をしてあげることによって、自分の相対が地上にいるため、生きていた時と同じ立場に立つことができるのです。わかりますか? 何の話か?

 それで、興進様の家庭を中心として、地上の家庭を訪問することのできる霊界の基盤が設定されるのであります。このことを知らなければなりません。霊界の基盤、これが重要なのです。興進様の家庭基盤を設定するということが最も重要なのです。

 イエス当時において、たとえイエスが死んだとしても、このようなことをなすことができていたならば、今日キリスト教はこれほどまでに揺れなかったのです。しかし、それをなすことができませんでした。なぜかといえば、真の父母の心情圏によって、原理結果主管圏内におけるサタンを除去して、サタンに勝って、直接主管圏内に愛の土台をつくることができなかったからです。そのため、イエス自らがあの世にいって再臨しなければならないのです。興進様は再臨する必要がないのです。これを明らかにしなければなりません。どのように異なるかという問題です。

  霊界の長子権をもつ興進様

 興進様は霊界と肉界を中心として生きておられるのです。このことによって、いかなることが起こるかといえば、霊界と地上は双子のようですが、心情圏からみる時、父母が長子の立場であります。縦的にみれば、父母が初めであり、先がけているのです。興進様は二代目であります。下であります。反対なのです。

 何が反対かといえば、神様が先生を中心として興進様を見る時は、先生が兄の立場におり興進様が弟であります。先生がカインの立場にいるし、興進様がアベルの立場にいるのです。これが霊界にいってどうなるかといえば、心情圏を中心として興進様が長子であり、兄の立場におり、その他のすべての霊人たちは弟の立場にいるのです。わかりますか? 心情圏を中心としてそうなるのです。これをはっきり知らなければなりません。

 霊界からみれば、これが愛の圏を中心として、愛の最初の子であり、次は弟となるのです。霊界にいっている人たちが弟の立場になるのです。逆になります。それで長子権の心情圏が原則的立場になっていくのです。そういう結論が出るのです。わかりますか? これを原理講義する時よく話してあげなければなりません。

 霊界にいっている霊人たちの前に、すべての善なる聖子たちの前に、イエス様の前でさえも、心情圏を中心として誰が長子となるかといえば、興進様が先に生まれた立場になるのです。心情圏を中心としては興進様が長子で、その次に生まれる人たちが次子であります。それで興進様の長子権を次子権に相続してあげることができるのです。サタンは相続させまいとしました。サタンは相続させないで、自分が奪おうとしたのですが、長子権を持つ興進様は、地上で受けた恵みをすべて相続してあげるのです。だから連結されるのです。

 今までのサタン世界はすべてを相続させまいとしたが、興進様はどんどんと相続してあげるのです。それで、興進様が祝福を受けて夫婦をなしたこの基盤があるので、-あの世に行っている王たちや霊人たちは全部別々に分かれていたのですが-今や垣根が取れて、お互いが会って協力して、昔なしえなかった地上の願いをなすために、協助することのできる地上基盤を持つようになるのです。わかりますか? 何の話か? 心情を通してそうするのです。父母様の蕩減基盤があるので、父母様が蕩減した世界圏は、父母様の管理の下に入ってくるのです。だからその心情圏に連結された人たちは、父母様を中心とした興進様と一つになったその立場において、この地上に父母様が築いた主管圏内に同席することができるのであります。

 地上界はすでに父母様の勝利したその主管圏内に入ってきています。なぜならば、父母の所有は子女が相続することができる天理があるためです。こうすることによって霊界と肉界が、内外共の双子が一つとなったのです。双子が一つとなりうる心情圏が設定されたのであります。

 地上世界においては、先生を中心としてカイン・アベルが一つとなり、天上世界は興進様が長子(カイン)となって、あの世(の霊人たち)が次子となり、内外共に一つとなるのです。

 今や父母様の名の下に興進様が行かれることによって、霊界において各々分かれていた善君、善王たちの王権相対圏が互いに連結されるのです。そうすることによって、善なる忠臣、個人ではなく家庭圏が連結され、氏族、民族、国家、全世界が統一圏へと連結されるのです。それが地上での摂理の拍車に合わせながら展開されていくのです。これを知らなければなりません。

  統一圏時代の到来

 霊界から見ると、神と興進様の家庭と自分たちであり、地上から見ると、神と父母様と直系子女、祝福家庭が連結されるのです。先生の子女たちの家庭で、今回の祝福があって四人の子女、四家庭が設定されました。東西南北を意味する四家庭を中心として、全世界の祝福家庭が完全に一つとならなければなりません。

 興進様とイエス様が一つとなったのです。それはカイン・アベルの立場です。先生の子女の家庭とあなた方の家庭が完全に一つにならなければなりません。イエス様と興進様の家庭が完全に一つになるのと同じように、皆さんの家庭と先生の子女の家庭が完全に一つとならなければならないのです。

 それで興進様は世界的基準であり、その興進様とイエス様が一つとなり、興進様の家庭とイエス様の家庭が一つとなるのと同じように、今日、先生の家庭と皆さんの家庭と一つとならなければなりません。イエス様がこのように一つとなることのできる日のために、キリスト教がどれほど犠牲を払い、その日を二千年間どれほど待ち望んできたかを先生はあまりにもよく知っているのです。

 皆さんも統一教会を中心としてみる時に、先生の家庭を中心として、先生の子女の家庭、四方を中心として、皆さんの家庭が完全に一つとならなければなりません。この一つとなる基準が、今や一挙に世界的に展開される時が来たのです。こうなると霊界も一挙に連結されるのです。そうしたことが可能な、統一様式の統一圏時代が目の前に展開されてくるのを知らなければなりません。

 ですから皆さんは、ドイツであるとか、どこの国であるとか、いかなる主義とか、そういうものはすべて捨てて、国という名はみな捨てて、考えることは神、真の父母、兄弟、一つの世界、それしかないのです。私たちの国、一つの国、一つの世界、天と地は一つの世界それだけです。

 ではいかに生きるか? 個人は家庭、家庭は氏族、氏族は民族、民族は国家、国家は世界、世界は天と地、天と地は神のために、神の愛のためにわたしたちは死んでいくのです。

 なぜそうなのか。そうでなければあの世に行って入籍することができないのです。あの世はそのような組織となっているので、あの世に行って入籍することができません。位置がないのです。堕落していなかったなら、本来はこのような人として行くのですが、それを再現してそのような本来の人とならなければ入ることができないのです。これが原理です。

  真の遺物を残そう

 これから皆さんが家庭に残す遺物があるとしたら、例えば、神学大学で学長を長く勤めた場合、その学校のための学長であったか、世界のために学長をやったかが問題になるのです。単に学校のための骨董品を残してはならないのです。歴史に遺物をいかに残すかを知らなければなりません。博物館に入ることができるのはそのような人物なのです。学校の博物館には、学校のためにその学長がなした遺物を残すべきでなく、その学長が世界のためになした功績をその学校の博物館に入れてあげなければならないのです。

 あなた方の家庭において、これから遺物を残すにあたり、子供たちを学校に通わせることを夫婦が自慢したりするのではありません。その家庭が国と世界のために成した何かを家庭の遺物として残さなければなりません。従って、宝というのは、自分を中心とした生き方からは生じてこないのです。それ以上の次元において得たものだけが宝となるのです。

 先生の場合についてみると、先生は今米国に来て、統一教会を中心として闘っていますが、統一教会のため法廷闘争するのではありません。天と地のために、神のために世界のために闘っていることは確実なことなのです。この時に、怨讐国家米国を愛する立場に立って、米国を越えて、世界を生かすために、ワシントン・タイムズをつくり、「おお、仁川」をつくったのです。これは歴史的に否定することができません。

 では、モスクワ大会は何でしょうか。ワシントン大会を終えて、モスクワ大会をなぜやるのでしょうか? それは世界のためなのです。このように迫害を受け、騒動を起こしながら六千双の結婚式は何のためでしょうか? 二千百双の結婚式を、反対を受けながら行なったのはなぜでしょうか。世界のためであり、天と地のための道であることを知らなければなりません。

 あなた方が今まで、米国に来て苦労したり、世界的摂理をするのは、すべてあなたの家庭とあなたの国の博物館に残すことのできる遺物を持つためであるという、有難い事実を知らなければなりません。

 このような仕事をしているのに、「ああ苦しい、先生、私たちをどうしてこのように苦労させるのですか?」それは父母様の命令を受けてやるのではなく、私自らが進んでやるのであると思わなければなりません。

 今NCC-SAとか超教派運動とか、ICUS運動だとか、NEW ERA運動とか、すべてこの一時を中心として、総決算して、統合するための運動を皆さんが知らないうちにやってきたのです。異邦の宗教と異邦の国を生かすための運動を今もやっているのです。

  父母の日の宣布式

 それで、今や民主世界が「レバレンド・ムーンよ! 協助して下さい」という、そのようなラッパの音が聞こえてきているのです。レバレンド・ムーンのみ言葉、レバレンド・ムーンの思想でなければならない。レバレンド・ムーンが侍る神に侍らなければならないといった時代に移っていく転換の時期に来ているのです。

 それで、父母とアベルが一つとなればカインは自然屈服するようになります。いくらサタンだとしてもサタンは原理を知っています。弟と父母が一つになる時には、兄であるカインは屈服しなければならないのです。父母の胸に抱かれているアベルをカインが殺害することはありえないのです。

 父母が「カインよ、あなたは私が愛しているアベルを憎んでいるが、愛さなければならない」と言ったとき、カインが「はい」と約束すれば、その時から神の国がなされるのです。

 それが天理であるために、サタンも原理の前では一言も言うことができないのです。そうなれば世界の問題はすべて終わるのです。父母が今日の民主世界を抱くようになる時に、共産世界は自然に屈服するようになっています。共産主義は教育しやすくなるのです。

 この時は皆さんが全力を尽して、統一教会の真なる姿を見せてあげる時なのです。わかりますか? 真なる姿を見せてあげなければなりません。

 ところで、木は何の木かといえば、神の創造理想として願っていた四位基台を完成した愛の木なのです。愛の木です。その一番頂上についている木の葉は、その根のために全面的にやる。根は全面的にその頂上の葉のためにやる。これが循環するようになる時には、この木は健全な木として無限に成長することができます。それは自然の理法と通ずるのです。

 それで、このような歴史のすべてを総合的に蕩減して、新しい世界へと進出すべきです。「アーメン」といえる宣布式をする日がきょうの「父母の日」であることを知らなければなりません。

 神の国の組織が完全に編成されたので、地上に協助できる基盤が立ちました。そのことにより、神の国のアダムが未完成時代に、天使世界がアダムを保護・指導していたのと同じように、霊界は皆さんを保護し、協助することのできる立場になったのです。それで皆さんが協助を受けることができるためには、神の愛と父母の愛と、父母様の子女の愛の基盤の上に自分たちが立っているという信仰、これ以外にありません。それが神の国創建のための独立軍なのであります。このことだけ思えばあとは簡単です。

 私は仕事をする上で、それが誰であろうと、またいずれの国の人間であろうと関係ありません。このような思想が重要なのです。

 そのために、言語も父母の言葉を習わなければなりません。言葉も話せるようにならなければなりません。あなた方が父母の言葉を話していないのを見れば、サタンが「あなたはドイツ人であり、米国人である」といえるそのような条件があることになります。だから、「私はこれからでも、一日に一単語、半単語でも九十年度まで間違いなく習います」ということが必要です。なぜなら、七千年間回りに回っている間に色が染まったので、七年期間をおいて蕩減して、父母の言葉に戻っていくためです。それで七年前に話をするのです。昨年も話しました。なぜなら、七千年の歴史を蕩減する立場において、七千年間色に染まったものを洗うためにも七年間が必要なのです。これを続けるならサタンは引っ張っていくことができません。あなた方は家で、身近な言葉や、重要な言葉からすべて父母の言葉を用いなければなりません。それをしなかったらあなた方にサタンがついてまわるのです。

 こうなると霊界の霊人たちがすべて、皆さんの先祖たちも、皆さんの国の先祖たちもあなた方の後について協助するようになるのです。近い将来には伝道が必要ないのです。私は一つの父母、一つの夫婦、一つの家庭、一つの息子・娘。二つはありえないのです。

  一つの世界の創建

 祝福を受けてから美人がいるといって、自分の妻よりいいのであの人と私は結婚をやり直したい、こういうことは許すことのできないことです。

 真の父母を通して相対を与えられたというこの事実は、地球のような黄金をもってでも代えることのできない価値があります。これを知らなければなりません。相対がいなければどうなるのか? 地獄です、地獄なのです。皆さん、相対がいなかったら天国に行けません。子女がいなかったら天国に行けません。真の父母の家庭と連結できません。

 今、重要な話をしていることを知らなければなりません。わからなければなりません。霊界に行って「私は知りません」と言ったら、先生に責任があります。きょうはっきり知らなければなりません。天と地の秘密、地上の秘密をすべて語っているのです。歴史がいかに解かれていき、いかに回っていくか、いかなる時であるかをはっきり知る必要があるのです。

 これから一つの国だけ、祖国だけ創建すればできるのです。四カ国だけが責任を全うすれば、すべてが終わるのです。伝道も何もやる必要がありません。岩を掘り、洞窟を掘り、鉄の門を百個ぐらい締めて中に入っていても、ダイナマイトを爆破させても会いたいと言って訪ねてくる時代が来るのです。

 これから先生に会うのは、米国の大統領に会うよりもさらに難しい手続きを経なければ会えないような時が来ることを知らなければなりません。たとえ先生の側近であってもそうです。自分かってに入ることはできません。そのような法が待っていることを知らなければなりません。いつでも会えるのではありません。いくら慕わしく、懐しいイースト・ガーデンであるとしても、行くことができない時が来るのです。

 それできょう祈りの中で、「神の命において天上統一、地上統一を中心とした統一教会の運勢圏を中心として、主流思想として、一つの世界の創建に向かって前進させたまえ」と宣布したのです。

 神の国のために前進すべきである。このような信念を持って皆さんは、これから家庭基盤を中心として国を捜し出さなければならないし、世界を捜し出さなければなりません。国の基盤を促進させて世界へと、そういうことが遠からぬ将来なされると思うのです。

  サタン歴史の終結

 これからは百二十カ国にペンテコステがあります。二千年前、百二十門徒が聖霊で火を受けて大騒ぎしましたが、百二十国家がそのような時代に入っていくのです。

 それで先生は、イエスの墓中三日間に該当する三年間、つまり八十五年度までの三年間は墓中過程を経るということを知らなければなりません。そのため現われてはいけないのです。イエスの時の墓中三日間と同じように、法廷闘争を中心として地上の地獄に入ってきて、地上の地獄の門を開ける闘いを今しているのです。それでこの期間が過ぎれば、復活時代が来て、統一教会はぱっと開き、至る所から「文先生が私の故郷に来られたらいい、私の村に来られればいい」という時代が遠からぬ将来に来るだろうとみるのが原理観なのです。これからは共産世界においても、二世たちが私たちの側になります。これを知らなければなりません。それでは結論に入りましょう。

 きょうは父母の日ですが、父母として責任を果たすためにどれほど苦しく、難しかったかを知らなければなりません。キリスト教が責任を果たすことができなかったゆえに、今まで宗教歴史を編成しながら、神様が御苦労されたすべてを二十年で蕩減しました。そして四十年期間に世界カナン福地路程を整えて、一つの新しい敵のないカナン福地―カナン福地に向かうイスラエル民族の前にはカナン七族が待っていたのですが―そのような七族のいないカナン福地へと、歓迎の群れを前において前進することのできる時のために準備しなくてはなりません。そうしなければ天上天国世界と地上天国世界を迎えることができないという事実を皆さんは知らなければならないのです。それは容易なことでしょうか。

 堕落することによって偽りの父母ができて、サタンを父母として対していたこの世界の上に、これを再び捜し出して、神の国の真の父母をつくるための受難の道というのは、神が役事されるよりもさらに難しい過程を経たということを皆さんは知らなければならないのです。父母がすべての責任をもって蕩減したのであります。

 これからはカインがアベルを立てる世界史的な結実の時代、サタンの歴史が終結しようとする時代を迎えようとしています。このような時代に父母として登場して、自由世界のアベル圏の世界を解放し、共産圏世界のカインに忠告することのできる時代像として越えていく希望の時が、私たちの目前に連結されている事実を知らなければなりません。

 韓国も、初めはレバレンド・ムーンの運動を根こそぎにしようとしましたが、今や「万策尽きた。我々にはもうどうしようもない」と言うような状態になりました。日本も、米国、西独も、さらに共産圏もそのようになっていくでしょう。そのようなすべての企みが終るのです。

 共産党が今誰を一番恐ろしがりますか? レーガン大統領を恐れますか? 法王を恐れますか? レバレンド・ムーンであります。そうでしょう。このことを民主世界が早く知らなければなりません。早く知りさえすれば自然に回っていくのです。

 これからは放送時代です。人工衛星によるテレビ放送で四十日、百二十日修練会をやればすべてが終るのです。かつてアームストロングがアポロ十一号に乗って月に行く時、全世界が注目した。その時と同じように人工衛星を通して百二十日修練会を行い、この四十億人類を教育すればすべては終りです。百二十日あればすべては終るのです。どう思いますか? そのような日が遠からず来るのであります。それで新聞社をつくり、人工衛星を使ってテレビ、ラジオすべてに通ずる準備を先生はしているのです。

  氏族的先祖となるために

 皆さん、先生が突然に「集まりなさい」と言う時に眠っていて、「統一教会に私は行けません」そう言って参席できない人は、いつか困る時があるのです。

「三十六家庭はいついつまでに登録しなさい」と言った時、登録できなかったらとんでもないことになります。七十二家庭の登録、そのような時が来るかもしれません。そのために先生がどこに行ってどのようなお話をされるかを電話線を引いて聞かなければならないのです。

 きょう、わずか一時間ないし二時間の間に、霊界の内容と地上の内容がどのようになっているかをすべて話しました。

 それで、父母の日にあたって、統一教会の信者たちは、父母様の御苦労がどれほど多かったか、父母の心がどれほどの苦痛を受けられたかをわからなければならない時が来たのです。そうしなくては伝統を知ることができないのです。伝統を持つことができません。

 これからは不平を言うことなく、自分たちの子供とか何とかでなく……。先生はすべてを捨てた人であります。あなた方もそのような決意をもって、その伝統を受け継ぐことのできる第二の後継者とならなければなりません。そのためには、このような道を共に歩んでいるし、歩まなければならないと誓える皆さんにならなければなりません。

 これからは父母として、真の父母としてやるべき歴史的な蕩減をすべて経てきたこの伝統をあなた方が相続するのです。先生は世界的な先祖の立場で努力したのでありますが、あなた方はあなた方なりの氏族的先祖となるためにこの伝統を相続し、それなりの分野に該当する伝統を受け継ぐために、皆さん自身もそのような道を行かなければならないという事実を知らなければなりません。それはあなた方のためであり、あなた方の氏族のためなのです。

 これからは十二支派が編成されていくでしょう。それでその伝統が必要なのです。自分のことを思う人たちは、ここから抜けていくのです。

  悔い改めによる祈りを

 統一教会において、なぜレバレンド・ムーンの子女は苦労をするのでしょうか。それは彼らが学校に行って、レバレンド・ムーンはこうだああだと言われ、指さされ、噂されることによって蕩減してくるのです。それを知らなければなりません。いくら統一教会のレバレンド・ムーンが反対されても、統一教会の先生が反対されている痛さと、父が反対されている痛さとは比較のしようがないのです。学校に行って、周囲にいる外国の子供たち、反対する子供たちからそのような父の噂を聞いて、隠れて涙を流さなければならない場面がいくらでもあったのです。

 あなた方は先生の悪口を聞く時、どれほど痛さを感じ、涙を流した時が幾度あったか、反省しなければなりません。そのような意味からすると、子女たちの方が心情的な基準においては高い所にいたということを知って、もっと貴重に思わなければなりません。そのような苦難の中から、私はレバレンド・ムーンの子女でなかったらよかった、私は統一教会の家庭で生まれなかったら良かったと身悶えしながら失敗したとしても、その失敗は同情できる内容があると思うのです。

 そのような先生の子女がいるとしたら、口でこうだああだと評するのでなく、皆さんが十字架を背負って、その受難、苦痛であった事実に同情の涙を流して、祈って、代わりに祭物となっても感謝する心を持たなければならないのです。あなた方が孝進であれば孝進のためにどれほどその痛さを感じて、身悶えしながら涙を流してきたかを反省し、悔い改めなければならないのです。皆さんがそれ以上の苦痛、それ以上の切実な立場にいない限り、皆さんは口をつむって、彼らが許される祈りを捧げるのが当然でありましょう。

 それに先立って、真の父母として迫害を受けている先生の苦痛はどれほど耐え難いものであったか、それがわかりますか? なぜこのような話をするかといえば、父母様の心情圏がどれほど悲惨で、どれほど悲しい場面が多かったかということをあなた方が知らないだろうから、身近な例をあげるために孝進の話をしたのです。しかし、孝進の悲惨なるその悲惨さも、先生の生涯四十年にわたって受けてきた悲惨さと比較できるでしょうか。

 公的な責任をもって身悶えする、そのような父母に侍る立場において、偽りを言ったり、利用をし、悪口を言う人たちが許される道がどこにあるでしょうか。では、先生が愚かな者だからこういうことをやっているのでしょうか。優秀であり、能力があり、全ての面において知恵があるために、そのような代表的な人であるために、世界で誇りうる内容を持っているレバレンド・ムーンであるにもかかわらず、全てを神が清算するために、世界に比較することのできないほどの悲哀に満ちた生活を送ってきたという事実を知らなければなりません。

 あなた方はどうなのですか? 神が立てて誇ることのできないそのような人に対し、国や世界のために自分の一生を犠牲にし、祭物としてぼろぼろになって、蹴られ、踏みにじられ、あらゆる刑を受けながら今まで生きてきたし、これからもみ旨の道へ行こうとする先生の前に弁明する何もないのです。

 先生がいなかったなら、この天と地に神の解怨成就、神の復帰完成、すべての世界のユートピア完成をいかに考えることができるでしょうか。不可能に等しいのです。サタン世界に占領された神の悲哀の事情を解放することのできる日を持つということは、夢にも想像することができません。これを実現してきたという事実をはっきり知ることによって、厳粛に尊敬し、厳粛に敬拝し、厳粛に順応するしかないということを知らなければなりません。

 このような話をするのは、すべてを知って、祈りでもって悔い改めの条件を立てなさいという意味で、お話をしていることを知らなければなりません。そのような意味において、きょうのこの父母の日に、これから先生の話を聞いて、新しい次元において私全体の過去、現在を収拾し未来に祝福を受けることのできる可能性ある存在として出陣をなすと決意を固めれば、きょうこの日が意義ある祝賀式となることでしょう。

 それでカレブとヨシュアがすべてにおいて、全権のモーゼの後継者となって責任を担ったように、あなた方も同じであります。神がカレブとヨシュアに対し勧告する言葉は「強く雄々しくあれ! 強く雄々しくあれ!」です。あなた方は恐れることはないのです。神が共になして下さいます。そのような人は神が共にいてくださるでしょう。アーメン。そうすれば勝利は皆様と共にあるでしょう。アーメン。そうすれば天の国と地上天国を相続することができるでしょう。アーメン。これで終わりです。そうするという人は手を上げて下さい。ありがとう。(拍手)




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵

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Last updated  2021.11.19 14:35:31
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