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2023.09.03
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完全なる解放圏
1999年5月2日
聖日礼拝の御言
イーストガーデン

 真のお父様が祈祷された後、「文鮮明先生マールスム選集」第三十四巻に収録されているみ言「ポ ヌル サムチヤ(模範としよう)」(一九七〇年八月三十日〈聖日〉、前本部教会)を用いて「訓読会」が行われる。


  条件的な蕩減

 皆さん。信仰生活というものは、天を尋ね求めていく道なのですが、天を尋ね求めていくためには、ただそのまま行くことはできません。それは、世の中の道とは反対なのです。

 それゆえに、天の道を尋ねていこうとすれば、反対に逆らって上がっていかなければなりません。サタン世界が百のものであるとするならば、その百の分だけ反対に行けばいいというのではありません。百以上の反対の道を行かなければならないのです。

 皆さん。蕩減というものは、復帰路程において必ず必要です。蕩減しなければ、原型の世界に帰ることができないということを知っていることでしょう。しかし、皆さんはこの世において、蕩減の量が少ないことを願います。百の道を行くために、八十だけ、あるいは条件的な蕩減をすることを願うのです。

 その条件的な蕩減というものは、過程において必要なのです。道を行く過程は、全体を代表します。その道に該当するのが蕩減の道なので、条件的な道は一方向性だけを解決するのにとどまり、全体を蕩減することはできません。

 それゆえに、蕩減の量が少ないことを願えば負けるのです。蕩減の量は、すべての環境的条件よりも大きくあってこそ環境を超えることができるのであり、たとえ蕩減する条件が残ったとしても、その条件基盤の上に私たちが立つことができるのだということを、いつも知っていなければなりません。分かりますか?

 それゆえに、神様が怨讐を愛されるということは、蕩減条件を一度に越えていこうということなのです。全体です。それは、なぜでしょうか? 愛の道が間違ったので、神様がサタンを愛すれば、根本が最初からすべてなくなるからです。今、神様もそうではないでしょうか? 神様は、サタンのことが憎ければ、サタンの讒訴を受けたとしてもすべて切ってしまわれなければなりません。

 しかし、蕩減条件が残っているので、人類を復帰なさらなければならない神様にとっては、それがすべて解決する時まで、サタンを愛して越える時まで蕩減なさるのです。そのような蕩減条件をサタンは提示するのです。これは、宿命的な課題です。

 それゆえに、「個人救援」というとき、個人救援というものは、条件的に個人救援されたとしても、私たちはそれで幸福だと言うことはできません。個人救援を完全に越えて、世界まで救援することのできる基盤になり得る道を行かなければならないのです。

 また、家庭救援といえば、氏族、民族、国家、その何百倍、何千倍を蕩減するという立場に立たなければなりません。それゆえに、自分の現在の立場を蕩減することのできる立場になり、自分が犠牲になって怨讐を愛すれば、すべて終わります。

 蕩減を完成して救援を受けるのは、条件的な救援です。そのことを知らなければなりません。条件的救援です。それゆえに、「神様を解放しよう」、または「この世界を解放しよう」というのは、条件的な救援なのです。今日の信仰界で提示された条件を超えました。八段階を越えていかなければなりません。

  神様の解放され得る位置

 ですから、サタンがいれば、サタンに対して蕩減条件を超えていこうとするのが神様の立場なのではありません。サタンは、神様の愛についてこようとしてもついてくることができないので、それを超えていくことのできる立場に立とうというのが、神様のみ旨です。

 ですから、神様を信じる人、神様のみ旨を成し遂げる人も同様です。神様を解放し、人類を解放する立場に立とうとしてこそ、神様までも私たちのために生きられ、私たちを受け入れてくださるのです。神様までも、私たちを立ててくださいます。そこには蕩減はありません。創造理想そのままの高次的な道が連結されるのです。蕩減というものは、最も嫌な言葉であり、恐ろしい言葉です。それを超えて行かなければなりません。

 神様が勝利されることのできる位置に行っての蕩減ではありません。過程です。過程において、個人的時代に狭い道を越えていくのです。そうして越えていき、世界が目の前に広がっているとすると、その世界を中心として行くことのできる一つの道は狭い道であり、そのような条件的な道に従っていくのです。

 神様とサタンが立てた条件についていこうとすれば、それが世界に連結していなければなりません。そうするためには、条件ではありません。世界理想圏の内容を提示しなければなりません。

 言い換えれば、サタンが讒訴条件を懸けているのは、アダム、エバの堕落した頂上の位置です。その頂上の愛は、偽りの愛です。サタンが偽りの愛を行ったので、神様は真の愛を行うことのできる基準をもって対されるのです。それゆえに、真の愛にはサタン自体も屈伏しなければなりません。そのことを知らなければなりません。ですから、サタンが讒訴するのは偽りの愛です。偽りの愛の条件が残っているところは、いつもサタンの讒訴を受けるのです。これを超えていかなければなりません。

 神様においては、自分の父母よりも、自分の妻子よりも、だれよりももっと怨讐を愛することのできる位置に立たなければ、超えていくことができません。そうでなければ、サタンの前に捕まっている自分、家庭をなすことのできる個人、父母になることのできる個人、そのような全体を解放させることはできないのです。何のことか、分かりますか?

 つまり、サタンが讒訴することのできる位置というのは、エデンの園のアダム、エバを中心として堕落させた愛の位置ですから、それ以上の位置が必要なのです。それゆえに、サタン世界の家庭を自分の家庭以上に愛さなければなりません。その国を自分の国以上に愛さなければなりません。昔、願っていた以上、創造理想として願っていた愛国以上の愛で愛さなければ、サタンが創造世界に侵犯したその環境を完全に防ぐことはできないのです。これが問題です。

 神様が解放され得る位置とは、どのような位置でしょうか? そのことを知らなければなりません。堕落していない完成したアダムが、神様の心の深い谷間まで見て愛することのできる位置が、神様が愛することのできる最高の位置です。そのことを知らなければなりません。

 金(キム)という人がいたならば、その金氏を中心として考えるとき、完成したときに家庭基準を中心として愛するのではありません。家庭を中心として、国を中心として、天宙を中心として、すべての存在が喜ぶことのできる基準をもって対すれば、サタンは現れることができません。家庭まで、国家までそのようにするのです。

 国家基準を中心として出発したものが、家庭です。その家庭よりももっと愛し、その氏族よりももっと愛し、民族よりももっと愛し、国家より以上に愛し、世界、天宙より以上に愛すれば、サタンは完全についてくることができません。そこで落ちてしまいます。

 今、ここにいるある人を例にとるならば、その人を中心として神様がごらんになるときに、それは一人ではありません。この人は、サタン世界では個人なら個人として対し、個人を中心として家庭がなされていますが、世界を中心とした個人ということを考えていませんでした。ですからそれは、天宙を中心とした個人ではなく、天宙を中心とした家庭ではありません。そのような考えができなかったのです。

 個人を中心として考えれば堕落した世界が生じ、そこでは個人を中心とした氏族というようになるのであって、天宙という概念はありません。それゆえに、神様を解放することのできる位置とは、堕落した人間であっても、創造理想的最高基準の心を持ってその個人を見ることのできる位置なのです。そうすれば、その個人は、そのような主体の前に完全に絶対信仰、絶対愛、絶対服従すれば、一つになります。そうしてサタンは、そこに接近できないのです。

  讒訴できず、完全屈伏するサタン

 それでは先生は、どのようにして霊界をすべて受け持って解放することができるのでしょうか? 神様におかれては、人間が堕落した後においても、霊界に楽園であるとか、中間霊界であるとか、地獄という概念はありませんでした。

 神様は、そのようなものをさっと乗り越えて個人に対されたのであり、家庭に対されたのであり、氏族に対され、民族に対され、国家に対され、世界に対されたのです。それらを超えられた立場で、愛を持って、いくら世の中が騒がしくしたとしても、その愛の火を中心として最高の、堕落圏内の個人基準を超えて、天宙的基準から個人、家庭、氏族、民族、国家を愛されるので、その基準にサタンは、完全に近寄ることができません。讒訴する条件を立てることができないのです。

 このように、一つでも創造的な立場に立たなければ、それが讒訴条件になります。さっと超えてしまわれるので、サタンは讒訴条件を立てることができません。そのようにして、個人を整理し、家庭を整理し、世界を整理して、祝福家庭を世界に広げることによって、霊界と肉界をすべて自分の思いどおりに調整することができます。神様は思いどおりに解放されるのです。

 ですから、サタンをも思いどおりになさることができます。「おまえが地獄に行こうと思うなら行き、天国に行こうと思うなら行きなさい」というのです。サタンまでも制裁はなさらないのです。

 このように、サタンが反対しようとしても、反対する条件が残っていません。ですからサタンも、しかたなくついていってこそ、自分が存続することができるのです。昔、神様の愛を受けられなかった分野があるので、人類の一番後ろについてくることができれば、「おまえも救ってあげよう」というのです。

 そのような立場においては、伝統的愛の基準を中心とした環境に従って、いくらでも思いどおりに天地に対してあげることができるので、サタンは讒訴できません。それゆえに、サタンが讒訴することのできる条件に引っかかっていた神様は、解放されざるを得ないということを知らなければなりません。何のことか、分かりますか?

 ですから、神様を兄として対するのです。神様を父として対して……。堕落して苦労した神様ではなく、解放された父母、兄のように対するのです。サタンもそのような神様を讒訴することはできません。完全に解放圏が展開されるのです。

 ですから、先生の後に神様もついてくるのであり、サタンもついてくるのですが、ついてくる神様に対してサタンは讒訴することはできません。学んでいくのです。世話にならなければなりません。

 先生が行く所に神様もついていき、サタンもついていくのですが、神様の後についていくサタンは、讒訴することはできません。恵沢を受けるのです。ですから、完全に屈伏するのです。神様を通して利益を願う立場であるのに、讒訴することができますか?
 
 完成したアダムは、神様が愛を与えなければなりません。神様は、人よりも上にいらっしゃいます。それゆえに、より相対のために生き、もっとために生きれば、高い所に上がっていくという立場があるがゆえに、その立場に立つために神様ご自身も先生のために生きられるのです。

 そのようにために生きられる神様を、サタンが讒訴することができますか? 絶対にために生きるのです。そこで、すべてのものが断たれるのです。それゆえに、地獄に行っているすべての人は、完成した基準に引っ張り上げておきます。サタンも反対できず、神様を支持するのです。それは何によってですか? 愛です。愛の心でそのようにするのです。

 ですから、霊界の楽園に行き、中間霊界に入っているすべての者たちを、天国の位置まで引き上げます。天国まで上がっていくことができるのは、真の父母の全権的立場です。彼らが真のご父母様を知って、信じるようになれば、すべて引き上げても讒訴できません。地獄であれ、天国であれ、霊界の障壁をすべて完全に無視してしまうのです。

 もちろん神様は、涙をたくさん流されましたが、人類のために生きてもサタンに讒訴される世の中で、神様まで解放するために涙を流した人は、先生しかいません。神様ご自身も、自分を解放するために、自分が救いを受けるために涙を流されることはできません。そのことが分かりますか?

 しかし先生は、神様を解放するために、神様が流されることのできなかった愛の涙を流してさしあげたのです。ですから、神様はそれに従っていき、はしごを架けて解放され得る基準があるのです。

 そのような心を持って個人のために生き、神様の代わりに涙を流し、世界に対して涙を流したので、その道に従って神様が個人、家庭、氏族、堕落世界をぱっと超えていかれるのです。それが何のことか、分かりますか?

 それで、先生は蕩減圏というものは認めません。キリスト教文化圏がすべて祝福を受けていたならば、蕩減圏はありませんでした。蕩減圏が入ってきたのは、神様自体とキリスト教がすべて讒訴圏内に、そのあいまいな所に引っかかっているので、しかたなくそれを超えるために苦労したのです。完成したアダムには、苦労はありません。理想と愛と幸福だけがあるはずですが、そのようになってしまったのです。

 アダム家庭は世界的基準に到達することができるのですが、それ以上の立場まで考えてきた、その立場を中心として、この地上に解放圏を成就しようと言えば、すべてが解放圏になりました。地獄であれ何であれ、それは相手になりません。

 ところが堕落した条件、堕落という条件、堕落圏という条件が残っているので、神様も引っかかっておられ、サタンも引っかかっているのです。しかし完成したアダムは、堕落圏を乗り越えるのです。分かりますか?

 アダムが完成すれば堕落圏を超えていくので、サタンや神様の引っかかっている条件に引っかかっていません。それゆえに、サタンや神様をより愛するところでは、讒訴条件が完全に解決されるのです。

 それゆえに、完成した成約時代というものは、最高の祝福理想の家庭を超えて、天宙的な勝利の家庭基盤を出発するということです。家庭は天宙基盤と連結されており、水平になります。ですから、サタン世界は条件にかけることができません。

 しかし、先生が立つことのできる立場が、キリスト教が一つになり、旧教と新教が一つになった勝利的基準の立場であったならば、そこに立てば、堕落とは関係なくなるのです。先生はサタン世界の舞台から出ていったので、その舞台と一つになれば、堕落圏以上の個人、家庭、氏族、民族として出発することができたのです。

 しかし、その基台と切れてしまったので、先生がサタン世界の中へ入ってきて開拓してきたのです。皆、そのことが分からないのですから、しかたがありません。そのために人類の行くべき道がなくなってしまったので、ゆえに再び開拓していくのです。

 開拓していくということは何のことかというと、祝福家庭開拓ということです。救援摂理は、昔のような個別的な宗教を中心とした個人救援ではありません。家庭を中心とした救援をするならば、家庭救援のモデルが出て、それを中心としてプレスしていき、同じように循環運動をすれば、世界が引っかかって入ってきます。家庭解放圏を中心とするので、基準は堕落した家庭ではありません。完成した家庭基準というのは、すでに次元が違います。

 その基準を中心として祝福するので、統一教会が行く方向と、内的愛の心情で人類に対していく所には、サタンは、それを妨げることはできません。蕩減が終わる時までです。それが三億六千万双なのです。しかし、問題は四億双です。四億双が峠です。

  地上、天上天国の出発

 四億双がなぜ、峠であるのかというと、四億双を成せば、男性と女性の二つの世界、男性側の家庭と女性側の家庭がすべて連結されます。親族がすべて連結されるのです。世界的次元まで上がってくれば、個人、家庭、氏族、八段階が連結されます。そのような立場なので、落ちることはできません。ですから、八億という家庭には、世界がつながってくるので、家庭に四人ずつだとしても、四×八=三十二で、三十二億を超えます。

 ここに属した人たちは、世の中のことを知らない人たちではありません。青少年問題や家庭破綻が世界を滅ぼし、未来の希望を破綻させるということを知っているのです。 未来に希望的なことは、この破綻した家庭と世界を、統一されていない世界を、統一された国家として一つにするということです。その位置において本然の祝福の位置に入っていくようになれば、永遠にサタン圏、神様が呻吟する圏を超えていく立場になるので、解放天国が生まれるのです。

 そうすれば、霊界が上に上がっていってもよく、下に降りてきてもよく、左右になってもよく、前後左右にいくら変わったとしても同等な価値を備えることができるので、天上世界と地上世界において完成した天宙的理想の愛の圏の時代が出発するのです。それを私たちは、地上天国と天上天国と言っています。全体解放圏です。何のことか、分かりますか?

 本来、来られる主は、世界を料理し、天の国と直結させるための最高の完成圏に立ったかたです。家庭的堕落圏ではなく、宇宙的堕落圏です。それゆえに、宇宙的完成圏に出発し、すべてが祝福に向かって行くことができるのです。祝福に向かうために数千、数万年かかってきたのではないでしょうか? 先生から祝福をすぐに始めるのです。

 ですから、その祝福とは何かというと、アダム、エバの堕落圏を中心とした家庭的理想の出発ではなく、地上、天上天国の万民が出発することのできる基準を引き継いだものです。ですから、サタンは讒訴することができず、地上の人間さえついてくれば、これはすべて可能です。それゆえに、統一教会の責任が大きいのです。このみ言を世界的な言論機関を通して宣伝していたならば、すでに数十年前に復帰されていました。それができなかったのです。

 それゆえに、「文先生はどのような人ですか?」と、神様の前で祈祷すれば、痛哭させるのです。五臓六腑が溶けていくような境地で、断腸の痛みを感じるようになります。このように涙を流すのです。神様も、そのかたの前に服従しなければならないという訓示までなさるのです。服従しなければなりません。

 神様が思いどおりにできるのであるならば、今までなぜ、このようにサタンの讒訴に引っかかっているのでしょうか? 堕落の条件によって、堕落の愛の条件によって真の愛を失ってしまったので、そうなのです。それ以上の位置にいけば、解放が起きるのです。

 サタンとは何かというと、神様を引き下ろして一定線以下に引き下ろそうとするのです。神様は上がっていこうとされます。上がっていこうとされるのですが、今まで神様は完成したアダムを復帰できませんでした。​その完成したアダムがメシヤなのです。完成したアダムが来て、完成したエバを中心として再創造し、完成した家庭理想を成すのですが、それは天宙史的な理想です。​

 それでは、世界を一つにするのにおいて、家庭をもって成すことができますか? 天宙史的理想圏を中心として成すのです。サタン世界は、すべて青少年の淪落や家庭破綻によって大変な環境になっているので、そこに火さえつければ、電気がさっと通るように通じるようになるというのです。これは私たちの特権です。だれも手を出すことはできません。分かりますか?

 だれが、青少年に教えることができるでしょうか? 政治や経済、文化をもってしてもできず、軍事力をもってするなど、とんでもないことです。堕落した世界のどのような力をもってしてもできません。それを解決するということは、私たちの特権的な事実なのです。

 それは解放的な立場なので、神様もついてこられなければならず、サタンもついてこなければなりません。そうしてこそ、解放的な立場に立つのです。分かりますか? そのような立場で断行するということを、皆さんは知らなければなりません。今まで、先生がみ言をそのような観点で話したということを、皆さんは知らないでしょう。

 先生の立場で見れば、ここには人種問題のような問題はありません。自分が願った理想的な息子、娘になり、子女になり、兄弟姉妹になります。それから父母、妻子、家庭的な理想を中心として世界化されるのです。

 それゆえに、そこにどのような人をおいたとしても、差が出てはなりません。それが問題です。それゆえに、一人を見るとき、世界のすべての人種とすべての蕩減内容を総合して完成させた息子、娘として見るのです。分かりますか? サタンは、そこに入ってきて、讒訴してそこに同参することはできません。

 真の父母とは、霊界まで含めたその何千億にもなる人々と一緒に食事をし、生活をすると考えるのです。それが家庭を中心として連結されれば、何千年前の家庭に入っていき、場所を取るべき所が空いていれば、その時に一度にすべて合わせておきます。何かのすき間があれば、一度にすべて合わせておくのです。

 ここで白人と黒人を中心として見ると、黒人たちはあの世に行って、何千代前の先祖の立場に入っていくことができます。逆さまになれるのです。そうすれば、先祖として侍らなければなりません。兄として、母として、父として侍らなければなりません。そのような立場に立つのです。

 それゆえに、「天地開闢」なのです。引っ繰り返り、完全に否定するのです。何千年前の先祖が何千年後の子孫になり、一番上の先祖が一番末になります。それで、サタン世界でこれが整備されれば、サタン世界には父母がいて、子女がいて、所有権があるでしょう? これらはどこに上がっていくのかというと、上の段階に上がっていきます。世界、天の家庭として出発し、地上天国が完成した基準に上がっていくのです。そのように見るのです。

 その基準に該当する価値を、自分たちの所有であるということを認定し、息子、娘を認定し、夫婦を認定してあげるのです。それを、サタンが讒訴する道理はありません。そのような祝福の立場を躊躇し、地をのぞき込んだまま死んでしまうということも知らずにいるのです。

 それで今、人やすべてのことを否定しておいて、「総生畜献納解怨祭」をするのです。人間は堕落したので、最高の個人、家庭ではありません。家庭を中心として、天上天国になることのできる位置において価値を認定するのです。

 しかし、そうしようとするのですが、つまらないものを中心として、さまざまなしがらみから逃れられないでいます。それはあたかも、地獄のふんにまみれ、地獄の悪臭を放つものを中心として暮らしているようなものです。それを後生大事にし、あるいは自分の息子、娘を中心として、今までと同じようにしているというのです。ですから、これらのものを一度にすべて燃やしてしまうのです。それゆえに、「総生畜献納解怨祭」をしなければなりません。

  神様の恨ハンを解く

 アダム家庭を中心として、二人が出発して行く所は、このように(図中A)上がっていかなければなりません。(板書されながら語られる)それでは、これは何段階ですか? 八段階です。ここ(図中B)が個人時代、ここ(図中C)が家庭時代、ここ(図中D)が氏族時代……。


 このように(図中A)八段階を上がっていくのです。ここ(図中E)は、復帰された基準ではありません。この基準(図中F)に立てておくのです。ですから、ここ(図中E)にある自分の万物所有権、それから子女、夫婦、父母、この基準(図中E)は家庭、個人の基準ではありません。この基準(図中F)に上げておくのです。

 そして、この価値(図中G)が解放的価値として何千倍の価値に上がっていく(図中H)のです。そして、ここ(図中E)で自分の所有権の息子、娘が、ここ(図中E)の比準に合わせることができなければ、地獄よりももっと恐ろしい所に行くのです。何のことか、分かりますか?

 何千万年の間、発展してきた人類歴史の、すべての完成基準に到達したので、神様は何千年間、家庭から氏族、民族、天国を合わせようとして空いていた所を、一度にすべてぱたぱたっと合わせられます。

 それゆえに、神様の恨が解かれるのです。過去の恨、現在の恨、未来の恨が解かれるのです。何のことか、分かりますか? (「はい」)そして、個人がこのように(図中A)上がっていって埋めておいたものは、家庭から……。天国は空いています。家庭を失ってしまい、氏族を失ってしまい、すべてが空いているところを、このようにして編成して、アダムが出発して完成した家庭を成してあげ、それを天国に持っていって一度に合わせておくのです。そうしてこそ、神様の恨が解かれるのです。

 サタンは根本的に後退し、自分がどれほど間違ったことをしたのかを知ります。ですから、「屈伏するな」と言っても、自然に屈伏するようになっています。今からは、サタンは自然に帰ってきて屈伏するのです。大母様は今、サタンにお使いをさせています。どのような意味か、すべて分かりますか? (「はい」)

 昔、完成したアダム一人が地上天国を成して、それが何千万年、何億年になれる時まで続いて、個人時代、家庭時代、すべて合わせ、神様がごらんになるとき、「堕落しなかったのだなあ。アダムの時よりも良いなあ。愛で鎧を着せたのだなあ」と、言われるようにならなければなりません。

 しかし皆さんは、そのように一つ一つの段階でしっかりと完成基準に合わせることのできる人が一人でもいますか? 野良犬のようです。汚物にまみれて喜んでいるような者たちだというのです。

 それゆえに、今から門を閉めれば、最後です。先生がいつ、それを決定するかが問題です。ぴたっと閉めてからは、入っていくことができません。皆さんを待っていてはいけないのです。救いはありません。赦しがないというのです。

 ここ(図中E)から、このように(図中A)上がっていったものが、すべてここ(図中H)に上がっていきます。個人でここ(図中I)に上がっていき、家庭でここ(図中J)に上がっていき、氏族でここ(図中K)に上がっていき、民族でここ(図中L)に上がっていき、国家でここ(図中M)に上がっていき、八段階です。

 世界でここ(図中N)に上がっていき、天宙でここ(図中O)に上がっていき、これ(図中P)が、すべて地上天国です。そして天上天国(図中Q)です。合わせて天上天国、地上天国です。ここ(図中R)とは関係がありません。

 門を閉めれば、終わりです。そのように恐ろしい時代が来るのです。アメリカはレバレンド・ムーンを思いどおりにしてみなさいというのです。どのようになるでしょうか? 一度にすべて落ちていくのです。

 それは皆さんの所有ですか? この地は自分のものですか? 息子、娘は自分のものですか? 夫婦は自分のものですか? 家が自分のものですか? 本来は神様のものです。すべてのものは神様のものなのです。

 すべてのものは神様に属します。財産、子女、父母、国家、歴史、先祖たち、そして霊界にいる過去の王たちも皆、そうです。本来は、すべてが神様の所有です。神様が主人なのです。そうですか? (「はい」)。それを嫌だというのですか? この者たち。
 
このアメリカの大企業であるとか、それは何をしているのですか? それはだれのものですか? アメリカの地も、皆さんがアメリカを建てる前の主人は、神様です。神様は絶対的な主人なのです。絶対的主人は二人ではありません。永遠に一人です。そうですか? (「はい」)。堕落によってそれを失ったので、原点に返らなければなりません。

 今、皆さんは自分の領地、自分の土地であると言っていますが、とんでもないことです。だれがそうしたのですか? サタンです。多くの国に分裂させたのです。アメリカにも五十州がありますが、昔は異なった移民たちがやってきて、互いに争っていました。個人主義的に争ったのです。

 皆さんは、どのようにしてこの地に統一された基盤をつくりますか? 永遠にできません。そうですか? 皆さんは、そのような状況をどのようにしてつくりますか? 本然の状態にどのようにして戻しますか? 絶対にできません。永遠にできません。すべてが本来の主人、絶対的な主人であられる神様の所有に帰らなければなりません。

 今や、真の父母とともにすべてが帰っていくのです。かつて父母が堕落したので、今や真の父母が上がっていくのです。そして神様と人類を仲介して人類を引き上げ、地上天国と天上天国を出発させます。それを成すのが家庭のシステムであり、理想家庭なのです。

 しっかりしなければなりません。先生は整理しているのです。今までここに住んでいた先生は、どれほどあきれたでしょうか? 好きでこうしていると思うのですか? しかたなく、こうしているのです。神様は捕虜になっておられます。人類の家庭は天国に行かなければなりません。解放されたその後には、この世界をけ飛ばしてしまわなければなりません。

 韓国の南北が統一されなければならないのですが、あなたたちを売ってでも韓国の土地を買って、解放させようと思うのですが、あなたたちは、そのようなことを夢にも思っていません。IMF(国際通貨基金)管理下の韓国を援助して解放させようと思っているのに、少しも動いていません。神様は、皆さんをして、どのように南北を統一させられるのでしょうか? 闘うのではありません。自動的に屈伏させるのです。

 しかし皆、おしりにくっついて、「うう」と言っています。先生に任せて、先生が苦労していることも知らず、韓国がどのようになるのか分からないでいるのです。自分の祖国になるのに、すべて放棄しています。皆さんのその顔を見るとき、先生はそれを見たいでしょうか? この者たち。

 死刑場に行って死ぬような、サタンの食卓にのる刺身の材料のような立場なのに、何の関心を持つだろうかというのです。関心はありません。先生が言うことをうそであると信じられるものならば、そうしてみてください。このように(板書された内容)ならなければならないのではないでしょうか?

 神様は、家庭的天国、氏族的天国、民族的天国、国家的天国、世界的天国、天宙的天国をごらんになれなかったのではないでしょうか? ですから、一度にぱたぱたっと……。偽りの父母として出発したものを、アダムが完成することによってすべて解放されるのです。(「アーメン」)。(拍手)

  真の父母の立場の重要性

 見てください。複雑な霊界の統一、そして地上はどれほど複雑でしょうか? それをだれが知っているでしょうか? 霊界が一年前と今では、どれほど変わったかをはっきりと感じるでしょう? (「はい」)

 全霊界が再臨するのです。原理的に宗教統一が、どのようにしてなされるのか知っていますか? 霊界の霊人たちが再臨して統一されるのです。世界統一を迎えるのです。宗教統一をすれば、世界が統一されます。

 宗教は必要ですか? (「必要ありません」)。必要なのは、理想的家庭です。家庭、家庭、家庭! 宗教の看板を下ろすときには、宗教時代は過ぎていくのです。皆さんは食事をしながらも、寝ていながらも、そのような世界に行くのだと、胸を痛めていなければなりません。それは皆さんも同じです。

 全天宙を創造された神様は、来られる再臨主が願えば、この世の中を逆さまに打ち込まれるでしょうか、打ち込まれないでしょうか? 考えてみてください。神様は、一日ですべてたたき壊されるのです。

 問題はレバレンド・ムーンです。先生なのです。真の父母にかかっています。「これを処分しなければなりません」と言えば、一度にすべて整理するのです。先生も、このように皆、祝福してあげたのですが、それでも皆さんは、また先生が苦労して涙を流すことを願うというのですか? 神様はそれを願われますか? (「いいえ」)。そのようなことをすれば、「この愚か者! と言われるのです。

 神様の思いどおりにはできません。先生が提案して、先生がしようというとおりにしなければなりません。ですから、すでに救援したのです。そうではないですか? 神様が考えられるとき、「やややや、そのようなつまらない者を助けてあげようとせずに、この地球上の三分の二はサタン主管下で、それはすべて太平洋に行って死んで腐るのだから、関係を持つな」と思われるというのです。

 今も、ハーバードの専門博士のような人たちは、十年たてば十億以上の人がエイズにかかると言うのですが、そうなれば、五年もせずに世界はすべて滅亡するのです。今から、二十年です。新しい二千年時代に、アダム、エバの二十年の完成時代に、人類は滅亡するかしないかという問題がかかっていると思うのです。

 十年たてば、エイズ患者が十億を超えるというのです。そうなれば、五年で人類は完全に滅亡します。分かりますか? 十五年後にどのようになっているでしょうか? 二十年後を考えてみてください。

 先生は、霊界をよく知っているのですが、地上で皆さんがこのように暮らすのを願うでしょうか? 私が願うことは、神様が何でも成されることができます。真の愛を持って願うことは、幻想ではなく現象として、即刻的に実現化させることのできる世界です。

 あなたたちは、「私たちの先生は、私たちを待っている」などと考えてもいけません。霊界では、どれほど先生を待っているでしょうか? 世の中で最も恐ろしいのが先生なのです。人類の三分の二が血を流すようになったとしても、サタンや神様は止めることはできません。ですから、血を見ないようにするために、このことをしているのです。

 モーセは、シナイ山に行って石磐を受けてから、イスラエルの民がつくった偶像を壊しました。そのような怒りを下し得ることが、先生にはいくらでもあるということを知らなければなりません。それを舌をかみながら、憤りを耐えてこのようにしてきたということを知らなければなりません。

 モーセが石磐を受けて山を下りてきたら、民は皆、偶像に仕えているのです。今、皆さんも本来の教えから離れ、偶像に仕えているのではないでしょうか? その時代と今とは、ぴたっと同じです。モーセが石磐を壊したでしょう? そのようにすることのできる時が、いくらでも先生にはあるということを知っているので、舌をかんで躊躇しないのです。

 地上天国や天上天国を、野良犬のような者たちがすべて汚したということを考えるとき、先生はいくらでもそのようにすることができるのです。神様は、先生が苦労することを願っていらっしゃいません。「このような立場なのですが、どのようにしますか、神様?」とお尋ねすれば、神様が決裁されるとおりにすることができるのです。

 相談したならば、神様はただ「そのままもっと行きなさい」と言われることはできない立場に立っていらっしゃるのです。そのような立場の神様であられるということを、皆さんは知らなければなりません。

 それで、そこに引っかからないように、「訓読会」のみ言を中心として行うのです。
 アメリカであるとか、日本であるとか、韓国であるとか、世界的な国家の放送を通して行えば、六か月あれば、すべて回るというのです。

 この者たち! 国を訪ねていって、そのようなことをしなさいと言ったのに、皆、何もしていないではないですか。皆、自分を中心としてつまらないものばかりを食べ尽くして暮らそうとしているのです。この者たち! 分かりますか? (「はい」)

 先生がどのように考えるか、分かっていないではないですか。皆さんが、今、暮らしているようにしていてよいと思いますか? よくないのです。これを変えなければなりません。変えてしまわなければならないのです。地獄と天国、右腕と左腕が交差して逆さまになっているのを正さなければなりません。反対にならなければなりません。

 私には、助けは必要ありません。皆さんは必要ありません。先生の息子、娘が必要なのではありません。アメリカに来て、この子供たちを中心として、先生が一度でも子供を抱いてあげましたか、どのようにしましたか? キスも、一度もしてあげることができませんでした。そうしながらも、皆さんを救うためにあらゆる精誠を尽くしていくと、サタンが取るものがなくて、子供たちまで取ってしまったのです。

 先生の息子、娘は、いくらでも取り戻すことができます。直接主管圏内に連結されたものは、いくらでも取り戻すことができるのです。汚れた環境とその水で沐浴をしたとしても、汚れません。人間は汚れないというのです。分かりますか? 自分の息子、娘、自分の一族、それらの者をすべてほうっておいて、皆さんを生かすために今、このようにしているのです。

 先生の妻子と一族と大韓民国を忘れてしまい、皆さんを訪ねたのではないでしょうか?先生の視点から見れば、父母を否定し、親戚も否定し、すべてを否定して、サタン世界の子供たちと交わってきたのです。先生の生涯のすべては、外の世界の人々のためにささげられてきました。サタン世界の人々のためです。分かりますか? 

 彼らがつながっている家庭、親族、国家、暗闇の世界から彼らを追い出して、希望のある光の世界の家庭、国家に連結してあげるのです。サタン世界を光の世界へと転換します。しかしアメリカは、そのような理想的な国でしょうか? アメリカ人は、そのような理想的な人々でしょうか? 違います。

 私は、統一教会のメンバーたちの中に、神様に対する忠孝を見いだすことができません。神様の目からごらんになれば、そうです。愛国者もいません。聖人も聖子もいません。私は見つけることができません。

 今まで、先生の生涯のすべてを外部の人々のために費やしてきて、今になって自分の子供たちや親戚を振り返ってみると、そこには偉大な子供たちがいたのです。偉大な愛国者、聖人、聖子がそこにいるのです。

 しかし反対に、このカイン世界には一人も発見できません。惨めなことです。分かりますか? (「はい」)。皆さんになぜそれができないのかと言えば、あまりにも多くを外の世界に負っているからです。そこには皆さんの両親がおり、子供たちがおり、親戚がおり、また国があります。

 ですから、最後の決定をしなければなりません。それで、私が反対されたアメリカであるとか、反対された韓国の地、日本の地に行って住みたくないので、新しい地を買っているのです。そうしていたのです。

 少なくともアメリカ、韓国、日本、ドイツは先進国家として、サタン側の誇りを持っているのです。先生はそれが嫌なのです。その反対側は、それほど高度に発達した文化を作ることができていません。こちらがお父様の側なのです。そのような可能性があるのです。

 先生は、どうすべきでしょうか? そう遠くない将来に、この道を行くと決断して、すべてを整理する日が来るのです。神様さえも私に従ってこられることでしょう。
 そのことを知っておくのです。はっきりとすべて話してあげるのです。このような話(板書された内容)は、初めて聞いたでしょう?

  愛の主人

 それで、「真の愛はだれもが願う」というのです。愛は自分勝手にするのではありません。神様から始まらなければなりません。神様が主人になることができなかったのです。堕落する前のアダム、エバは、どのようにして神様を愛の主人にしてさしあげることができたのでしょうか? 子女の愛の主人、兄弟姉妹の愛の主人、夫婦の愛の主人、父母の愛の主人、祖父母の愛の主人、王の愛の主人、神様の相対の愛の主人。神様は、それらすべてのレベルの愛の主人になられなければなりません。

 子女のレベル、夫婦のレベル、父母のレベル、祖父母のレベル、王のレベル、神様の相対のレベル。先生は、この秩序に従って、失われた神様の所有権を取り戻してきたのです。分かりますか? (「はい」)

 パートナーがいなくては、対象がいなくては、永遠に愛の主人になることはできません。子供のいないカップルは、子供を愛する愛の主人になることはできません。子供がいなければ、父母の愛を自分のものとすることはできません。

 そのことを知らなければなりません。皆さんもそうです。夫婦で、男性が女性を愛するのは、男性の愛だと思いますか? 自分のものだと思いますか? 女性によって始まったものをすべてどろぼうして、そのようにしているというのです。そのような者は皆、地獄に行きます。ですから、絶対的です。愛は絶対的なのです。

 愛の主人になりたいと思う者はだれでも、パートナーを愛さなければなりません。そのことを知らなければなりません。それは正しい話ですか? (「はい」)。夫婦同士がいくら愛しても、父母の愛を持つことはできません。嫁に行かなければ、夫のことは分かりません。夫になれる愛、妻になれる愛が分かりません。一代ですべて滅びるのです。

 皆さんの中で、先生の半分も生きていない人が多いのです。今から四十年生きるとしたら、どれほど変化が多いでしょうか? 統一教会を捨てて逃げていった人、ありとあらゆる人たちがたくさんいます。そのようなことを思えば、八十歳まで生きずに、そのように自分勝手に生きることのできる環境に入っていく前に霊界に行くのがよいのかもしれません。「早く死にます」と祈祷するのがよいのです。(「……」)。黙っているのをみると、それもまた嫌なようですね。

  これから成すべきこと

 今から、このアメリカで、第二次大戦を中心として、先進国の人たちを中心として、それ以外の各民族を代表した人々を集めて組織をつくらなければなりません。特に七か国を中心とした人員を中心として、組織をつくらなければなりません。七か国とは、第二次大戦時の七か国です。英・米・仏・日・独・伊・韓国です。六か国に韓国が加担していたならば、そのときに祝福して七年……。七年間もかかりません。三年以内にすべて世界的な祝福をしていたのです。

 それで、特別にこの七か国の人員を中心として各国、アメリカ内に組織をつくらなければなりません。七か国の人々を中心として単位的な委員会をつくり、アメリカ全体の中でドイツ人ならドイツ委員会、ドイツ協会をつくっておくのです。

 少しでも間違えば、彼らはアメリカと闘うこともあり得ます。今後、個人主義的になり、民族分裂が起こり得る危険な立場にいるので、早くこれを結ばなければ、これから危険です。ですから先生は、このようなことをしようとしているのです。

 それゆえに七か国が一つになり、神様のみ旨を受け入れなければならないのですが、四十年の間に分立してしまいかねない動機をつくったので、アメリカ内で紛争の蕩減的時代が来るかもしれません。それを防止するために、このような仕掛けをしておかなければならないのです。

 それゆえに、早くこれをしなければなりません。そうではないでしょうか? フランスとドイツ、それらは皆、怨讐です。イタリアも怨讐です。それらが皆、この地に来ているので、天を中心として完全に統一して、世界を統一しなければならないのですが、それを排斥しています。

 このように、その民族が天に違反して暮らしているので、天が蕩減的結果を追求して、民族分裂の可能性があり、民族分裂が起こりかねない危険性があるのです。ですから、早くこれを結ばなければなりません。分かりますか?


 アングロサクソン民族が一つになり、彼らはスパニッシュ系やドイツ系とは違うので、他の先進国、ドイツやそれ以外のイタリアや英国は、アメリカだけを嫌って反抗するかもしれない危険性があります。個人主義が激化した立場では、必ず闘争がついてまわるものなのです。

 ここにもし、宣教国百八十五か国の人たちが入ってきていたならば、それを起点として連合体制をつくり、私たち食口が一つになって教育することによって、そのような未来の困難を防止することができると思います。

 それは、どのようにして行うのでしょうか? 「訓読会」によってです。このようにしておいて、その次に相対国をつくるのです。一人だけではなく、プラス、マイナス、主体と対象が父母のような連携をつくります。民族は息子、娘であり、所有は国と同じであり、そのような連合体制を早く準備してこそ、世界が一つになることができると思うのです。

 日本人は手を挙げてください。わあ、多いですね。英国も早く協会をつくり、それからドイツです。あなたたちも同じです。そして連結させなければなりません。分かりますか? 

 それらをすぐに形成して、人員を中心としてそのような大会を皆さんは開かなければなりません。皆さんは三人を教育し、お母様が語られた内容を教育するのです。それを結成して、「自分の民族を第一に考えてはならない」という思想を早く入れなければなりません。分かりますか? (「はい」)

 全国大会を村々でしなければなりません。ほうっておいてはいけません。このようにして『訓教経』など、そのようなものを中心として皆、教育するのです。それから、それ以外の「訓読会」をする材料を中心として継続的に行うことによって、神様のみ旨に一致することのできる道が自動的に連結されるのです。

 それから、UTS(統一神学校)卒業生を選出し、活動を強化しなければいけません。各州に二十人ずつです。UTS卒業生が千人ならば、一州に二十人ずつ配当されるはずですが、彼らは今後、アメリカ全体の国民を指導することのできる灯台のような使命、機関車のような使命をしなければなりません。

 そしてお母様の講演した講演文を中心として、自分の州にあるすべての部落まで行き、講演を実施し始めるのです。分かりますか?責任者の妻たちが母の責任を持って女性たちを動員し、講演するのです。もちろん、男性たちも加担させて講義し、全体を教育することができるようにしなければならず、男性も今後、皆、教育に協助することができるようにしなければなりません。

 活動するための経済問題は、男性が責任を持って後援し、活動していかなければならないということを知らなければなりません。分かりますね? (「はい」)これは世界的です。全世界も、お母様の講演が終わる前に全世界の村々で講演し、その後にデモをするのです。デモです。講演してデモをしなさいというのです。「訓読会」を中心としてデモをしなければなりません。

 それを各「道」の知事のような人たちの所に行って行うのです。講演のときに集まった人たちを中心として、「訓読会」を指導するのです。分かりますか?ここに来た三百人は皆、昔のホーム・チャーチのような組織をつくり、「訓読会」を継続して行うのです。

 韓国で訓読大学をつくり、市民の中で有名な人が行うので、ひっきりなしに寄ってきます。一週間に一度ずつ行うのですが、二週目はさらに多く来て、どんどん集まってくるのです。そのようになります。(笑い)
それでは、立って敬礼してください。九十度。

 万歳三唱。




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Last updated  2023.09.03 19:51:41
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