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April 1, 2007
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カテゴリ:映画の話
ずっと気になっていた韓国映画『トンマッコルへようこそ』を観ました。

このところ観た映画(DVD)が、ハズレ続きだったのですが、これはいい映画でした。
2005年、韓国で興行収入1位、数々の映画賞を総なめにしたというのも納得。

---公式サイトより---------------------------------------------

トンマッコルとは、「子どものように純粋な村」という意味の架空の村名。
人々はいつも笑顔で暮らし、自給自足、争うことのない平和な生活を送っています。
舞台は1950年代。朝鮮戦争の最中、偶然に連合軍、韓国軍、人民軍の3組の兵士たちが、この世のユートピア“トンマッコル”に迷い込みます。
敵意をむきだしで睨み合うこと続ける彼らに、憎み合うことのバカバカしさを教えたのは、トンマッコルの住民たちでした。
兵士達は歌いながら一緒にじゃがいもを収穫し、気分転換に草ソリを楽しみ、お祭りで大いに騒いで、人間本来の心豊かな生活が送れるようになります。
憎み合うことを忘れて大切な絆・心を取り戻していく癒しの村。それが、トンマッコルです。
皆さんもどうぞトンマッコルへお越し下さい。
トンマッコルへようこそ!!
-----------------------------------------------------------


これだけ読むと、ただただほんわかした映画のようで、実際ファンタジックに話は展開され、笑いどころもたっぷりですが、テーマは重く、辛く悲しいシーンも多々あります。

オリジナルは舞台劇で、公式サイトによると、映画化するにあたり、監督が最も頭を悩ませたのは、物語の設定をどうやって信じられるものにするかという点だそう。
解決法としてたどりついたのは、映画ならではのファンタジーという武器を利用すること。
結果、「ファンタジーは当たらない」という韓国映画界のタブーを破る初めての作品となったそうです。

確かに大仰な従来の韓国映画とは、確実に一線を画した映画のように思います。


これを観て、ちょっと思い出したのは『ライフ・イズ・ビューティフル』。
(ストーリーは全然違いますが・・・。)

あの映画も戦争の悲惨さを笑いで包み、「人生って本当は美しく、すばらしいものに満ちあふれているよね」というメッセージを送る素晴らしい映画でしたが、中には「リアリティがない」とか「こんなことがある訳がない」なんていう、コメントもみかけます。
『ライフ・イズ・ビューティフル』を面白くない、と思った人には『トンマッコル』もNGかも。



それにしても戦争というのはなんて馬鹿馬鹿しいんでしょうね。
どうして人間自ら、これほど辛いことを選ばねばならないのか、と思います。
誰だって、銃を持って殺しあうより、畑を耕し、大いに楽しむほうがいいに決まっているのに・・・。


とっても心に残るのはス・ミス氏のこのセリフ。

「ごらん。みんな楽しんでいる。これが人生だよね」

とっても幸せたっぷりなシーンです。





理想郷「トンマッコル」。

怒らず、妬まず、争わず、あるものに満足をし、喜びを感じる。
誰もが働き、飢えることなく、女性も弱者も虐げられない社会。

人類の歴史において、本当にそんな村が存在したのか、と考えると、多分答えはノー。

例えばのどかに見える南の島でも戦争はあった。
自然と調和し、平和を愛する「高貴なる野蛮人」は西欧社会の幻想だ。


「トンマッコル」は理想論の中にしか存在しないユートピアかもしれない。

でも、自分の心の中には小さなトンマッコルを持ち続けていたい。
そんなふうに思います。



クライマックスについては賛否両論あるようで、色々なことを考えさせられます。


「暴力に反対しているのに、暴力を行使するのはおかしい」
というのも、もっともな意見です。

「憲法9条なんてナイーヴな寝言だ!」
と思う人にとっては
「だから武力を持たないとだめなんだ!」
という感想を持つかもしれません。

でも、あの幸せそうなトンマッコルの人々と、暗くすさんだ戦争の日々を思うと、
例え攻撃されたら死ぬしかなくても、私はトンマッコルを選びたい。



音楽はあの久石譲。
監督たっての願いだったそう。

多分、この監督は宮崎駿アニメのファンなのではないでしょうか。

随所に「トトロ」や「もののけ姫」を思わせるシーンがあり、久石譲の音楽もあいまって、
良くも悪くもジブリの実写作品(?)を観ているような気もします・・・。




とにかく完成度はとても高い映画で、印象的なシーンがたくさんあります。
夜の行進、ポップコーン、いのしし、草ソリ、祭り・・・。

特に最後の最後のシーンはとっても切なくて、100点!

途中までは面白いのに、ラストシーンで「これで終わりかよ!」と思う映画も多いので、
私にとってラストシーンが秀逸なのは高ポイントです♪

エンドロールに流れるス・ミス氏撮影の映像がまた泣けます。

おすすめの1本です!


(個人的にはチョン・ジェヨンに惚れました!かっこよかった!)



◆日記カテゴリー:映画の話







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Last updated  April 2, 2007 01:32:50 AM
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