テーマ:政治について(20236)
カテゴリ:平和=Peace news
先日ニュースを見ていたら、またしても考えさせられるニュースが報道されていました。 在日イラン人一家の日本滞在の問題です。 このニュースを見ていて、日本という国は国民の定義をどう考えているのかなと考えて見ました。 どうも、日本政府の考えでは、日本人であらざるもの、日本国民の資格なしと考えているようですね。 戦時中、自分たちが強制的につれてきた在日朝鮮人たちは、しぶしぶ、かなり高いハードルを設けて日本にいることを許可している? このイラン人には、日本で生まれた子供がいるようですね。 美しい国づくりを標榜する安倍内閣の長勢甚遠法相は、退去を命じています??? 自国で生まれて、18年間生活してきた子供・家族を海外に追い出す、これが美しい国のすることでしょうか? 卑しくも、法務大臣という要職にある人が、このような人権を無視した発言・行動をとる、信じられませんね。 長女は、日本の大学受験にもパスしているということは、世界でも厳しい日本の受験戦争を日本人と同じレベルでクリアしてきているのですよね。 それ以前に、受験しているということは、日本の教育制度で勉強してきているわけです。 その子供を国外追放? この子はイランに帰っても言葉も話せないかもしれない・・・ もし日本人の家族がアメリカで子供を産んだら、その子は21歳の時にアメリカと日本の国籍のどちらかを選べます。 ですから、私の知っている日本人の中には、子供をアメリカで産もうとしている人もいます。 そんな状況から考えると、この長勢甚遠法相の考え方は?? これで、日本は国際化を目指すとか・・・ 安倍総理が、フィリピンで発表した、東アジア協力のため東アジア首脳会議参加国を中心に今後5年間に毎年6000人の青少年を日本に招待するというスタンスと、どう整合性を取るのでしょうか? あ、そうか、イランはこの国の中に入っていないから、関係ないのですね(@@) それとも、 「君たち、日本に学びに来たまえ、金は出してやる、でも、終わったらさっさと帰国するのですよ。 間違っても、結婚を考えたり、子供を作ってはいけない、君たちは日本政府のお金で勉強できるのです。 だから、指示通り、勉強して、帰国して自国の為にがんばりなさい・・・」 とでも言うのでしょうね、きっと。 本当に、美しい国を目指すのなら、お金だけでなく、もっと人に優しい国づくりを目指してほしいと思うのは私だけでしょうか・・・ ■ 在留特別許可 イラン人一家の要請認めず 東京入国管理局 最高裁で国外退去処分が確定した群馬県高崎市在住のイラン人、アミネ・カリルさん(43)一家が、強制退去を猶予される仮放免期限の8日、東京入国管理局に出頭した。入管側は、一家4人が求めていた在留特別許可(在特)を認めないと通告。仮放免期間を来年1月12日まで延長し、パスポートやイランへの航空券を用意したうえで同日に出頭するよう指示した。 アミネさん一家は妻アクラムさん(39)▽高校3年の長女マリアムさん(18)▽小学4年の二女シャザデさん(10)の4人。この日は、シャザデさんを除く3人が出頭した。一家は00年6月に国外退去処分を受け、同年8月に取り消しを求めて東京地裁に提訴。1審は勝訴したが、2審で敗訴。今年10月10日に最高裁が上告を棄却した。国外退去処分決定後の同19日に在特を求め、法務省に再審情願を提出。その後、2度にわたって仮放免となっていた。これに対し、長勢甚遠法相は5日の閣議後会見で「基本的には(イランに)お帰りいただきたい」と述べるなど、在留を認めない考えを示していた。 通告を受け、アミネさんは東京地裁で記者会見。「(在特が認められるためには)これ以上何をすればよいのか」と疲れた表情で語った。また、弁護団長の村田敏弁護士は「日本で育った子供たちの人権に対する配慮が全くない、理解出来ない判断だ」と批判した。 転載元: たっきの どんぐり目 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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