テーマ:今日の出来事(292837)
カテゴリ:カテゴリ未分類
子どもの頃にこそ、多国籍との出逢いを
市民会館の大きな舞台での、市内合同音楽会に娘はマンモス校代表 4年生200人でいきました。 娘「やっぱりうちの学校が一番人数多かった」とのこと。 娘の話で気になった事が1つ。 娘「朝鮮学校の子が来ていたよ」 私「そうか、市内に朝鮮初等学校があるからね」 娘「なんで? 朝鮮って日本と仲が悪いんじゃないの?」 ああ、娘のギモンはそこだったのか。どうやら、娘の同級生たちのおしゃべりは「朝鮮」への興味に集中したらしい。 夕食を食べているときだったので、息子も一緒になって在日韓国・朝鮮籍の子どもたちの学校の話をした。 私「ニュースで言っているのは国と国の関係。今日、音楽会に来ていた朝鮮学校の子どもたちとあなた(娘)の関係は、人と人の関係。だから、たとえ国同士が仲が悪くても、あなたが朝鮮学校の子どもたちと仲よくなれないということではない」 ほかにも、ゆっくりと話をした。 ・私は、中学校でも高校でもそれぞれ在日韓国・朝鮮籍の同級生がいたこと。 ・一人は、小学校のとき、日本名を名乗っていたが中学校で自分の本名を名乗ることにした。「朝鮮の名前だと、いじめられると親に言われたから日本人の名前を使っていた。でも、中学校になったとき本当の名前を話しても友達は変わらないと思ったから、本当の名前を使うことにした」と、ちゃんと説明してくれた。 ・その友達の場合、おじいさんとおばあさんがまだ子どもだったお父さんやお母さんをつれて、朝鮮から日本に来たこと。そのあと、お友達は日本で生まれたので、朝鮮に行ったことがなく。朝鮮の言葉も話せないこと。 ・高校に進学するとき、みんなと同じ高校に進学する在日韓国・朝鮮籍の人もいたけど、その友達は朝鮮高等学校に進学した。朝鮮高等学校を選んだ理由は、「日本で生まれたけれど、日本人ではない。朝鮮人なのに、朝鮮のことを知らない。だから、朝鮮高等学校で朝鮮のことを知りたい」と言っていた。 朝鮮学校は、日本の学校で教わる勉強のほかに、朝鮮の文化などを勉強することができる学校だと、私は娘に分かるように話したつもりです。日本の文化を教えてくれる日本の学校に通うか、朝鮮学校に通うか、勉強したいものにあわせて選んだだけ。 だから、朝鮮学校の子どもたちも隣の校区の小学校の子どもたちも何も変わらないって、わかってくれたらいいなぁ。 私「おまえのミニバスのチームには外国から来た友達が2人いるでしょ? 2人とも日本人じゃないってすぐに分かる顔でしょ? でも、一緒に練習してゲームしていて、だんだんとおしゃべりするようになって、今はみんなと仲良しでしょ? 朝鮮学校の子たちも全然、特別じゃないよ。両親やおじいちゃんおばあちゃんが朝鮮や韓国から来た人だから、朝鮮や韓国の国籍をもっているという以外、日本の子どもと何も変わらないよ。日本で生まれて日本語で暮らしている」 娘「Bちゃんは日本語、あまりしゃべられへんから、だんだん練習に来なくなったのかなぁ?やめないでほしいなぁ。 Aちゃんなんか、英語も関西弁もぺらぺらやで!」 (^-^)」 ←尊敬と自慢そうな娘の顔。 私「朝鮮学校より、あんたのミニバスのチームの方がずっと多国籍やん。朝鮮学校にはミニバスのチーム、無いのかなぁ。あれば一緒に練習試合とかできるのにね」 娘「えー、練習試合? 試合ばっかりしんどいやん」 いつもの、娘の話題に戻っていった。わかってくれたかな? 国と国の関係がどうであれ、出逢う人と人の関係は自由であっていいと、娘にも息子にも覚えていて欲しいです。 転載元: 江井ヶ島ライフスタイル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.27 23:17:36
コメント(0) | コメントを書く |
|