中庭から

　小学校の委員会の係り分けで、あいさつ運動の参加、と言うのがある。
小学校の校門に立って、生徒さん方を挨拶を行いつつ見守る、と言う運動。
老人会や子ども会、町内会の皆さんが道々の要所に立って、登下校を見守る、と言うもの。

　で、うちの小学校には正門、西門、南門と３箇所あって、私の担当は南門だった。
校門に立って「おはようございまーす」と挨拶するわけだが、立ってしばらくしてやたら声の張るオバサマがいらした。
何気に見たことある人だから、多分先生だな・・・誰だったっけ・・・
と思っていたら、校長先生だった。
　笑った。パッと該当者を出せない自分に笑えた。

　その中で、一人の男の子が普通に登校してきたが、やたら校長がせっついているのでよくよく聞くと、昨日はランドセルを背負わずに登校していたらしい。
何でも、泥棒に盗られたのだとか。
で、昨日帰ったら玄関先にランドセルが置いてあったらしい。
「良かったね」
と言って見送ったが、２度も泥棒来るってどうよ？と思うんだけど。
片付けないからよ！という母のお仕置きかも知れない。

　朝からなんだかほのぼのした。