中庭から

　小学校では一人一役、クラスの中で委員を決め、さらに委員会の中で役員を決める。
　で、私がなった委員会は「選考委員」
来年度のＰＴＡ執行部の人員を選考する委員会、らしい。
要するに、役員になってくれとスカウト・説得する係り。
一番嫌われる係りじゃないか？
しかも、執行部人員を選出できなければ、責任を取る、と言う形で、選考委員の中から役員選出を計るらしい。
と言うことは、「選考委員」になった時点で、ＰＴＡ会長への階段を一段上ってしまったわけだ。
　オイオイ、マジか～！

　今日はその選考委員会の中での委員長・副委員長・書記・会計を選出すると言うことで、集められた。
勿論、委員長とか立候補する人なんていないさ。
書記や会計なら・・・と妥協して手を上げる人は賢いのか。
無駄にどきどきしなくていいという意味では賢いと思う。引受けた一年間の仕事は舞い込んでくるわけだけど。
もしかして来るかもしれない大きな仕事より、表舞台には立たなくていい、それなりに手に負えるだろう仕事を自ら背負う。
　それも選択ではある。
だが、私は一か八かに賭ける！（笑

　案の定と言うか、必然的に「くじ引きにしましょうか」となって、６年生から引いていく事に。
６年、５年、と下りてくるが委員長・副委員長席は埋まらず。
「じゃ、次は４年生、１組から・・・」
と、右隣の人が前に出てくじを引き、委員長に当たる！
　ざわっ！となって、時間が空くが、でもまだ副委員長が残っているから引き続き・・・とくじ引き開始。
「えーっと、今４年生だったね、次は誰かな？」
　次は私か・・・と手を挙げたら左隣の人も同学年で、挙手が同時だった。
「じゃ、どうぞ」
と左隣の人がくじの入った袋に近かったので、先に勧められて手を伸ばし・・・
なんと副委員長に当たってしまった。

　私はくじを引くことなく難（？）を逃れたわけだが・・・両隣の人だったということもあって、なんか居心地悪かったよ！
「役員さんは書類に記入をお願いします、他は解散で」
だったので、そそくさとその場を後にした。

　とりあえず、ホッと一安心。
勿論、私だって、割り当てられた仕事はきちんとするよ！