5月10日
怒濤のような一日を終えた俺は眠りについた

隣の部屋からはバックパッカー達が雄叫びをあげてる
壁を殴る蹴る

腹が立った俺はベッドを飛び出した
隣の部屋の扉を叩き奴らを呼びだした
ドアが開くと俺の二倍はあろうかというイギリス人がでてきて田舎訛の英語で俺にこう言った

バ「what!?」


俺は負けずに発音なめらかにこう言ってやったよ

つ「I can't speak English!」

するとボブの奴が

ボ「爆！」

といって笑い転げてそのまま寝ちまったょ

私は英語をしゃべれません！と流ちょうな英語で言うシュールが奴のツボだったらしい

全く無駄な体力を使ったもんだ


おかげで寝不足
起きてからはカオサンを朝から昼まで一人巡ったよ

11時30分にはボブも隣にいたっけな

ボ「my name is Ordley」
とひたすらギャグを連発してた
笑ったなぁ


ボブなのにな


仕事を探しにユニフォームの海賊盤を売ってるところに弟子入りした
二時間で50枚売り上げたよ

ボブがね


ボブが店長なら差し詰め俺は副店長ってとこだな

ボブ爆笑


いつのまにか俺を抜いてたことが面白いんだってさ


400バーツを手に入れたので奮発してチャーハン
うまいや
なぁボブ

でもボブ

明日でお別れだよ
俺は日本に帰らなくちゃ
夜中からライブなんだよ
いえるかな
泣いちゃうな

でも言わないと