ハナよりお団子ちゃん

『とくダネ！』を見て、今日は朝からとても切ない気持ちでいっぱいです。

パプアニューギニアのHIV感染の現状の放送でした。

何気なくテレビをつけたので途中からになってしまいましたが

お母さんと小さな赤ちゃんがHIV感染と戦う姿が映っていて目が離せなくなりました。



HIVに感染したのは生後８ヶ月の赤ちゃん。

夫からHIVに感染したお母さんが、母乳で育てたことが母子感染の原因だそう。

その後、夫はお母さんとと赤ちゃんを置いて家を出ました。



母子感染の確率を下げるには

・妊娠中から薬を飲んでウィルスを減らす

・帝王切開で出産する

・出産後は、人工乳で育てる

という方法があるそうですが、そのお母さんには経済的に出来なかったのです。

手を清潔にしたくても石鹸も買えない。

哺乳瓶を洗うにも、ミルクを作るのも川の水を使います。

佐々木恭子アナが取材中にその赤ちゃんはカメラの前で息を引き取りました。



我が子に生きて欲しい、生かすためには母乳を与えたり不衛生にしてはならない。

分かっていても経済的に叶わない辛さ。

自分の子供と年齢の近い赤ちゃんを失うお母さんの悲しみを見て

とても冷静に見ることなんて出来ず、涙が止まりませんでした。



何不自由なく子供を育てることが出来て、父親も母親も同じ気持ちで我が子を愛おしいと思い

今日・明日をどう生き抜くか、なんて心配を感じる事なく

「こうなって欲しい、幸せであってほしい」と遠い未来を願う事が出来る

こういう環境で子供を育てられることはとても有難いことで

今の自分達の生活もとても恵まれていることなのだと改めて感じさせられました。



募金の協力のお願いが画面に出て、１回電話を掛けると３１５円の募金になるということで

すぐに掛けると混雑でずっと繋がらない状態でした。

午後繋がったので２回掛けました。

今この瞬間も愛しい我が子を救えずに悲しんでいる人が沢山いると思うと切なくてたまりません。

本当に小さな事しか私には出来ないけれど、正しい処置さえ出来れば救われる命が失われることに

どうか歯止めがかかって欲しいと願わずにはいられません。