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カテゴリ:アメリカの小学校
うちの小学校には、キンダー(日本でいう幼稚園)から5年生が通う。
この田舎では、結構大きい規模の学校で、キンダーから3年までは8クラスずつ、4-5年は5クラスずつある。 キンダーから3年生までは、大体1クラス16-20人の生徒、4-5年は25人-30人くらい。 日本の小学校に比べるとずっと少人数だよねぇ。 わたしが小学生の頃は、1クラス40人以上いたもんなあ。 7年前にこの学校で仕事が決まって以来、わたしはずっとキンダーの担任をしてる。 アメリカの学校のシステムは、日本のそれとはちょっと違って、転任とかは、ほとんど本人の意思によるもので、初任からずっと同じ学校で同じ学年を教えて退職する人もよくいる。 この前の日記でも書いたけど、キンダー大好きのわたしも、新学期早々は他の学年に移動したくてたまらなくなる。(苦笑) わたしのクラスには現在16人の生徒がいるんだけど、そのうちの一人は身体障害で車いすを使う以外は、はって動くブレンドン(男の子)、もう一人は、脳障害のあるミケーラ(女の子)。 この二人は、先々週あったオープンハウスに参加しなかったから、先週の月曜日に初めて登校してきた。 初日に登校してくるまでは、学校側も何の準備もしてないようなもので、元気いっぱいのやんちゃな他の生徒に混じって、この2人を引き渡されたわたし。はっきり言ってかなり困った。 ミケーラは、去年まで歩けなかったから、かなり一人で動けるようになった今は、進歩の賜物なんだけど、それでもバランスがとれなくてこけたりするから危ない。 会話も、音を何となく出せるから、はっきりとした短い言葉だったら(イエス/ノーとか)、何とか理解できるけど、それ以外は会話はできない。 それでも、わたしたちの話しかけてることは、ほとんどわかるみたいで、みんなと一緒ってわけにはいかないけど、それなりに順応してくれてる。 ブレンドンは、車いすでいつも移動しないといけなくて、教室の中でだけ、車いすから下ろしてはって移動するように励ます。 でも、彼はかなりシャイなんで、その気がない時はいくら励ましても、車いすからもおりようとしないし、下ろしてもまったく動いてくれなかったりする。 彼は、ちゃんと話せるんだけど、気分によって全く話してくれなかったりするから、何をどこまで理解してるのか、今ひとつわかりかねてる。 ミケーラは、初日に大声で泣きまくって困らせてくれた。ブレンドンも静かに泣いて、わたしを泣かせてくれた。(苦笑) なんとか二人も新しい環境に慣れてきたみたいで、積極性のあるミケーラは、毎日笑顔で登校してくるように、、、 ブレンドンもその日によるけど、笑顔を見せてくれるようになってきた。 これからの1年、この二人がうまく学校生活に適応できるような環境をつくってあげたいなぁと思ってる。 で、初日にテイーチャーエイド(教師補助?っていうのかな、、、そのまま、、、笑)をリクエストして、とりあえずその日はスペシャルエデュケーション(特別学級)の方からヘルパーを出してもらって、トイレ/ランチ/体育/休み時間に助けてもらった、わたし。 その日のうちに、学校の校長とカウンセラー、特別学級の担当の人に相談して(ってか無理矢理言いこんで?)、次の日から1ヶ月間の予定で、臨時の人を雇ってうちのクラスでヘルパーしてもらうことに、、、 それでなんとか落ち着いたけど、これで1ヶ月後にヘルパーなしで一人で面倒見ろって言われたら、わたし休職しようかと思わないでもない。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.17 12:33:31
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