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カテゴリ:アメリカ生活
昨日、大統領が被災地をまわって、いろんなところから、今回の救出作業の遅れについて非難が囂々とでてる。
そんな中、すごく感動する話もどんどんでてきてる。 今日は朝から、まだニューオーリンズに置き去りにされてた人たち約2万5千人の救出作業がすごいスピードで進んでる。アメリカ軍が中心となって、昨日までの状況とはまったく違う進歩を見せてるらしい。 ものすごい数のバスが、スーパードームとコンベンションセンターに避難していた人たちの移動をする中、この地に多く移住していたベトナム人のグループが、バスに乗り込むために列をなしている人たちから離れた場所で静かにすわってる映像が映された。 リポーターがこのベトナム人たちに、なぜ他の人たちと一緒に並んで待たないのか?って質問。 返ってきた返事を聞いて、涙がでた。 「他の人たちのジャマにならないように、あの人たちが全員救助されるのを待ってから、自分たちは移動するよ」 リポーターによると、このグループは昨日まで戦地と化してたこの場所で、ずっとその間、ただただおとなしく待ってたらしい。 普段から移民だからって、冷たくあしらわれたり、差別されたりすることも多いだろうと思われるのに、こんな状態になっても、こんなに他の人たちのことを思いやれるなんて、、、 ニュース報道が続くなか、何かの番組で、誰かが「こういうシチュエーションになって、初めてその人の本性があらわれる。」って言ってた。 これってほんとにそうだ。 救援活動がどんどん進む映像を見ながら、このベトナム移民グループが一刻も早く救助されるといいなと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.04 02:30:52
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