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カテゴリ:霊能者ミッフィー
私が働いていたオフィスは、実に霊障の多い建物でした。 昼間でも、廊下をウロウロする霊の姿を見たことがありました。 私のオフィスは2階で、衝立でディヴィジョンが区切られ、偉い人は個室、そうでない私たちは それなりに衝立で自分のスペースを持っていました。 ある午後、珍しくクライアントの予約がなかったので、私はのんびりと書類の作成や、 入力作業をしていました。
すると、ふと、不思議な感覚が・・・。
オフィスのデスクで自分の椅子に座っている、その現実の場面がグラリと揺らぎ、 まるで写真の二重写しのように、もうひとつの場面に自分がいる。
どこかの家のリビングかウェイティングルームで、カウチに座っている。 靴の下にフワッとした厚手のラグを感じる。 部屋の壁はミントグリーンで、窓の外には道路、道を隔てた反対側の家の前に 赤い車が停まっている。 部屋の左手には二階への階段と、その向こうはキッチン。
あれ?これ、どこ?
と思ったら、またグラリと場面が揺れて、今度は、 病院の廊下に立っている。(現実の私はオフィスで椅子に座っているのに) 白い壁に木のてすり。 ひとつの病室を覗いてみたら、黒人の男性がベッドに腰掛けているのが見えた。
そこで、ふっと現実のオフィスに戻ってきた。 「ギャッ」と小さく叫んで、同僚の黒人女性二人にこの話をして、 ミントグリーンの内装の家に住んでいるのは誰か?入院している人はいるか?と聞いてみたが 全然違っていた。
なあんだ、でも、どうしてこんなテレポート(瞬間移動)みたいなことが起きたんだろう?
それから4日後。 朝、仕事に行ったら、同僚の一人、ムーアさんが興奮して駆け寄ってきた。 ム「ちょっとMiffy、あなたのチカラは自分で思っているよりもすごいのよ!」 ミ「何の話?」 (この時点でもうテレポートのことは忘れていた) ム「昨日主人がアメリカの実家に電話したら、お母さんが入院してるんだって。 あなたが見たのは、付き添いのお父さんよ。それに・・・」 ミ「それに、なに?」 ム「ベッドで横になってたお母さんが、ダークヘアーのライトスキンの女の子が 廊下から覗いたのを見たって言うの。グリーンの服を着てたって。 それって、Miffyがあの日着てた服よ。」 ミ「げっ!」 ム「更に・・・・
つい最近、家の内装ペイントをして
ミントグリーンに塗り替えたんだって。」
きゃー、やめて、コワイよう!
と思いましたが、 彼女の話を聞いているときに、 私はてっきり、そのお母さんは「内臓疾患」で入院しているんだと思い込んでいたら、 「骨折」だと聞いたので、「精密検査をしたほうがいい」と言いました。 後日、検査の結果、内臓に問題があって治療を始めた、と報告がありました。
このムーアさんは、私と仲良くなって霊感が強くなり、 アメリカへ帰国してからは「占い師」としてお小遣いを稼いでいる、という噂を聞きました。 うーん、逞しい。
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