うたうたいとしての考察
風邪で寝ているしかないし、声が出ないから話さなくて良いこともあっていろいろな事を考えていた。そのなかの一つとして、もう何年も続けている歌。今まではバンドの形中心に活動してきたけれどなんだか人に頼むとなかなか自分の思い描くような演奏にならなくて楽しいけれど、終わってみると少しがっかりなそんな気持ちになっている自分に気づいていた。先日、平井堅さんがTVに出演されていたので録画しておいたのをゆっくり見ていたらそのなかに、歌うたいとして、自分の作った曲だけでなくて様々な名曲を自分の歌声で伝えていきたいとおっしゃっていた。今の私には結構衝撃的な言葉でまさに今の私が言いたいことを代弁してもらったようでその言葉に心打たれた。バンドなど何人かのユニットだと、自分が演奏したい曲のほかにメンバーが演奏したいものも取り入れたりしなくてはならなくてでもそれは自分に合っていない曲だったりもするのだけれど伴奏頼むのでそれも仕方無く取り入れて結局やらなければ良かった、なんてことになったこともあった。そんなことが何度かありまして自分で企画して、バンドで演奏することに違和感を感じるようになった。けしてバンドが嫌いな訳ではないですよ、表現の幅は広がるしアイデアだって出せるだろうし。そんなときに、弾き語りで1人で演奏する機会を頂いたりインストロメンタルでピアノ演奏の仕事をするようになったりしたことは私にとっては自分の方向性を見直すきっかけになる、良いきっかけだったなア。うたうたいでもあり、ピアニストでもある私はどっち付かずっていう友達もいたけれど人よりも倍の時間をかけて人よりも何倍のことを1人で出来るようにこれからも精進していこうと思う。誰か同じ温度で演奏を作り出してくれる仲間にこれから出会うことがあったらその時はバンドやユニットでライブをしてみたいと思う。それまでは、様々なその道の先生について学んで行こう。とにかく良い歌、良い演奏を目指して勉強を頑張りたい。いまはそれが一番かな。