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2006年12月15日
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カテゴリ:考えちゃうこと
ああ~~。

のりさんのエントリーにコメントを書いていたら、長くなりすぎて二分割しても足りない状態に・・・。

というわけで、もう面倒なので、トラバしてこちらに返事を書いちゃいます。

元はこちらです・・・。

------------------------------------
返事が遅れてすみません。
どうも、内容が自分にとっても難しくて、返事するにも何度も見直してからでないと出来ない状況です。

>まず、ハマスが勝ったのは、彼らがイスラム原理主義的に行動し、庶民の民生活動に骨身を惜しまず働いているからで、それを中東の周辺国家が支援しているからでしょう。彼らはイスラム社会の中で全く民主的なのです。ただ、語弊があるとすれば、もともとイスラムに原理主義はなく、本来は原点回帰でしかないというところでしょうか。

原点回帰か原理主義かという言葉の問題は、私は気にしません。
原理主義→恐いもの、という図式が自分の中にはないので。行動においては、原点回帰≒原理主義と理解しています。

で、パレスチナ内におけるハマスの行動ですが、ちょっとそこらへんの状況理解の違いが激しいようです。私の持つパレスチナ内におけるハマスなどの団体のイメージを説明するのに一番手っ取り早いのは「パラダイス・ナウ」という映画です。

自爆テロにリクルートされる二人の若者の話を描写したものですが、リクルートするのは二人の小学校時代の先生です。そして、リクルートするときの言葉は優しく思いやり溢れるもので、「お前達はこの崇高な仕事のために選ばれた」という持ち上げたようなものなのですが、実際には二人にはそのミッションにノーと言う権限はなく、逃げ出すことのできないようにすぐさま見張りもつきます。何かを感じ取る周囲の人も、いろんな社会構造的な理由で手出しはできません。

この映画を見るときの素地になっているのは、2年間同じ宿舎で暮したパレスチナ出身の子の日々の表情でもあります。イスラエルやイスラエルのしていることをいつも声高に非難していたのはレバノンから来ている(レバノン人口の80パーセント以上を占める)パレスチナ系レバノン人の2人でした。実際に現在のパレスチナ(当時は占領地)出身の子は、たまにそのレバノン人たちの意見に自分の意見が代表されているかのように目をらんらんとさせていることもありましたが、そうではなく、自分だけにしかわからない思いを抱え込んでいるようにしか見えない表情もよくしていました。いずれにしろ、パレスチナ出身のアラブ系パレスチナ人が教育のある(この場合は、英語ができる、と言う意味です)パレスチナ系レバノン人たちに「かわいそうなパレスチナ」の象徴として利用されているような、今のメディアで行われている図式が繰り返されていたような気分はぬぐえません。

>パレスチナにおけるイスラエルは外敵ですよね、私はパレスチナ人はイスラエルはかなり横暴だと思っていると思います。

そんな簡単なものではないと思いますよ。
多くのパレスチナ人は経済的にイスラエルに頼っているし、実際に(パレスチナ系も含めた)アラブ系・ユダヤ系などのさまざまなイスラエル人と日常的に接触があります。(さまざまな系統の)イスラエル人に関する感情はそんなに一枚岩的なものではないと思うし、それに付随して政府に関する考えも実はもっといろいろあると思います。ただし、それをおおっぴらに言えるような社会情勢にはないと思います。一般のパレスチナ人の心境というのは、もっとずっと複雑だと思います。さまざまな方角からさまざまな理由で抑圧されているものがいろいろとくすぶっていると思うから。それと、パレスチナというとムスリムと思われがちですが(実際人口の大半はそうですが)リーダシップに多くいるクリスチャン勢力のことも見逃してはならないと思います。宗教的何かもあるわけですよね。その「何か」が何だかはわからないのですが。

>レバノンの親シリア勢力というのは、これまた複雑な構成ですが、ヒズボッラーが中核にあることは間違いがない所でしょう。彼らの倒閣に向けた抗議行動は激しさを増すばかりです。

ヒズボッラー問題はまた全然違うと思います。
第一、レバノンの宗教的・経済的人口構成がパレスチナとは全く違う。土地の歴史も全く違います。

>ところで、どうも意味が取りづらいのですが、政教分離を政治と教育の分離と取っていますか?
>それとも、教育に宗教の教えを含ませているのでしょうか?

分りづらくてすみません。何度か読み直すうちにやっとわかりました。(汗)
政教分離はちゃんと政治と教会(=宗教)の分離と了解していますが、政治はその思想に則ったその政治形態を実行するための教育に伴われていないと充分に機能できない、と思っているので、突然話が政治から教育に飛んでしまったのです。本当に申し訳ない。

でも、人の描く「理想の政治形態」が一様でないように、人の描く「理想の教育」もまたいろいろとあり、だから「理想の教育=」というふうにできない、と言いたかったのです。

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っちゅーわけで、これは普通の書き込みというよりは、のりさんへの日記のコメント中でのやり取りの中での延長みたいなものです。よろしく。






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最終更新日  2012年04月15日 16時35分01秒
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