arco/corda

PSP Black Robinia（ブラックロビニア） 初回限定版［ブロッコリー］《発売済・在庫品》

Black Robinia　公式サイト


フルコンプしましたので、簡単な感想を。（※ネタバレ・毒有り）


Who killed Blue Robin?
かつての親友同士が、謎と想いの狭間で交差する――
繰り返される事件――明かされる真実

舞台はレトロな町並みが残る街「花竜（かりゅう）市」。
この街で探偵事務所を構える私立探偵「香津木 零（こうづき れい）」は、
かつての幼なじみ「如月 秋羅（きさらぎあきら）」と、事件現場にて偶然の再会をする。
探偵と刑事。それぞれが別の立場で。

その昔、とある事情をきっかけに疎遠になっていた2人。
事件を追いながら、彼らは何を思うのだろうか。（公式サイトより）



ゲーム発売前にドラマＣＤが何枚か出てますが、
それを聴いてなくてもゲームにはすんなり入れます。
ゲーム内で色々説明あるし。

えーっと、まず、“推理・謎解きゲーム”と思って遊んではダメですね。
私はそう思っていたので、思いっきり肩すかしを喰らった気分です。。。

「探偵パート」と「警察パート」の２つの視点からゲームを楽しめるわけですが…。

「探偵」のときは主に【推理】をしながら進めます。
登場人物の話を聞いて、それを元に推理するわけですが、
この推理、ものすごい簡単です。難易度も低ければ重要性も低い。
間違っていれば何度でもやり直せますが、そもそも間違えようがないレベル。

さらに、重要と思われる犯罪のトリックを暴く部分は、
主人公が勝手に推理し、勝手に動いて、勝手に解決してくれます・・・。
ポカーンと置き去り状態でした。
一応「犯人はこの人だ」という選択肢も出ますけど、
この時点で選択肢で勝手に何人かに絞られているので、これまた間違えようがない。
ま、何度か選択を誤るとバッドＥＤ直行なものもありましたが、
普通にテキストをちゃんと読んでいれば、すんなり真ＥＤを迎えられると思います。

「警察」のときは主に【捜査】をしながら進めます。
聞き込みをして、現場を調べるわけですが。
この調べる作業も、調べなきゃならないところにカーソルを合わせると文字が出るので
これまた簡単に捜査終了します。自分で「ここかな？」という楽しみは無い。
そして、刑事・秋羅の「ラッキー体質」に頼り過ぎな解決法。。。

聞き込みも、とりあえず全員に片っ端から話を聞く…という感じで、
行動制限もペナルティも何も無いので、ドキドキハラハラ感は皆無です。

推理ゲームではなく、ノベルゲーム？普通のアドベンチャー？
てかもう、ゲームにしなくてもドラマＣＤでよかったんじゃ……と思ってしまいました。

音楽やスチルは綺麗でしたけどね～。
でも殺人現場とか、そういう絵が全然なかったので、
そういう意味でも緊張感や緊迫感があまり無いっていうか。


でもって、零と秋羅の過去の確執。
高校生のときに零の妹が何者かに殺されたのですが、
当時、零の妹と付き合っていた秋羅は「守れなかった」と自分を責めます。
零も「秋羅を許せない」という…。
なんかどっちも思いこみが激しすぎないか・・・そして引っ張り過ぎじゃないか（爆）
憎むべきは真犯人なのに、なんかみんな間違ってないかい？？

で、この過去の真相は、ゲームの最後にプレイヤー側には解明されるわけですが、
当事者である零や秋羅は知らないまま・・・なんというモヤモヤ！
もう！スッキリさせてあげてよー！と思ってしまったよ。

ゲーム本編のシナリオやトリック、殺人の動機もなんだかなーって感じでしたしね。
全体的に残念な作品でした。
もっと厚みが欲しかったな～。
ドラマチックと謳っているんだから、もっと人間ドラマを掘り下げて欲しかったです。
じゃないんなら、もっと推理や謎解きが出来るようにして欲しかった。
なんで、どうにも中途半端な印象でした。
クリアするとＳＳが読めるのですが、それは事件とは関係なく
日常の楽しい風景みたいな楽しいものだったので、それは面白かったです。
声優さんの演技は素晴らしかったので、声萌え出来たら儲けモノですｗ

わわわ…なんだか辛口ですね、すみません。
ＯＰ曲は素敵ですよ～♪（笑）





うたプリっぽいなーと思ったら、同じElementsGardenさんでしたね。
ＥＤも鈴木さんと立花さんが、それぞれソロ曲を歌ってますよｖｖ

次は「遙か５」をやろうかな。