秋を満喫
こんにちは!気が付けば11月。ここのところ、招いたり招かれたりと、いろんな人に会って、楽しく過ごしておりました。 先週から、急に「冬到来」の寒さが訪れたスイス。近くのレマン湖沿いを散歩したものの、風がきつくてきつくて、湖が海のように波立ってました。 ここ数日は、少し寒さも和らぎましたが、もう冬支度。ココアがおいしい季節になりました。 さてさて、10月の中旬に、日本からお友達が2人遊びに来てくれました。心配だったお天気ですが、彼女たちの滞在中は、毎日毎日快晴でとても気持ちの良い日々を過ごすことが出来ました。 一緒に訪れたのは、まずスイスの首都・ベルン。 ベルンを一望できるバラ公園まで上りました。秋特有の霧に包まれて眺めが少し悪かったのが残念だったけど、私のお気に入りのベルンの街を一緒に街ブラ。楽しかったです。 今回初めて、アインシュタインハウスへ行きました。1903年から3年間、彼が住んでいたアパートが公開されています。 ベルン滞在中の1905年は「奇跡の年」と呼ばれ、彼の有名な論文が次々と発表された時期でもあるそうです。 彼の若い頃からの写真を見ていると、年を重ねるごとに、天才っぷりというか、大物っぷりというか、顔の表情が変わっていく様子が見て取れて、非常に興味深かったです。 その後の1泊2日の小旅行先は、インターラーケン&ユングフラウヨッホ!ユングフラウヨッホへは7月に行ったばかりだったのですが、お天気にイマイチ恵まれませんでした。しかし、今回は願いが届き、見事な快晴☆ 標高4,000メートル近くまで登りましたが、高山病に悩まされることもなく、雪の上を歩いたり、滑って転んでみたり、下山の列車時間を変更するほど、存分に楽しむことが出来ました! 夕陽に染まるアイガーにも感動。 行きはモントルーから船に乗り、シヨン城へ。その後モントルーからインターラーケンまでGoldenPassに乗り、スイスの牧歌的風景を大満喫。山も紅葉を始め、すごく癒されました。ほのぼーーーーの、ほのぼーーーーのして、脳みそがマッサージされた気分になりました。 牛を見ていて、素朴な疑問が。牛乳はもちろんメスの牛からのみ出るんだよね? ??? 牛ならオスでもミルク出そう。かも。 いやいや。やっぱりミルクはメスのもんでしょ。 ??? ちょっと調べてみましたところ、ミルク(牛乳)はメス牛(乳牛、英語ではcow、仏語ではvache)のもの。 じゃあ、牛肉は一体??? 牛肉はオス牛、中でも去勢された雄牛(英語ではox, 仏語ではboeuf) のお肉。そして、去勢されていない、つまり繁殖用の雄牛もいます。(英語ではbull、仏語ではtoureau) 日本語では「牛」の一言で済ませるので、考えたことも無かったのですが、今更ながら、お恥ずかしながら、なるほど。でした。 ちなみに、スイスのヴァレー州では、闘牛選手権が毎年あります。彼の実家に行くと、この闘牛選手権をまるぼぁパパ&まるぼぁ氏が真剣に見ていて、(しかも2年連続で)、私には到底理解できないわ、と思っておりました。この闘牛選手権、「女王の闘い(Combat de Reines)」と呼ばれているそうです。 そう、メス牛の闘い。だから、あの選手権は面白いんだ。とまるぼぁ氏に言われ、納得したようなしないような。来年あたり、私も真剣にテレビで応援しているかもしれません。 牛の話で締め括ってしまいましたが、遠く遥々遊びに来てくれたお友達2人には、本当に感謝。日本から、「心のマッサージ」に来てもらったような、感謝の気持ちで一杯。自分自身がスイス⇔日本の往復が当たり前になり、段々距離感も薄れてきて、ものすごく普通に、当たり前に2人を出迎えてしまいました。休暇を取って、会いに来てくれてこと。変わらない元気な笑顔で会えたこと。まだまだ小さなことで心が揺れる私のスイス生活は、友達がくれる安心感にこんなにも支えられているんだ、と感じたのでした。本当にありがとう。「牛」の疑問も、勉強になりました・笑。