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お久しぶりです。
残暑が酷暑のまま、夏が過ぎていこうとしています。 相変わらず、の毎日です。 老いた両親との付き合いが少し変わりました。 私自身が変わらなければ、いずれ破綻すると思ったのですが、 これまでもじっと我慢して来たのに、 これ以上何を我慢するのかという内なる感情との鬩ぎ合いで、 胃痛が増えるばかり。 そんな時、実家で肉じゃがを作ろうとして鍋を焦がしまして。 (実家を訪問しては、おかずを用意し、掃除をします。 ヘルパーさんを呼び入れるのは嫌らしい。) 言い訳をすれば、そんなに真っ黒に焦げ付いた訳でなく、 炒めた牛肉が一部、鍋底に張り付いた、と言うものだったのですが、 父は至極立腹し、もう要らぬことはするな、と宣いました。 私は綺麗に鍋の焦げを落とし、証拠隠滅して帰るべきだった。 ・・・ですが、家事を父に任せきりにしたら、またぞろ爆発するのが目に見えています。 仕方ないので、焦げの発生しない、茹でる、煮る、などの作業で、一品作るようにしています。 そんな父母が妹のところに赴きまして、 父が例によって、私が鍋を焦がしたことを愚痴り出しました。 母が、「○○(私の名)に○○して貰って助かったわ」、等と言うと、 普段助かった、などと賛美して貰えない父は面白くないのです。 だから私の失敗などを殊更に論う。 結局、誰かに自分を褒めて認めて貰いたいという願望が滲み出ているのであって。 何かをした時、自分がこれだけの事をしたのに、誰も評価してくれない、 などという意識を捨てろ、と幼少より説き聞かされてきた本人より受けるこの仕打ち。 そうしましたら、 その場にいた五歳の姪が、何故か突然めちゃくちゃ怒り出したそうで。 「なんでそんなことをゆうの!」 と、怒りながら父(姪にとっては祖父)の腹をグーで叩き続けたらしい。 聞いても分かるまいと思っていた父は面食らって、何も言えず、何も出来なかったとか。 そう締めくくった妹が、 「お姉ちゃんの仇は見事取ったよ!」と、言うのをぼんやり聞いていました。 私にはもう、父に抗う気力がない。 父を怖がらない五歳の娘に負けるのだ。 ・・・そう、過日友人にぼやきましたら、 「ブフオッ!!」 ・・・何故か友人がいきなり噴出しました。 「あ、あかん、想像しただけでいくらでも噴き出すわ。 むっちゃ見たいやん!五歳の女の子がおじいちゃんに食って掛かるとこ!」 「・・・そ、そう?」 斜め上の反応に、正直戸惑ったのですが、 ・・・直ぐ、彼女なりに元気づけようとしてくれてるんだと悟りました。 ・・・ 吹き出す程面白い事とまでは思わなかったけど、 まぁ、笑っちゃえれば世は事もなし、なのかな、なんて思ったりして。 ・・・そう、 ・・・ ・・・たかが鍋を焦がした話、・・・ですもん。 http://nico.ms/sm31751496 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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