子猫を見つけたら
最近よく相談の内容を見かけるので先日ラジオで話をさせて頂いたことに少し付け加えて書きました。参考になればと思います。子猫を見つけたらどうするか?1、まずは回りに母猫がいないか1時間から2時間ぐらいは離れて様子を見る。産後離乳が終わるまで何度か引っ越しをしますので、その途中かもしれません。2、命の危険がある場合はすぐに保護する。明らかに弱ってるとか、路上で車にひかれる危険性がある場合など3、保護したらとにかく保温する。ペットボトルに熱めのお湯を入れてタオルでくるみ、それを敷き詰めた上におく。できれば保護してる部屋の室温も人間には暑いぐらいが子猫には調度いいです。室温は最低でも25度はほしいです。ペットヒーターだけでは物足りないです。4、保温した状態で動物病院へ。怪我や病気などまず確認して頂いて、ノミダニ駆除や必要な治療をしてもらってください。乳飲み子の場合は授乳の仕方を教わってください。 授乳の仕方を間違えてる方が多く、仰向けであげると誤飲して亡くなることがありますのでうつ伏せ四つん這いの体制で哺乳瓶から飲ませてください。授乳はだいたい2、3時間おきに夜間も頑張って下さい。授乳前後におしりを強めにトントンと刺激してあげて排泄を促してあげてください。哺乳瓶が難しいときはスポイトや針の部分をのけた注射器(シリンジ)で対応して下さい。牛乳ではなく、必ず猫用のミルクにしてください。牛乳では下痢をしてしまい、それによって脱水症状に陥り亡くなる危険性があります。猫用のミルクや哺乳瓶スポイドなどは動物病院、ペットショップ、ホームセンターのペット用品コーナーなどで購入できます。スポイドは100均にもあります。5、すぐに病院へ行けない時やすぐにミルクが用意できない時は砂糖をお湯で溶かしたものを与えて時間を稼いで、なるべく早く病院へ行ってください。とにかく脱水症状、低体温、低血糖が怖いので、そこのケアを重点的に。6、自宅に先住猫がいる場合は保護した子猫は2ヶ月は完全隔離してください。猫エイズや猫白血病の簡易検査キットでは感染後、白血病で1ヶ月エイズで2ヶ月たたないと正確な検査が出来ません。致死率の高いパルボに関しては感染後2週間以内に発症しますので、最初の2週間の完全隔離と徹底した消毒をお願いします。まずは必ずおうちの子達にワクチン接種をしておいてください。7、野良猫や飼い猫が産んだ子を母猫の居ないうちに捕まえて捨てたり保健所に持ち込んだりしてもなんの解決にもなりません。何故なら、子猫が居なくなると母猫はすぐに妊娠するからです。子猫と一緒にいる母猫でさえ産後1ヶ月半で発情した子もいますし、生後4ヶ月で妊娠した子もいれば、歯が大人の歯になってない生後半年未満の♂の子猫でも交尾の行動をした子がいます。とにかく飼い主のいない猫も飼い猫も不妊去勢手術をすること。飼い主のいない猫の場合は捕獲機の貸し出しを保健所や一部の動物病院でもしておりますし、あにまる365所有の捕獲機も貸し出し中でなければお貸しできますので、まずは相談を。愛媛県松山市の場合、猫の不妊去勢手術の補助金が出ます。飼い猫については年度内に1世帯1匹だけ♀2,000円♂1,000円。飼い主のいない猫については手術の時に耳カットすることが条件で何度でも♀7,000円♂3,000円出ます。どちらも予算がなくなれば終了です。ちなみに昨年度は10月31日で終了しました。にほんブログ村ペット(保護活動) ブログランキングへ