笑いの七五調 荻原利翁
いわゆる「どどいつ」との出会いをさせてくれた1冊だ。俳句、川柳と短詩の形態はさまざまだが「どどいつ」というのも短詩大衆文学の王様と位置づけていいのかもしれない・・・著者に言わせたら「ユーモアの少ない人」「冗談のわからない人」「愚痴ばかり言う人」「他人や上役の悪口を言う人」そんな人たちはこの本を、読まなくて結構です。お断りします。と、「はじめに」の中に書いてある。「粋」の反対は「野暮」と言うそうです。「粋とユーモア」をもって、楽しく、おおらかに生きて下さい。これが著者の願いであろう。では、「どどいつ」名選集とまいりましょう!選者はコックンです。惚れさせ上手の あなたのくせにあきらめさえるの 下手な人