Ｐｅｔｉｔ　Ｂｏｎｈｅｕｒ　＊ちいさなしあわせにっき＊

楽しみにしていた映画が公開されたので
友人と観てきました（昨日の事）

暑い日の映画館は快適ですが、冷房が少々ききすぎていて
途中ブルブルと震えそうになりました
入り口のひざかけ　借りておくべきだった・・・

邦画はあまり観ないし　観てもＤＶＤがほとんど
でも、今日観た『いつか読書する日』はすぐにでも
観たいと思える雰囲気でした
ただ　なんとなく

出演者は、田中裕子に岸辺一徳そして仁科亜季子他。。。
坂道のある町で牛乳配達とスーパーのレジ打ちをする田中裕子
そして、末期がんの妻、仁科亜季子の看病をする市の職員岸辺

単に恋愛物語ではないんですよね
他に認知症状がすすんでいく夫を介護する話
親に虐待を受けるこどもの話
などもその中に絡められています

田中裕子がラジオにリクエストを書いた葉書に
『私には大切な人がいます
でも私の気持ちは絶対に知られてはならないのです
どんな事があっても悟られないようにするのは難しいことです』
という文があります
大切な人とは岸辺一徳のこと
好きな人が近くにいるのに気持ちを抑えて毎日過ごすのは
とてもつらいことですよね
毎朝その男性宅に牛乳を届け、その後バスで出勤する彼と
自転車で通勤する彼女がほんの少しすれ違う毎日
気持ちを悟られないように毎日淡々と・・・

色々と書きたいですが、これから観に行く人もいるかもしれないし
この辺で
そうそう　ある週刊誌で湯川れいこさんが
大人のための映画だと評してました
最近の面白くない日本映画の中においてこの作品はヨカッタ
みたいな事が書かれてありました

私はこの映画よかったと思います
号泣するわけでもなく
あ～感動した思えるようなものではないのですが
心に語りかけてくれような感じがします

田中裕子さんと岸辺一徳さんの演技が素晴らしいと感じました
ラストの描き方で賛否両論あると思います

年代によっては捉え方も違うかもしれない
でもどの年代の方も当てはまる出来事があるかもしれません
その年代に応じたような内容も組み込まれてますから

あとこの映画長崎ロケらしいのですが
長崎だと分かるようなものはないのです
ただ坂道が多い事
そして路面電車が走っていることで
想像はつきました
監督の緒方氏が長崎で過ごした事があるらしいですね

長崎は好きな街です
また久々に行きたくなったな～

そうそう友人も私も映画を見終えた後は
カレーが食べたくなりました
劇中でカレーが出てくるから・・・
くいしんぼうな私たち
でも帰りに食べたのは焼き鳥でした