『その日のまえに』 重松 清 著
【本日の一冊】昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る、愛するひとの死―。生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。 【目次】ひこうき雲/朝日のあたる家/潮騒/ヒア・カムズ・ザ・サン/その日のまえに/その日/その日のあとで 表題作「その日のまえに」と「その日」「その日のあとで」が三部作となっていますが、他の4編もじつに巧くリンクさせてあります。え? これって… あ! そうか… あの後はこうだったんだ… この人は!…という感じで繋がっているんですね。ですから収録順に読みましょう。(笑) くれぐれも表題作から読もうなんてことはしないようにお気をつけください泣けました…。 うちの場合、「私より早く死なない」っていう約束をしているので (そこんとこ神様もよろしく)いずれ夫は別れの儀式を乗り越えなきゃいけないわけだ。クールな人なので、きっと淡々と執り行うんだろうなぁ… (少しは取り乱してもいいと思うけど)涙ひとつ流さずに。 どこかのお葬式に参列しているみたいな表情で… (愛されてるのか?自分)…とか想像してたら、すごく泣けてきました!