『優しい子よ』 大崎 善生
【本日の一冊】 優しい子よ少年の強い祈りが“奇跡の三ヵ月”を生んだ。他人の幸せを願いながら逝った少年との交流を描く、感動の私小説。少年との出会いから始まり、ひとつの命の誕生で終わる、実話をもとに描く感涙の作品集。 【目次】優しい子よ/テレビの虚空/故郷/誕生 さとうみみ さんの日記で見つけて読みたくなった本です。一人の少年との出会いからはじまり、一つの生命の誕生、その二つの物語のあいだに名プロデューサーとの交流と結末の物語2話が挟まれて構成されている短編集です。四編とも生と死を描いていますが、表題作「優しい子よ」は 序盤から涙を誘ってきますそして涙の乾く間もなく読み進むほどに泣けてきましたそして二話を挟んで「誕生」を読み始めると、またじわじわと涙が・・・どうぞ人目のない場所でお読みください。