『アフターダーク』 村上 春樹
【本日の一冊】アフターダーク時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえる―。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。 久々の村上春樹氏。たしかに村上ワールドではあるのだけれど… 何か物足りないような感じがしました。つまらないわけではないのだけれど… <僕と鼠>シリーズとはずいぶん違うな、と。脚本のような語り口が、しっくりこないような気もするし。いや、おもしろいんですけどね。それなりに。でも、なんか… 期待しすぎちゃったからかな~。