『覘き小平次』『数えずの井戸』 京極夏彦
覘き小平次 (中公文庫) [ 京極夏彦 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより)小平次は、いつも微昏がりに居る。そして、両の眼を確乎りと明けている…。死んだように生きる幽霊役者小平次と生き乍ら死を望む女お塚は、押入襖の隙間からの目筋とこの上ない嫌悪とで繋がり続けるー山東京伝の名作怪談「復讐奇談安積沼」を現代に甦らせた山本周五郎賞受賞作。巷説百物語シリーズの「四珠の徳次郎」「事触れの治平」が登場しています。数えずの井戸 (角川文庫) [ 京極夏彦 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより)不器用さゆえか奉公先を幾度も追われた末、旗本青山家に雇われた美しい娘、菊。何かが欠けているような焦燥感に追われ続ける青山家当主、播磨。冷たく暗い井戸の縁で、彼らは凄惨な事件に巻き込まれる。以来、菊の亡霊は夜な夜な井戸より涌き出でて、一枚二枚と皿を数える。皿は必ずー欠けている。足りぬから。欠けているから。永遠に満たされぬから。無間地獄にとらわれた菊の哀しき真実を静謐な筆致で語り直す、傑作怪談!巷説百物語シリーズの「又市」「徳次郎」が登場。上2作と『嗤う伊右衛門』で【江戸怪談シリーズ】というらしい。既読。 こちらにも「又市」登場。 嗤う伊右衛門 (角川文庫) [ 京極夏彦 ]