羽生君、よくやった!!~フィギュアスケート世界選手権
今、フランスのニースで開催されている 2012年 世界フィギュアスケート選手権 いよいよ男子シングルのフリーで王者が決まります昨日のSPではけっこうミスが多くて、みんな大丈夫かなあと思ったのですが、今日のフリーのレベルの高いこと!4回転は誰もが1つは入れる技となっていました。昨日、大失敗だった小塚君は、それなりに頑張りました。そしていちばん演技を観たかった 羽生結弦 君手を止めて、TVの前で会場の観客と同じ気持ちで観ていました。あの大舞台で、1つミスしたけど最高の出来栄えでした!!日本人応援団だけでなく会場の皆が彼に、技が決まったとき、転倒してやり直したとき、曲が盛り上がってきたとき、全てに温かい拍手や手拍子をくれました。若干17歳の彼が 『ロミオとジュリエット』 の世界を存分に魅せてくれて、会場中を、いや、世界中のフィギュアスケートファンを彼の世界に惹き込みました演技後の、息の苦しさと涙と汗と、自分なりにOKが出せた表情の羽生君を見たとき、ホントに彼の全身全霊の演技だったのだと、感動で泣けました。(;ー;)感涙うんうん、羽生君、最高の初陣を飾ったよ!そして期待の得点は、もちろん自己ベストの 173.99 。SPの 77.07 と合わせて合計 251.06 !うわーっ!!これはメダル争いとなるレベルですその後も次々と、アモディオ選手、ジュベール様と魅力ある演技が続いてハラハラしましたが、羽生君にはかなわず。そしていよいよ登場した我らが日本のエース、 高橋 大輔 選手。ときどきヒヤリとした部分はあっても、ほぼパーフェクト。高橋君らしい、しなやかな動きの表現で会場を惹き込みましたこの時点で、羽生君より上にいき暫定1位。さて、残るはカナダのP・チャン。P・チャンはラストで1つ大ミスをしたけどそれでも1位。高橋君、残念ながら優勝は逃しましたでも、いいです、これで。ここで優勝しちゃうと、2年後のソチ五輪までモチベーションが続かないかもしれないから。少し悔しさを残して終わるのもいいものかと。日の丸が2つ揚がる歓喜の表彰式では、銅メダルの羽生君が登場したとき、会場には黄色い声援を含めて最高に湧きました。誰よりも一生懸命に演技した羽生君は、もう日本だけでなく世界にファンがいっぱいできた、そんな気がします。東日本大震災で仙台のホームリンクが使えなくなり、この1年は全国のアイスショーを転々として練習とする “流浪の民” 状態。そんな中で羽生君は、表現力と根性を培ってきたのでしょうか。彼らしい、素直な感性で。でもそんな中でよくぞ技術も習得できたものだと、伸び盛りとはいえ彼のすごさをあらためて実感しました。2年後のソチ五輪が、ますます楽しみになってきましたまずは来年の世界選手権でいい成績をとって 「3枠」 の確保です。頼むぞ!、ニッポンの若武者たちよ!綺麗な子なんだけど・・・感性は野生児のリリーちゃんです。