『軍師 官兵衛』~だんだん面白くなってきました!
多忙な日々が続いていますが、あと3日。自分の課題も目途がたってきたので、少々気分転換を。NHKの大河ドラマ 『軍師 官兵衛』 が、だんだん(というか個人的には、やっと)面白くなってきました。官兵衛が幽閉された有岡城から救出されてから、なんか見どころが増えた感じです。それまでは、官兵衛以外の他の役者の方々も今ひとつ感じるものがなかったのですが、例えば織田信長役の江口洋介さん。私の中では『江〜姫たちの戦国〜』で見た、豊川悦司さんの信長が最高にハマリ役だと思っているので、江口さんの信長がどうしても見劣りしてました。というか江口さんに対しては、『101回目のプロポーズ』での、武田鉄矢さんの弟役でモテる大学生役を演じていた、あの印象が強かったのです。でも最近の江口さんは、いい感じに信長になってます。そして役者の方々の他では、ドラマの表現が私好みです。例えば先週放送の、“安土城ライトアップ”。信長が天正9年(1581)7月の盂蘭盆会で、提灯や松明で安土城ライトアップした話の再現が、珍しくて新鮮でした。また今週の放送では、高松城を水攻めするまでの現地調査、農民からの情報収集、人夫の働かせ方、そして当時の材料でジオラマ作り?とか、面白かったです。「土がカネになるぞ。皆にいいふらせー!」貧しい生まれ育ちの秀吉は、人夫たちのモチベーションを上げるのは金であることを知っていました。だからいくつかの大がかりな工事や中国大返しや美濃大返しなどで、領民を協力的に働かせたいときに金をばらまくのを惜しまなかった、そんなエピソードの描写も面白かったです。戦国時代のドラマはいくつも見ているので、戦のシーンにはそう面白味は感じないです。逆にそれ以外の、こういった部分が興味深いです。そういえば『江』のときには、信長の権勢を世に示すシーンは、“京の馬揃え”でしたね。『軍師 官兵衛』。これまでの戦国モノでは見られなかったものが見られそうで、急にお気に入りのドラマになりました。愛知県清須市にある 日吉神社 です。春先のくもりの日に行ったので、また晴れた明るい日に参拝したいです。