『おんな城主 直虎』第30回~部分的な感想です
NHK大河ドラマ 『おんな城主 直虎』 。第30回の部分的な感想です。今回はノベライズの内容を紹介しているサイトを見て、ドラマ展開がなかなか面白そうで期待していました。そしてドラマスタートから8分30秒頃までは、瀬戸方久(ムロツヨシさん)と今川氏真(尾上松也さん)とのやりとりなど興味深く見ていました。しかし12分50秒頃の再び方久の場面になってからは、コミカルな音楽とともにムロツヨシさんの演技がやたら大袈裟に思えて、そこからは白けていました。今川からの書状を隠そうとする場面、気賀に井伊直虎(柴咲コウさん)たちが来てから仮病を使ってアタフタやってる場面なども同様でした。第28回からやっと大河ドラマらしく盛り上がってきたのだし、お家でも個人でも存亡をかけた場面なのだから、ここはシリアスに心理戦をやって欲しかったですね。まあ終盤からラストにかけて、甚兵衛(山本学さん)ら領民が今川に訴える場面や、小野政次@高橋一生さんの場面がよかったから、まだ面白みはありましたが。政次が同席していたとき、奥山六左衛門(田中美央さん)と中野直之(矢本悠馬さん)は、こんな顔をしていました。「アレは、但馬(政次)が知らぬことと思うと、・・・」特に六左衛門は政次が近寄ると、条件反射でこうなるようです。この場面も方久がわざとらしく隠してて、変なことやってました。でも尼小僧(直虎)を放っておけなくて、なんのかんのと陰で支える龍雲丸(柳楽優弥さん)が、いい味出してました。駿府から関口氏経(矢島健一さん)が井伊谷にやって来て、徳政令を実行するよう、難題を持ってきました。明日までにどう返事をしたらいいのか直虎は悩み、南渓和尚(小林 薫さん)のところに相談に来ました。「明日は何が起こるかわからぬ。 今川館が燃えて落ちるかもしれぬ。」幼いときに聞いた和尚の言葉が直虎の脳裏によみがえり、さらに和尚は言葉を強く続けます。「此度はどうじゃろう。 井伊を取り潰した今川が、そう遠くないうちに、 潰れてしまうとなれば・・。」直虎は一人、碁盤に向かって策を考えます。心の中にいる相手のことを無意識に思いながら。ただそれはもう直親ではなく、自身もまだ気がついていないけど、いつの間にかもっともっと深く心の中に入り込んでしまっている政次なのですが。そして己の答えを出した直虎は、覚悟を決めて、南渓和尚に報告します。百尺竿頭進一歩(ひゃくしゃくかんとうに いっぽをすすむ)大死一番 絶後再蘇(だいしいちばん ぜつごにふたたびよみがえる)しかし直虎が考え出した策は、領主・直虎を慕う領民たちが突如起こした直訴によって、方向が少し変わろうとしていました。「徳政令を望まんにー!」関口の配下の者に打ち据えられても、領民たちは叫び続けました。知らせを聞いて駆けつけた直虎に、突如なぜか政次が刃を。政次は直虎の襟首をつかみ、首に刀をあてたまま小声でささやきます。「俺を信じろ。信じろ。おとわ。」おまけ♪~お目目ぱっちりな今日のにゃんけいさま。