旅立ち。
朝、父の呼吸が止まったとの連絡。慌てて病院に駆け付けたけど、もう息を引き取っていました。享年96歳。今年の3月までは元気で歩いていたのにと思うと余りの急なことに、まだ呆然としています。救いなのは、老衰の場合、脳の機能も衰えていくので余り苦しまずにいる、とのこと。表情も穏やかでした。せっかく母が同じ病院にいるし、認知症もひどく歩けないので葬儀にも出られないため、病院側にお願いして、葬儀社の方が来るまでのわずかな時間ですが、母のベッドを父の隣に置いて一緒に過ごしてもらいました。母は、意味が分かっていなかったようですが、子供として、育ててもらった最後の恩返しのようなものでしょうか。夫婦が並んでいる姿をしっかりと目に焼き付けました。喜んで協力してくださった病院にも感謝です。夕方は抜けるような青空で気持ちのいい時間でした。父も気持ちよく旅立って行けるものと思っています。