ムニョスVS川嶋
WBA世界スーパーフライ級王座戦王者アレクサンドル・ムニョス VS挑戦者 川嶋勝重スリラー・in・横浜と銘打たれた試合。両者とも強打を最大の売りにする選手で激しい打ち合いが期待される。しかし両者のタイプは正反対と言ってもいい。川嶋はスピードと体力に優れるも、手数と攻めての少なさが弱点。ムニョスは攻守共に技術に優れるも、スタミナやタフネスが心配。自分の予想では技術で上回り、世界戦の勝ち方を心得るムニョスが有利。ムニョスは怪我や問題からの復帰後、怖さは薄れたものの安定感を増しており、攻めが単発な川嶋では捕らえきれないと予想。セミ?の試合の最後を放送したあと試合開始。序盤川嶋はムニョスの周りを動き回る。減量失敗で不調が伝えられるムニョスは強打を警戒してかいつもよりしっかり構えてるような。スピードはあまり無いムニョスだがしっかり打つパンチの威力はやはり十分。川嶋は足も体も良く動きムニョスのパンチをうまく外す。しかし手数が少ない。ムニョスにコンビネーションを打たせるのも印象×。4回にはムニョスが早くも疲れ始めたのか川嶋が連打する。中盤はムニョスのペースダウンですっかり川嶋ペースに。ムニョスは苦しそうな表情、手打ちのパンチが増えるも連打を纏める辺りは流石。対する川嶋は上り調子で少しずつ手数も増え始める。ボディを明らかに効かせるなどペースは完全に取ったか?。しかしポイントも取れてるかといえば、自分の意見ではNO。終盤ムニョスは完全にヘロヘロになり会場と実況はイケイケムード。しかし川嶋はまったく手数が出ない時があるなど、みすみすチャンスを逃してる印象。HPでは明らかに勝ってるだけにもったいない。ムニョスは明らかな誤魔化し、クリンチやローブローアピール、軽い連打などが増える。それで2分30秒間くらい保たせるのだから流石というか、川嶋が悪いというか。11回には川嶋が真っ直ぐ入ったところをムニョスのカウンターが直撃。川嶋の膝が笑う。それでも川嶋の方が余力を残しペースは握ったまま12回も攻め続け試合終了。試合終了の前からムニョスはガッツポーズ。勝利を確信?実況、会場は川嶋の王座奪取を確信してるような感じ。自分の採点は116-112でムニョス。見方次第で印象が変わる試合だったと思う。さてジャッジは?115-114,115-113,117-111で三者とも王者ムニョスを支持。川嶋は王座奪取ならず。会場と実況はBOOOO