ニホンカワトンボ Mnais nawai
トンボ科(カワトンボ亜科)
別名:オオカワトンボ,ヒガシカワトンボ
体長:49~63mm
分布:北海道,本州,四国,九州
出現期:4~7月
橙赤色の翅が綺麗なカワトンボ。
翅の色は橙赤色の他に淡いオレンジ,無色の3タイプがある。
羽化後未成熟な個体はメタリックな青緑色をしているが、成熟すると青白い粉で覆われる。
♂は翅の縁紋が赤色,♀では白色であることで容易に雌雄を区別することができる。
本種は以前、ヒガシカワトンボ(Mnais pruinosa costalis)とされていたが、最近のDNA鑑定により、オオカワトンボ(Mnais nawai)と同種と判明し、ニホンカワトンボ(Mnais costalis)となったようだ。
近縁種に本種と酷似したアサヒナカワトンボ(Mnais pruinosa)がいるが、本種より一回り小さく、静岡県,長野県,新潟県以外では混生していない。ただし、外見で見分けるのは難しい。
<写真:橙赤色型>
横浜市某公園で2008.5.18撮影