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テーマ:風力発電とエレクトーン(10)
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1999年秋のことです。
近くのデパートのセントラルコートで鍵盤楽器の展示会を開催 しました。それまで展示会の盛り上げとしてデモンストレーター (演奏のプロ)を招いて弾いてもらっていましたが、いっしょに 展示会を開催していた某楽器店さんから 「今回は生徒さんに演奏してもらうマラソンコンサートにしましたから おたくも数名出演を頼んでおいてください。」と依頼が来ました。 その仕事が私にまわって来たのです。 マラソンコンサートとは、人前で弾きたいと思う人なら誰でも参加OKの 小規模演奏会です。 主にエレクトーンを習っている方に出演を依頼して、10名から40名くらい の演奏を次から次へとマラソンのように?発表していくコンサートですが 、4、5歳の子供さんでもソロで出演できるお気軽なコンサートです。 現在では、様々な形態でそれぞれのコンセプトで参加されます。 私が関わったコンサートには、4年間で900名以上の方が参加されてい ます。 今だからこそいえますが、 私は 「人前で、すすんで弾こうなんて、勇気のある子が いるわけ無いじゃない。ましてや親御さんは絶対無理です。って言うに 決まっている」 と思っていました。 ため息をつきながら知っている方の中から、ひょっとしたら出て くれるかもしれない方を数名リストアップして電話しましたら案の定 「うーん。うちの子はねえ。そんなのには出ないと思いますよ。」 と全然乗り気じゃない反応。 「ちょっとまってね。聞いてみますわ。」 と一応、子どもさんに聞きに行かれました。 電話の向こうのやり取りがなんとなく聞こえてきます。 そのうちお母さんのおどろきに満ちた大声が。 「えっ!出るの?出るんかいな。ほんまか?そしたら”出ます”っていうで。ええねんな。」 電話口にもどってこられて 「家の子、でるってゆうてますわ。」 私が驚きました。 誰も出ないって決め込んでましたから。そしてそれから7,8名 の方に電話でお願いしたところ、全員 「出演します。」 って言ってくれたんです。 ほとんどの方は、 「子どもに聞いてみます。」 と本人の意思であることを確認した上での出演でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 18, 2012 11:08:44 PM
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