近頃飲んだウイスキーあれこれ(4)/10月12日(日)
あんまりいいネタもないんで、近頃飲んだウイスキーたちのことを…(ご興味のない方は読み飛ばしてください)。以前ほど超熱心という訳ではないですが、相変わらずシングルモルトは味わっています。 今回紹介するのは、いずれも何かを記念したシングルモルトのボトルです。写真左はハイランド・パーク。スコットランド・スペイサイドの名ホテル「ハイランダー・イン」の2008年限定ボトルで、阪急百貨店が今年の「英国フェア」記念で輸入したものです。22年物のカスク(たぶんバーボン樽)でした。 濃厚で、奥行きのある味わい。上品な甘味。さすがです。ちなみに英国フェアでは、29,400円で販売されていました(欲しいけど、今はちょっと手が出ません(笑))。 写真中は同じ「ハイランダー・イン」の限定ボトルですが、1973年蒸留・シェリー樽熟成で2005年のボトリング、すなわち32年(!)の歳月が詰まったグレン・ファークラス。文句を言わせないほど完成されたボディで、これも僕の好みの味わいです。 グレン・ファークラスっていう蒸留所は、毎回思いますが、ほんとにいい樽を持っていますね。シェリー樽熟成の長熟モルトはどうしてもお値段が高くなるんですが、これは意外とリーズナブルでした。 3本目。写真右は、ウイスキー・マガジンの編集長が選んだというボトル(エディターズ・チョイス)。1968年樽詰めの2005年ボトリングというから、なんと37年熟成です。 これもシェリー樽。カスク(樽出し)だから度数も高くて、ボディはしっかり。バニラやナッツのような香りもしますが、ソルティでピーィティな味わいもしっかり残しています。 しかし肝心の銘柄はと言えば、厳密には明かされていません。ウイスキーマガジンのHPを見ても、スペイサイドの蒸留所としか記されていませんが、蒸留所名のヒントとなる説明が少し添えられているので、推理してみるのも楽しいかも。 残念ながら、こういう素晴らしいモルトに出会えるのは、(懐とも相談しなければならないので)月に1~2度あればいい方。でも、頻度が少ないからこそ、本当に旨いものが飲める有難味が分かるのかもしれませんね。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】