キース・ジャレット・トリオ、新生フェスで公演/5月12日(日)
本日は、新生フェスティバルホール(大阪)でキース・ジャレット・トリオ公演でした。トリオは結成30年ですが、今回が最後の日本公演だということです。ベースのゲイリー・ピーコックも78歳。さすがに老けたし、衰えもあります。トリオ休止はやむを得ない選択だったのでしょう(ちなみに、ドラムのジャック・ディジョネットは70歳、キースは68歳)。 今回も、アップテンポの曲やバラードからブルースまで、バラエティに富んだセットでとても楽しませてくれました。トリオとしては最後の日本ということで、アンコールも3回演奏するなど、キースは大サービスでした。 それはそうと、ステージでキースの生のMC(声)を初めて聞きました。イントロを弾き始めたと同時に拍手が聞こえたので、突然、演奏を中止。「How do you know what song is ?」=「(弾き始めたばかりなのに)曲を知ってるんかい?」と、客席に向かって話しかけました。キースは、有名なスタンダード・ナンバーでも即興で、まったく違う感じに弾き始めることが多いので有名で、そういう意味も込めた彼なりのジョークなんですが、こんなお茶目なキースも初めて見ました。 キース、貴方と出会って僕は幸せでした。貴方とビル・エバンスと出会わなければ、僕は、(無謀にも)ジャズ・ピアノを弾くことはありませんでした。キース、貴方に心から感謝です。30年間、本当に有難う! 【追記】昨夜のキース・ジャレット・トリオの大阪公演(2013.5.12.)での演奏曲目が何だったのか、プロモーターである「鯉沼ミュージック」のHPで、次の通り、公表されました。 All of You、Django、The Bitter End、The Old Country、Straight No Chaser、Last Night When We Were Young、Conception、I Thought About You、One For Majid、I Fall In Love Too Easily <アンコール>Bye Bye Blackbird、Answer Me, My Love、Things Ain't What They Used To Be の計13曲でした。 このトリオのCDはすべて持っていて、半分くらいの曲は聴いたことがある僕ですが、曲を聴いてすぐ曲名が浮かんだのは、恥ずかしながら2~3曲しかありませんでした(笑)。レパートリーがめちゃ多いキースだから、仕方がないのかも…。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】