隣の芝生は青い？隣の花は赤い？

2024.03.09

"隣の芝生は青い"
"隣の花は赤い"

ふぅ～ん、そう思うことってあったわよ、私も。
よそ様と自分を比べてみると、
なんか・・・羨ましいと思ったりね。

でも、この歳になってみると、
そのような気持ちになることはなくなりました。

人と比べてみることはあっても、
羨ましい・・・などと思うことはなくなってきたようです。

ここまで生きてくると、いろいろな人との出会いがあって、
それぞれの暮らし方があって、
それで良しって思うのよ。

だいたい、人間って【ないものねだり】なのよね。

私が若い頃、子供ができない友達がいて、
彼女は、子供のいる人が羨ましい、といつも言っていました。
でも、最近は、彼女の周囲の人達から、
「あなた、子供がいなくて良かったわね。」
と、言われるそうな！
まぁね・・・、子供がいればいるなりに
それに伴う金銭的な苦労もあるし、
子供は、自分の思うようには育たないし・・・ね。

でもね、
子供ができない人に、
「お子さんは、まだ？」
なんて聞くのは絶対に絶対にダメです。
その人がどんな気持ちに陥るのか、よく考えないとね。

我が家なんて、ごく普通の家族ですが、
友達の一人は、
「あなたの家は、いいわね。
子供は皆、結婚して。」と。
そう、彼女の家のお子さんは、２人とも、まだ、独身なんです。
どちらも、４０才を過ぎているのに。
でもね・・・、
子供は、健康ならそれでいいじゃない。
横道にそれてしまったとか、犯罪者になったとか・・・、
そういうことがないんだもの、
それだけでも有難いことだと思うわ。
それに、結婚したからって、皆が皆、幸せとは限らないしね。

また、別の友達は、
お子さんが、同じ職場に続けて勤務できなくて、
何度も職を変える・・・と。
そうね、収入面では困るかもですが、
次々と職につける能力があるってすごいことだと思うわ。

最近、テレビで、転職のコマーシャルが流れているけれど、
自分を高く評価してくれる会社なんて、
そんなにないものなのよ。
自分が、能力も、技術も際立って優れていて、
経験も豊富で、
人格的にも優れていればいいけれど、
そのような人って、きわめて少ないと思うわけよ。

だいたい、転職ってかなり難しいと思うのよ、私は。
自分にあった仕事がしたいのは、誰も同じかもですが、
仕事となると、どれも思ったより大変なものなのよ。
どれも、責任が伴うし、
いつも楽しいなんてあり得ないからね。

趣味などは、楽しいこともあるけれど、
これが、仕事となると、楽しいだけじゃないからね。

ピアニストでも、
趣味でピアノを弾くぶんには、楽しいけれど、
これが、有名なピアニストとなれば、
練習もそれなりに大変だし、
手は大切だから、いつも、気を付けて過ごさなくちゃならないし、
（たぶん、保険をかけているはず）
健康管理も人並みじゃないと思うし、
・・・花粉症にでもなったら、リサイタル中に
鼻水ズルズルに連続クシャミも絶対にできないから、
強い薬を服用するんだろうし・・・。

そうそう、メンタルケアもしっかりできていないと、
緊張したり・・・いろいろやっていられないもの。
リサイタル前に、精神安定剤を服用することもできないだろうし。
まぁ、それはそれなりに、いろいろ大変なことだと思うわ。

スポーツだって、趣味でやるなら楽しいと思うけれど、
プロになったら、それなりに成績も残さないといけないし、
精神的にも、身体的にも、自己管理は想像以上に大変だし、
まぁね、
いい時はいいけれど、
多くのファンから応援されて、気持ちいいと思うけれど、
落ち目になったら、誰も振り向いてくれなくなるし・・・。

あ、"隣の芝生は青い"って・・・
芝生は青じゃなくて、緑よね！

そんなことを思ったりする日々です。

訪問、ありがとうございます。
また、遊びにいらして下さいね♪

≪素材・ＡＣ≫

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Last updated 2024.03.09 08:58:42

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