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テーマ:ガーデンを訪ねて(13)
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ここだけはなんとしてでも、訪れたい! そう思わせる庭がいくつもあります。 しかし限られた日程では、更に数は絞られ、 旅のルートを計画する作業はかなり混迷を極め・・・(笑) Barnsley House Garden 小さな魅力溢れる村や町を訪れるのが実に楽しい コッツウォルズの旅でも ここ「バーンズリー・ハウス」は 憧れの、必ず訪れたい庭でした。 01年に惜しくも他界されたローズマリー・ヴェレイさんの 情熱と愛を注がれた庭が世界的に有名なのは 多くの方の知るところ。 「あのキングサリとアリウムの小道のある庭」 といえば、ビジュアルだけでも思い当たる方もいらっしゃるでしょう。 彼女が世を去り、長男のチャールズ氏に館は継がれた、と思っていたのですが 03年になんとホテルとして営業を始めたそうだ、というのを 出発直前に知ったのでした。 (もし余裕を持って知っていたらホテルを予約しただろうと・・) ゆえに、今この庭を見学するには ホテルの宿泊客になるか、 レストランのお客になるか、の選択しかないとのこと。 ならば、と迷わず早めのランチへと駆けつけたわけです。 私達が着いたときは少し早いかな?といった時間でしたが スタッフは笑顔で迎え入れてくれ 「お庭もどうぞ後ほど、お好きなだけご覧になってください」・・と。 逸る気持ちを抑えながら頂いた イタリアン・テイストを基調とした食事は すっごく美味しかったですよ♪ しばらくすると・・ ホテルのゲストなのか、 それとも近くにお住まいになる方々なのか 粋なご婦人が伴われたご一行が外のテラスに・・・ 楽しげなおしゃべり 美しいグラスの重なりあう音・・ 心地よい、夏の昼下がり・・ 早く庭へ、と思っていたのに 食事にもたっぷりと時間をかけてしまった(笑) * * * * * 偉大なる主人を亡くした庭は もはや、そのスピリットを完全には供えていないのかもしれません。 もっと、もっと早く来るべきだったと それだけは後悔しています。 1度庭に立ったからといって全てが見えるわけではなく 季節ごとに 時間ごとに 様々な表情を見せる庭の魅力を知るには 時間などいくらあっても足りることはないのだと。。 しかし 例えば夏の日 朝日がゆっくりとその姿を現し 庭を黄金色の光で照らしていく様を見られるかもしれない そう思えば ホテルのゲストになる又のチャンスがあるのかな・・という希望が生まれ このような形になったことも 必ずしも悲観的なことではないのかもしれない・・・ そう思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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