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テーマ:ヨーロッパ旅行(4233)
カテゴリ:Viaggio (旅)
Palazzo Reale(パラッツォ・レアーレ) 王宮について。。 絢爛豪華な貴族の館の目を見張るようなスケール感に圧倒された私ですが 公開された展示室の最後にあったこちらに一番惹かれました♪ Presepio(プレゼーピオ)です プレゼーピオとは・・・ クリスマスの頃から新年にかけて飾られる キリスト降誕の場を人形で表現した模型、、といえばいいのでしょう。 今まで私も、 規模の大きなものは あのバチカンの広場の中心に飾られる 大~~きな(もうほとんど人間の大きさ)ものから 普通のご家庭に飾られていた小さくて可愛らしいサイズのものなど いくつか観たことがあるのですが。。 なんでもプレゼーピオはナポリが発祥の地、と聞いたことがあって 今回観たそれは、まさにナポリっぽいなぁ~~っと感心するものでした 幼子イエスが生まれ、東方から3人の博士が礼拝にやってくる・・ といったプレゼーピオには欠かすことの出来ない 一番重要なシーン、、なんですが この人の波にもまれ?どれがマリアだか、イエスだか・・?(爆) 実際は ほぼ中央にいる青の衣装の女性がマリア様で その隣、まさに中央にイエスが生まれたてでいらっしゃいます~♪ 美しいシーン・・・なんですけれど、、、ね? なんといっても「人の洪水」の様な(笑) (それがと~~ってもナポリっぽい!っと思うワケで・・) 独特のプレゼーピオなものですから、 一体何人登場してるのか数えきれません! (実際は1200体以上あるそうです) だけど、何よりも 人形達があたかも生きているかのように 活き活きと表現された精巧な仕事には 豪華な金色の居室よりも 私は感動を覚えます プレゼーピオってやはり 大概はそのキリストの話の大事なシーンの再現に留まってるのかな、と 思うのですが、 このスペシャル・バージョンは(笑) この町の民衆の生活を細やかに作りこんでいて 人形や動物、そして小道具とか・・ 写真に映ってないのですが なんとしっかり「スパゲッティ」を食べている人形までいたんですよ! (時代は明らかに違うんですがこの際細かいこと言うな~って感じで) なんだか人々の話し声、喧騒・・が聞こえてきそう♪ 怒鳴り声に聞こえるような、ピッチの早い言葉(ナポリ弁、か?) ・・・子供達が元気良く駆け回る通りの歓声 ・・・赤ん坊は泣き叫び ・・・おかあちゃんはおとうちゃんを叱りつけ?? ・・・ロバが引く荷馬車はひっきりなしに通りを行き交い。 なぁんて♪ 大切な信仰の一番大事な日を祝う人形達なんだけどさ ついでといっちゃぁなんだけど 俺たちのナポリっ子の暮らしぶりをしっかり見ておいておくれな!! ・・っていう職人さんの気概を感じるなぁ・・・ 18世紀にナポリで製作されたこのプレゼーピオ。 まったく・・・ 観てて飽きない、といいましょうか またこれだけ観にいってもいいなぁ・・と 思うほどで、 短時間で去ってしまうには本当に惜しい、 そんな宮殿最後の部屋、でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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