なんでもない日おめでとう
今朝、ツイッターにも書いたのですが、糸井さんの「なんでもない日おめでとう」この言葉の持つ意味を、今かみしめています。「あ~あ、毎日なんにもなくて退屈だなぁ」3月11日の、あの地震が起こる前は、そんな気持ちだったと思います。今は、もし戻れるなら、あの穏やかな、春を待つ3月11日に戻りたいです。関東の埼玉県は、同じ県内でも震度の強さが違って、6のところもあったり、うちの場合は5弱でした。「え?あれが5弱?」正直、家が崩れて、もうだめかもしれないと思いました。揺れがおさまり、外へ出てみると、ごみ収集車が、リサイクルゴミを回収中でした。「あれ?うちだけ?」誰も外へ出ていません。電話もケータイもすでにつながらず。水が出ません。あわてて、お財布をカバンに放り込み、近所のスーパーへ。スーパーではお客さんが数人、普通に買い物をしていました。とりあえず水をと、98円のペットボトルを5本。食パン一斤。ロールパン一袋。あとは惣菜数点。清算後、2階の日用品へエレベーターを使って登ろうとしましたが、そのときに強い揺れが。「外へ出てくださーい」と店長さんが叫びました。何人かいたお客さんとともに店外の駐輪場へ。ぐらぐらもおさまり、一旦家へ荷物を置き、次はガスボンベや缶詰を買おうとスーパーへ戻りましたが、もうすでに店内は危ないからと閉鎖されていました。その足でコンビニへ。ガスボンベとライターと電池をいくつか。家に着き、あちこちへメールや電話の連絡をするものの、依然通じず。テレビでは信じられない光景が。夫の実家は岩手です。姉家族は宮城です。「あぁ、神様、どうか無事でありますように」祈るしかありませんでした。その後、子どもたちと連絡が取れました。夫もなんとか夜7時過ぎに戻りました。気がつくと、10時。食欲はまったくありませんが、残った野菜と麺で焼きそばを作り流し込むように飲み込みました。子どもが自力で都内から帰宅。東北の親類関係も、別ルートから無事の確認ができホッとしました。今日で3日目。計画停電ということで、水くみ、充電できるものは充電し、今買い物から帰ってきたところです。スーパーは本当なら休みにする予定だったそうですが、お客さんの「あるものだけでいいから売ってほしい」という希望を受け入れてくれて、とりあえず入店でき、水やパンや少量のおかずを買ってきました。今は地震も、被災した地域の方々や親類のことも心配ですが、原発のことが不安です。嗚呼、神様。もう二度と、「たいくつな毎日だなぁ」なんてつぶやきません。お願いですから、一日も早く、静かな、平和な毎日になりますように・・・。もちろん、私たちもまわりの方々と力をあわせていきますから・・・。