昨日、取引先にお使いに行った時の話し
最寄りの駅から歩いていたら差し掛かった交差点
どこから「ニャ~」と鳴く声
交差点の右折方向見ると、一匹の三毛猫
急いでいたから構えなかったケド、でもパッと見、左耳がないように思えた
でも首の所に赤いのあったからなぁ
多分、首輪…だよね
気になりつつも、取引先へ足を速める
用も済み駅に向かって差し掛かったさっきの交差点
向こう側から、ビニール袋を下げた女性がやってきた
そのビニール袋に向かって「ニャ~、ニャ~」言ってるさっきの猫
でも女性はお構いなしに歩いて去って行った
ポツンと居る猫
かやばが声掛けると「ニャ~」とだけ鳴いた
よくみると、やっぱり左耳が無い…
それだけではなく、目もあまり見えないらしい
大丈夫かな?と思っていたら、こちら側に曲がってくる車
普通、猫は警戒心が強いので一目散に避難するのだが、逃げない
右側の耳も、聴力が低下しているのかも…
仕方がないので、「あっちだよ」と軽く押しながら道の端へ誘導
安全な場所に来た所で車が曲がって来て
運転手さんの一言
「ありがとうございます」
その言葉は間違いなく、かやばに向けられた言葉
猫好き、なのかな?
やっぱり猫が傷つくのは見たくないからね
なんだか、そんな気持ちが通じた気がした
端っこに行った猫をちょっと撫でる
首にはやはり赤い首輪
ちょっと痩せ気味、かな?
ご飯もらってない、と言うより病気かもしれないね
本当はもっと撫でていたいんだけど…
あまり時間がないからね
今日はバイバイだね、と思い手を振る
振り向いたらおばさまがニコニコ笑顔で一言
「ありがとうね」
そのおばさま、猫の飼い主さんらしく、猫に向けてビニール袋をカサカサいわせてました
そして、それが合図かの如く、「ニャ~ニャ~」すり寄る猫
その猫を優しい眼差しで見守るおばさま
さっき、ビニール袋を持った女性に寄ってたのは、こう言う理由だったのね
また、お使いに行った時に逢えたらいいなぁ
そう思って会社への道を急ぐのでした
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あの猫は病気かもしれない
耳が片方無いのは事実
残っている方もそれ程よくなさそう
目も恐らくそれ程見えていない
それでも一生懸命生きている
それでもかけがえのない命を守っている人がいる
それでも暖かく見守ろうとしている人がいる
大切な事を再認識した、蒲田のお昼でした