テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ご近所物語
苦しい事もあれば、楽しみも日々の中に見出さないとやってられんわ!!と、連休にいろいろと気分転換を試みている。 特に目目さん一家にはここのところお世話になりっぱなしだ。 先週は彼らが最近借りた山の家に招待してもらい、今日は今日で目目さんの20歳の(大うそ)誕生日に招待してもらった。 *** 山の家はミラノから2時間ほど北西に行ったところで目の前に大きな川があり、適度に我が田舎町ほどに拓けていて快適だ。ここに住んでいる人の大半は目目さん一家同様、近隣都市から週末だけ来る家族である。 天気予報では雨が心配されたが、ここはイタリア。大はずれにはずれて、滞在3日間は小春日和のいい天気。 1日目の夜はピッツェリアで夕食を取り、2日目の昼はおっとが南米料理を、夜は我々以外、すべて小さな子供連れの山のご近所さんたちとレストランに繰り出し、幼稚園の遠足にでも参加したようなすごい騒ぎだった。3日目には目目さん作チーズフォンディユを堪能し。。。 ちなみにTOPはおっとと目目さん共同作「バナナ団子のスープ」。こうやってプロの目目夫様に写真に撮られると違う気品漂う料理のように見えてしまうのがすごい。 「楽しい山」、というより「おいしい山」、と書いたほうがぴったりな滞在だった。 せまい山の町なので、散策に外に出かけると必ず知り合いにぶつかり、バカンスに来ている人々は急ぐ用事もないので、おしゃべりに花を咲かせる。子供たちは子供たちで勝手にじゃれて。。。 イタリア人はバカンスの時、日本人のようにあちこちを旅するタイプと、毎回同じところで過ごすタイプがいる。 そういえば全然職種も住んでいるところも違うイタリア人達が集まったパーティでどうやって知り合ったのか聞くと「わたしたち、小さい頃から山(又は海)の友達なの。」という答えが返ってくることが多いのだが、このとき、なんだか納得できた気がした。 小さい子供がいる家族などは、やっぱり行動範囲が制限されるから、こうやって山や海に家を買うか、長期で借りて過ごすのが快適である。子供も街には街の友達、山や海にはそこの友達がいて、親も安心して子供を他の子供たちに任せて自分たちのバカンスが楽しめるというものだ。 あるひとは、釣りを楽しみ、あるひとはカヌー、あるひとはテニス、とさまざま。近隣には小さな山岳町があって、散歩に訪れるのもいい。彼らは思い思いに山の生活を謳歌している。 これが知らない土地の見物などでは小さな子供連れではやはりゆっくり楽しめないだろう。 昔、仲のよかったイタリア人の家族もマッジョーレ湖畔に家を持っていて、そこばかりに通っていて、何度かお邪魔させてもらったのだが「飽きないのかなあ?」と不思議だった。 今、その飽きない気持ちがわかるようになってきたのは、歳を取ってきたからだろうか?? *** そして今日はミラノの目目さん宅のベランダにて目目さんの誕生日パーティ。 以前、目目娘ちゃんの誕生日パーティにも招待してもらって、その時もかなり「おいしかった」のだが、今回は更にハイパーだった。 大人の誕生日なので、大人の参加者、日本人の大人が多かったからなのか? 酔うと性格が変わる人々が出現し(イタリア人はどれだけ飲んでも酔わないので、こういうところがいつも少し物足りないと思うわたしなのである。)、かなり面白かった! そんな日本人の酔っ払いを扱い慣れていないイタリア人たちが、目を白黒させながら、応対するさまが更に愉快で、笑いが止まらない。 ああ、日本の飲み会が懐かしいよ。というか、正体を無くすまで飲み明かした大学時代が懐かしいわ。 おっとは相当うれしそうだった。「こうじゃなきゃ、こうじゃっ!!ねえM村さん、一緒にサルサ、踊ります?」 南美洲人には酔っ払った日本人がちょうど釣り合いが取れるようだ。 何はともあれ、目目さん、20歳のお誕生日、おめでとう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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