テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:イタリアお役所戦記
すみません、ごぶさたしてます。
会社でわたしと仕事がペアのマッシモの奥さんが無事、1週間前男の子を出産しました!!めでた~~~い!!!! のはいいけど、なんで男のお前まで出産前後2週間も産休取るんだよっ!? で、今週から出勤したのはいいけど、赤ちゃんの同じような写真1000枚持参でのろけ話をしながら各部署廻ってないで仕事しろよっ! 日本でも子供が産まれたときって、みんなこうなのか?!体験したことがないからわかりません。 まあ、こんな彼もやっと落ち着いてきてPCの前に座るようになったので、やっと日記を書く余裕が出来ました。 書けなかったこの10日間、それはそれはそれはそれはそれはそれはそれはそれは、いろいろなことがあったのですが、 「喉元過ぎれば熱さも忘れる。」 なんか、突っ込んで書く気も失せております。 ******* 現在も普段とは違う環境の真っ只中なのだが、 この10日間のビッグニュースといえば、やはり以前にも日記にした「滞在許可証問題」。 ちなみに前回までのストーリー。 この日に至るまでは腹が立ちすぎて皆さんに報告する気も1回目以降は失せていたのですが、今回、入管クエストウラに行った回数は3回。 2年前は我々だけで自力でやって「3度目の正直」で取れた。しかもまだ「正規滞在外国人」、つまりまだ古い滞在許可証が有効な状態のうちにだ。 今回は3回も行くのがイヤだったから、大枚はたいて何ヶ月も前から代行業者に頼んだのに。 今回1回目:クエストウラに出頭するのは予約が必要なのに、代行業者はそのことを知らず、予約なしで行って追い返された。 今回2回目で入管クエストウラを追い返されて3回目に再出頭しなければいけなかった理由は: おっと→全て書類は揃っていたのに、何ヶ月も前、つまり代行業者に渡した時点に作成した1つの書類の有効期限が何ヶ月にも至る入管クエストウラ通いのうちに、切れていた。 わたし→致命的な会社の契約書書類の違い。わたしは契約社員なのだが、永久許可証を申請するには正社員でなければならなかったのだ。(しかし市役所の予約表にははっきり「契約社員用必要書類」と書いてあったのに!) あははははは~~~~。笑ってしまいました。 やい女狐、目ぇ開いて仕事せいやっ!!!!!! しかしわたしは今回自分だけの永久許可証を手に入れられなくても、おっとの扶養家族としての選択肢がある。 だから余計におっとの書類の期限切れが腹が立ってしかたがない。わたしは怒りを抑えながら女狐に「。。。いったいどういうことでしょう、なんでクエストウラに行く前に書類を確認しなかったんです?」 女狐「あなたのことは、あなたの会社の秘書の方に以前、説明しましたよ。それであの契約書は、わたしの責任ではありませんわ!」 わたしはカッとなって「そうじゃなくて、おっとの書類のことといい、あなたが事前にコントロールしていればこんな無駄足を踏むことは。。」と目をつりあげて言いかけるとおっとがわたしをこづいて首を横に振る。 女狐「すぐにまた予約をしなくてはね。あなたたちの滞在許可証はもう切れてるんですから。あ、でもわたくし今週はスケジュールが詰まっておりまして。。あなたがたが直接市役所に行った方がよいと思いますわよ。予約が取れたら日時を教えてくださいね。それでは失礼いたします。」と早口に一気にまくしたて、逃げるように去っていった。 わたしはぽか~んと彼女を見送っておっとに振り返り「さっき、どうして最後まで言わせてくれなかったのよ!あんな女狐、お金返してもらって次回は自分たちで行けばいいじゃない!!」 おっと「奴らはぼくらのオリジナルの書類をいくつか持ってるんだよ?ヘタに怒らせたらお金どころか、それすら返してくれないよ。」 く~、情けない。 そんな昔に取ったオリジナルなんて、どうせ何個かは有効期限が切れてるんだから、面倒だけどまた取り直せばいいことじゃないか!! わたしは最悪の事態を想定して、警官がつき帰してきた書類の山からかろうじてこれだけは作り直せないオリジナルの滞在許可証だけは自分のポケットにGETしたのに!!! クエストウラで不備がないようにすることに、1回ぽっきりで事が済む目的で、それを仕事としているやつらに大枚をはらって依頼したと言うのに、今までやつらがやったことといえば、書類のコントロールすらせず、クエストウラの前で順番待ちだけしてただけじゃないか!? こんなずうずうしい奴らに何も言えない弱いおっとがイヤだ~~!!!!! しかししかたがない。わたしたちはすぐ翌週市役所に、3回目のクエストウラの予約を取りに行ったのだった。 前の晩はハラハラして眠れなかった。取れるだろうか? だって、もう滞在許可証が切れて2ヶ月と4日が過ぎていた。法律では切れてから2ヶ月までが滞在の限界である。 市役所の外国人課に早めに行くとわずかの差でルーマニア人の夫婦に追い越されてしまったが、2番目だった。 待合のイスのある廊下で座って待つ。 3番目にルーマニア人の女性とアメリカで結婚して彼女の息子をルーマニアから呼び寄せたために来た、というなんだかいばった感じの中小企業のスケベ社長タイプのイタリア人の親父が息子と共にやってきた。 そして次々にいろいろな国籍のガイジンがやってきたが、開館時間の10時になってもまだ外国人課の担当者はやってこない。 10分ほど遅れて担当者のおばさんがやってきた。それから20分ほど他の市役所の人とおしゃべりをしながらPCを立ち上げている。 心臓が破れるんじゃないかと思うぐらいどきどきしながら待った。というのも、この待ち時間で1番目のルーマニア人から「俺の友達も、何回も通っているうちに期限切れでダメになって、今裁判起こしてるよ。」なんて不吉なことを聞いたのもある。すでに2個の裁判を抱えているのにもうこれ以上は抱えたくない。 やっと担当者のおばさんが顔を出した。 強いドイツ語訛りで「PCが壊れました。修理屋が来るまで予約ができません。予約以外の用事の方~。」 OOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!???? チュニジア人らしき男性がいそいそと入室した。 我々はしかたがないのでぶつぶついいながらイスに座りなおす。 3番目の社長さんはアメリカでほとんどの人生を過ごしたひとらしい。 「まったくイタリアという国は。。なんでイタリア人のわたしまでがこんな苦労をしなければならないんだ?」と大声でぼやいている。 そしてわたしが日本人だとわかると「日本のほうがよっぽどいい国だろう。なんでイタリアなんかに住んでいるんだい?」 わたし「。。。。。。」 言い返せなかった。まったくだ、なんでこんな国に住んでいるんだろう?涙 チュニジア人がまだ部屋にいる間にやっと修理屋が来て、修理して出て行った。 1番目のルーマニア人の夫婦が駆け込むように入室する。 待った。 待った。。。 長い。 時計を見れば彼らが入室してからもう30分は過ぎている。 クエストウラの予約だけ取るのに、こんなに時間がかかるものなのか!? やっと彼らが苦笑いをしながら出てきた。わたしたちが立ち上がるとすれ違い様に「まだPC、調子がよくないみたいだよ。」と言った。 わたしたちはようやく入室することができた。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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