テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:エクアドル人のおっとを持つと
先週末、キャッシュカードでスーパーの買い物をしようとすると使えなかった。
レジのおばさん「あら?ときどき機械が読まなくなるのよね。え~と。」とカードをこすったり息を吹きかけてくれたのだが無駄。 その時点で経験者のわたしはすぐにピンと来た。 カードのせいじゃない、口座に残高がないのだ! わたし「あ。。じゃあいいです。クレジットカードで払います。おっと、さっさと出して!」とさりげなくかわす。 我が家はいつも貧乏だ。 昨年ももうどうしようか?というぐらいのピンチに陥ったが、今年は更に大ピンチ。 前回は給料日まであと何日、というところでお金が残り少なくなっていた。 今回は月半ばにしてすでに残高ゼロ!! まだ家のローンも家具のローンも引かれてないというのに!!! おっとは頭を抱えた。「いったいどういうことだ、なんでもう残高がないんだ!?」 わたし「。。。。。。。。。。。。。。わからんか?」怒 ちょっと前に書いたと思うが、おっとはまたもやヤギ的行動を起こし、通りすがりのステファノを従業員として雇ったのだ。 おっとが考えていたような、 「従業員を見つけました。」→「さ、じゃあ今日から働いてね。」 ではすまない。 「従業員を見つけました。」→「ウイリアムのお母さんちの庭で数ヶ月野ざらしになっているワゴン車取りに行かなきゃ。」→「ずいぶん動かしてなかったからバッテリーがあがってる。交換しなきゃ。」→「車両保険かけなきゃ。」→「ガソリン満タンにしなきゃ。」→「もろもろのステファノの書類、揃えなきゃ。」→「契約先の制服、注文しなきゃ。」→「契約先の研修受けさせなきゃ。」→「あれやこれや。。」 で、すでに家や家具のローンで余分なものを払うお金がいっさいないはずの我が家から、おもしろいようにお金が飛んでいった。 これではローンの支払い前にお金が尽きることは当たり前である。 その上、以前骨折したときの社会保険が、結構な額で降りたのだが「これで年末は日本に帰れるかな。。」などと夢を見ているうちにこれまでも瞬く間に使い切られてしまったのである!!! わたし「うっき~、金返せ!!」 おっと「今、そんなこと言ったってないのはわかってるでしょ?ステファノの収入が入りだしたら(←ちなみに2ヵ月後以降)少しずつ返していくよ。」 なんだと!? おっとの「そのうち返す。」という言葉ほど当てにならないものはない。 わたしは家を買ったばかりなのに、こんなに性急にワゴン車を買うことも、従業員を雇うことも、大反対だった。 「せめて2年間の家具のローンが終ってから。。」と繰り返して言って来たのに勝手に資金もないのに、突っ走って、ローンのためにしかたがないから銀行口座を共同名義にしているおかげで、この野朗、わたしの汗と涙の結晶の給料と足の骨折の代償を使い込みやがって!! お嬢育ち、堅実派のわたしにこんな屈辱的な極貧生活を何年味わせれば気が済むんだっ!!?? わたし「突っ走る前に考えろっ!わたしがいい被害者だ!!!!!!!!!!」 この叫びを聞いてナイーブなおっとは「え、被害者だなんて、そんな。。。。。。。。」とほんのちょっと傷ついたようであった。 というわけで現在金策に奔りまわっているおっとである。 昨日は「生命保険を解約してそれを口座に入れる!」と真顔で言ったので慌てて停めた。そんな中途半端に多い額、すぐにわたしの社会保険のように知らない間に使い切るだろうし、今解約したところでちっともお得にならないからだ。 そういえば、更に怒りを増幅させることが。 おっとがおととい「いつ終るか、そして勝つかわからない裁判が終るまで待ってられないし、屋根の修理は友達に頼んだら安く済みそうだから、全部やっちゃおうよ。」と思いつきの素晴らしいアイデアにウキウキと声を弾ませながら、わたしの会社まで電話をかけてきて言ったのだ。 わたし「。。。え。それはいいけど弁護士に聞いてみないと。この修理も最小限、って言われたばかりでしょ?裁判中にそんなことするんだったら、きっといちいち証拠になる領収書だっているだろうし、今回土方の友達は仕事外に修理してくれただけだから、当然闇労働だろうし。そうだ、今回のこれはどうなるかは弁護士に聞いた?」 おっと「いや。。。実は何も話してないんだよ。電話する時間がなかった。」←ちなみに1週間の猶予があった。 わたし「え?ええええええええええええええ!!!!!!?????」 おっと「だって、だって。。。。ずっと前にちょっとぐらい修理していい、って言ってたような気がするし。」 OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 確証もなしに勝手なことするな!! わたしは慌てておっとをせかして電話させた。わたしは会社だったし、どんな会話が交わされたかは知らない。 その日の帰宅後。 わたし「弁護士なんて言ってた?」 おっと「次の通達が来るまで絶対屋根に触るなって。雨が降るごとに写真を撮りなさいって。」 わたし「やっぱり。で、屋根を勝手に修理したこと、なんて言われた?」 おっと「う。。。ううん。それ、言わなかった。次に雨が降ったら電話かけなおすよ。」 こ。。。この野朗。いったい何のために電話をかけたんだ!? 雨漏りの心配はなくなったが、この勝手な修理が今後の裁判に響く、新たな心配が生まれたのだった。 おっとよ、たまにはオチのない心の平安を与えてくれ。。。。_| ̄|○_| ̄|○ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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